文藝・学術出版鳥影社

岐阜から全国に発信する新人文学賞「小島信夫文学賞」
このエントリーをはてなブックマークに追加
HOME>コラム>読者が思わず読みたくなる【本のタイトル】とは?

読者が思わず読みたくなる【本のタイトル】とは?

読者が思わず読みたくなる【本のタイトル】とは?
原稿の内容がどんなに素晴らしいものでも、原稿の顔である
「タイトル」に読者を惹きつける魅力がなければ、読まれることなくそのままお蔵入りになる可能性が高いです。

しかしタイトルに魅力があれば、読者に手に取ってもらえる確率が上がり原稿を読んでくれるキッカケを作ることができます。

より多くの読者に読んでもらうためには、原稿にどのような
タイトルをつければ良いのでしょうか?

原稿のタイトル付け【基本編】

原稿のタイトル付け【基本編】
原稿のタイトルを考える時に意識すべきことは、「この原稿内容をどのように一言で表現するか」ということです。

無名の作家になればなるほど、何百ページと書いたにも関わらず原稿のタイトル1つで、読まれるか読まれないかという判断材料にされてしまいます。

最も簡潔に原稿内容を表したタイトルの1つには「吾輩は猫である」があります。
タイトルを見る限り、猫の話だと分かります。
また、猫が「吾輩」「である」という言い方をしているところも独特な雰囲気を生み出しているため、読者の興味を惹きつけます。

常識とは逆のことを言う

私たちの中で一般的と考えられていることと、正反対のことをタイトルにすると注目度が上がります。
『英語は絶対勉強するな!』や『巻くだけダイエット』といったタイトルは読者に「えっ?どういうこと?」という疑問を生ませるため、読者が内容に興味を覚えて本を手に取るようになります。

読者に疑問を投げかける

読者に疑問を投げかける
多くの人が疑問に思っていながら、答えを知らないことは世の中にたくさんあふれています。

その疑問を見つけ出しそれをタイトルに生かすことで、読者の
「知りたい」という欲求を引き出しましょう。


有名な本のなかでは『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『若者はなぜ3年で辞めるのか?』といったものがあげられます。

こういったタイトルをつけることで、「疑問に対する明確な答えを書いている」というアピールにもなり一石二鳥です。

テレビの番組表を見るとクイズ番組が多い、ミステリー小説や探偵ものは時代を問わず人気が高いですよね。
こういったことからも推測できますが、私たち人間は謎が好きな生き物です。
例えば手品を見れば、タネがあると分かりつつも「なぜ?」「どうして?」「どうなっているの?」「どうなるの?」と興味が湧き起こります。

人間に備わっている好奇心を、原稿のタイトルによって刺激できれば読者に手にとってもらえる可能性が上がります。

本のタイトルは読者に向けた最初で最後のアピール手段です。
読者の心に訴えかけるようなタイトルをつけて、一人でも多くの方に読んでもらいましょう!

【原稿募集】はこちらから
www.choeisha.com/pub/