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『千利休より古田織部へ』久野治 著 ◎わが著書を語る 久野治 茶聖と呼ばれる千利休(1522~91)には7人の高弟がいた。後世に“利休7哲”といわれる人びとである。その末席に武将茶人である古田織部(1544~1615)が載せられている。私は長年にわたる古田織部研究から、織部こそ利休茶道の真の後継者である、という確信をもつにいたった。 |
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『千利休より古田織部へ』久野治 著 千利休に比べ、岐阜出身である古田織部の研究書ははるかに少ない。それは、織部が家康により切腹に追い込まれたため、江戸時代に人々から遠ざけられていたことが一因だが、最近は手に取りやすい研究書が出そろってきた。その大きな一角をなすのが、‥‥ |
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『千利休より古田織部へ』久野治 著 芸術家による芸術家論 小説・評論 清水信 芸術家による芸術家論は、二重の楽しみがある。作者の芸術観がうかがえる上に、拮抗し対立し、また協調し拡大する芸術家像が、未来性を感じさせるからである。 |
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『千利休より古田織部へ』久野治 著 小誌おなじみのORIBE研究家・久野治さんから表題の著書を寄贈された。1923年岐阜県多治見市生まれの久野さんは、詩や俳句、絵の才能にも恵まれ著書も多数あるがなかでも古田織部の研究には並々ならぬ情熱を傾けてこられた。昨年12月号の小欄に画文集『オリベ焼き100選』(中日新聞)を寄贈されたが、それ以前にオリベ関連の著書として『古田織部の世界』(鳥影社)『古田織部とその周辺』(同)などがある。 |
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