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ヴィレハルム ティトゥレル 叙情詩   ヴィレハルム ティトゥレル 叙情詩

ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ 著
小栗友一 監修・訳

キリスト教徒と異教徒間の戦いを、両方の視点から重層的に描いた「ヴィレハルム」は、優れた十字軍文学として、今日的価値を持つ。
さらに小品「ティトゥレル」と叙情詩を追加し、中世盛期ドイツの最も重要と言われる詩人の作品を完訳。

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著者略歴
4180円(税込)
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ
(Wolfram von Eschenbach, 1170年代 - 1220年頃)
中世ドイツの詩人。
『ニーベルンゲンの歌』とともに中世ドイツ文学の最も重要な叙事的作品とされる『パルチヴァール』または『パルツィヴァール』(ドイツ語: Parzival)は彼によるものである。叙事詩の他の2作品、十字軍文学でありながら「寛容の精神」を訴える『ヴィレハルム』と若い男女の瑞々しい恋を悲劇の予感を漂わせながら描写する『ティトゥレル』も魅力的である。また、ミンネザングの歌人として、写本によって伝えられた作品の数は少ないが、極めて優れた叙情詩も残している。

小栗 友一(おぐり ともかず)
1942年生まれ 東京大学大学院修士課程修了 名古屋大学名誉教授 〈主要編著訳書〉 『パルチヴァール』(共訳)(郁文堂) 『中高ドイツ語小辞典』(共編著)(同学社)
発刊日
2024年3月19日
ISBN
978-4-86782-063-6
ヴィンランド   ヴィンランド

ジョージ・マッカイ・ブラウン 著
山田修 訳

コロンブスより500年も前にヴァイキングが訪れていた北米の地──ヴィンランド。
英国グレートブリテン島北東のオークニー諸島に生まれ、 ヴィンランドへの密航等、波乱に富んだ主人公の一代記。11世紀北欧の知られざる歴史物語。

北欧から北米へ海と陸をめぐる大冒険

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著者略歴
2750円(税込)
ジョージ・マッカイ・ブラウン
George Mackay Brown(1921-1996)
ブラウンは英国の北東に浮かぶオークニー諸島2番目の町ストラムネスに生まれ、生涯のほとんどをその地で過ごし、創作活動を続けた。詩、短篇、小説、エッセイなどそのジャンルは多岐にわたる。
若いころから喫煙や過度の飲酒による不摂生な生活を送り、あげく胸を患って入退院を繰り返し、ついに正業につくことはなかった。30歳直前に、同じオークニー出身のエドウィン・ミュアが学長をしている社会人対象のニューバトル・アビー・カレッジに入学し、ミュア夫妻から創作上の薫陶を受けた。40歳のときカトリックに改宗。エディンバラ大学へと進み、 G. M.ホプキンズについての修士論文を提出。
作品の主題の多くは、 9世紀から13世紀までオークニーを中心に続いたヴァイキング王国の聖マグヌスの生と死を初めとして、オークニーの歴史・風土にかかわる。アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーのことば「彼はすべてをオークニーの針の目を通すことによって変容させる」は、ブラウンの特質を端的に言い表している。

山田 修(やまだ おさむ)
早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。スコットランドのダンディー大学にて在外研究(1988-89)、スコットランド文学、特にジョージ・マッカイ・ブラウンに関する資料を収集。現在、獨協大学名誉教授。
訳書に『ロバート・バーンズ詩集』(共訳、国文社、2002)、G. M. ブラウン『島に生まれ、島に歌う』(共訳、あるば書房、2003)、同『グリーンヴォー』(共訳、あるば書房、2005)、同『守る時』(あるば書房、2007)など。またH. D. Spear (ed.) George Mackay Brown- A Survey of His Work and a Full Bibliography (The Edwin Mellen Press, 2000)の書誌を担当。
発刊日
2023年12月25日
ISBN
978-4-86782-062-9
ルイーゼ・リンザーの宗教問答 —カルトを超えて   ルイーゼ・リンザーの宗教問答 —カルトを超えて

ルイーゼ・リンザー 著
中澤英雄 訳

悩める若者たちとの問答を通じて、宗教の本質に迫る。
「カルト」の台頭がドイツ社会を揺るがしていた頃、『波紋』『ダライ・ラマ 平和を語る』等で知られる人気作家だった著者は若者たちに寄り添い、「愛」と「理性」の道しるべを示した。

「キリスト教、仏教等をはじめ、あらゆる宗教の根本にあるべきものは人類愛である」という観点から、カルトに惑わされないため「真贋を見分ける理性の目を養う」ことの重要性を示す。今あらためて必要な書。

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著者略歴
1980円(税込)
Luise Rinser (ルイーゼ・リンザー)
1911年にドイツ・バイエルン州で生まれ、2002年に没。カトリック信仰をバックボーンにした作家であるが、『ダライ・ラマ平和を語る』(人文書院)にも表われているように、仏教、グノーシス、神秘主義など他の宗教にも積極的に取り組んだ。環境保護運動にも参画し、一九八四年の大統領選挙では、「緑の党」から大統領候補に担ぎ出された。児童書『なしの木の精スカーレル』(福武書店)には環境派としての面目がうかがえる。彼女の作品は世界二十数ヶ国で翻訳・出版され、ドイツ国内だけでなく、海外でも多くの文学賞を受賞している。 その他の邦訳書:『人生の半ば』(三修社)、『美徳の遍歴』(朝日出版社)、『噴水のひみつ』(佑学社)、『傷ついた龍』(未来社)、『波紋』(岩波書店)など。
発刊日
2023年6月18日
ISBN
978-4-86782-011-7
グリム・ドイツ伝説選 暮らしのなかの神々と妖異、王侯貴顕異聞   グリム・ドイツ伝説選
暮らしのなかの神々と妖異、王侯貴顕異聞

鍛治哲郎 選訳

童話集と並ぶグリム『ドイツ伝説集』の中から、神や妖異、王や国々にまつわる興味深く親しみやすい、これだけは読んでほしい話を選ぶ。

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選訳者略歴
1980円(税込)
鍛治 哲郎(かじ・てつろう)
1950年大阪府生れ。
神戸大学教養部、東京大学教養学部・総合文化研究科、鎌倉女子大学教育学部に勤務。東京大学名誉教授。
専門はドイツ近代文学。著訳書に『ツェラーン 言葉の身ぶりと記憶』、『グリム ドイツ伝説集』など。
発刊日
2023年6月8日
ISBN
978-4-86782-022-3
四分室のある心臓   四分室のある心臓

アナイス・ニン 著
山本豊子 訳

―愛そのものは人生が続いていくようにとぎれない―
人と関わることの真摯さが洞察と優しさを育んで、アナイス・ニンの物語は齟齬や間違いさえ生の糧になることを伝えつつ、心の襞をどこまでも証していく繊細さの現在形である。 (詩人・松尾真由美)

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著者略歴
2420円(税込)
〈著者略歴〉
アナイス・ニン(Anaїs Nin)
1903年、フランスはヌイイ・シュル・セーヌで生まれ、1977年、闘病の末、癌でロサンゼルスにて生涯を終える。11歳の年に母親と弟たちとともにアメリカに移住した。1930年代初頭に夫の転勤に伴いパリに居住し、作家活動を始める。40年から50年代のアメリカにて小説を発表し続け、60年代半ばに日記の出版で名声を得る。74年にダートマス大学より名誉博士号を授与される。日本へは小説『愛の家のスパイ』が河出朋久によって紹介され、66年来日に際し大江健三郎、江藤淳らとの会談が『文藝』に記録されている。89年に実弟ホアキン・ニン・クルメル、カリフォルニア州立大学バークレー校音楽学部名誉教授は来日して、関西の大学での講演やピアノ演奏会を果たす。
〈訳者略歴〉
山本豊子(やまもと とよこ)
西宮市に生まれる。1977年神戸女学院大学英米文学科卒業。1984年東京女子大学大学院文学部修士課程修了。2003年Boston College大学院英米文学MA取得。東京女子大学、東洋英和女学院大学非常勤講師。 共著:『アメリカ文学における家族』(山口書店)、Anaїs Nin Literary Perspectives (Macmillan Press) 、『[作家ガイド]アナイス・ニン』(彩流社)
訳書:アナイス・ニン『心やさしき男性を讃えて』(鳥影社)、アナイス・ニン『信天翁の子供たち』(水声社)
共編訳:『アナイス・ニンとの対話 インタビュー集』(鳥影社)
発刊日
2023年4月22日
ISBN
978-4-86782-001-8
メスメリズム —磁気的セラピー—   メスメリズム —磁気的セラピー—

フランツ・アントン・メスマー 著
ギルバート・フランカウ 編
広本勝也 訳

催眠学、暗示療法の祖、メスマーの生涯と学説。
スピリチュアル・サイコロジーの概略も紹介している基本文献。
待望の本邦初の完訳!

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著者略歴
1980円(税込)
〈著者紹介〉
フランツ・アントン・メスマー(Franz Anton Mesmer, 1734-1815)
オーストリアの医師。ウィーン大学で医学を修め、『人体への惑星の影響について』(1766)という博士論文を提出した。宇宙には磁気が偏在するという仮説のもとに「動物磁気」説を提唱。ウィーンやパリで行った治療は暗示療法の先駆けと考えられ、後にメスメリズムと呼ばれるようになった。
〈編者・英語訳者紹介〉
ギルバート・フランカウ(Gilbert Frankau, 1884-1952)
イギリスの小説家。パブリック・スクールの名門イートン・コレッジ卒業。第一次世界大戦で出征し前線で戦った。第2次世界大戦でも従軍。
作品はLove Story of Aliette Brunton(1922)、映画化されたChristopher Strong(1932)、Royal Regiment(1938)、World without End (1943)、Michael’s Wife (1948)など、多数ある。
〈日本語訳者紹介〉
広本勝也(ひろもと かつや)
慶應義塾大学大学院博士後期課程満期退学。
現在、慶應義塾大学名誉教授。専門は米英の詩と演劇全般。
〈論文〉「仮面劇の起源と原型」(植月恵一郎編『英文学のディスコース』北星堂書店、2004)、「正岡子規とH. Spencer──『文体の哲学』について」(『比較文化研究』No. 98、2011)、「シルヴィア・プラス──軽薄と絶望」(『慶應義塾大学日吉紀要:英語英米文学』No. 61、2012)、他。
発刊日
2023年3月31日
ISBN
978-4-86782-010-0
科学捜査とエドモン・ロカール フランスのシャーロック・ホームズと呼ばれた男   科学捜査とエドモン・ロカール
フランスのシャーロック・ホームズと呼ばれた男

ジェラール・ショーヴィ 著
寺井杏里 訳

ロカールがいなければ、「CSI」シリーズも「科捜研の女」も誕生しなかったかもしれない?
現在の科捜研の礎を作ったエドモン・ロカールの生涯を描く一冊。

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著者略歴
2860円(税込)
ジェラール・ショーヴィ
1952年生まれ。フランスのジャーナリスト、歴史研究家。
主に出身地のリヨンや、第二次世界大戦中の歴史、レジスタンス活動に関する数多くの著書を出版(いずれも日本では邦訳なし)。
歴史雑誌「Historia」などに寄稿。

寺井杏里(てらい あんり)
上智大学文学部フランス文学科卒業。翻訳者。日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員。訳書にレウヴァン『シャーロック・ホームズの気晴らし』、ルムティ『ホームズ、ニッポンへ行く』(国書刊行会)。
発刊日
2023年3月13日
ISBN
978-4-86782-009-4
バイロン詩集 —ヘブライの歌—   バイロン詩集 ─ヘブライのうた─

藤井 仁奈 編訳
あきのな 絵

「若い人々にバイロンの面白さとかっこよさを届けたい」
という訳者の熱い思いが結実した本邦初の完訳本。ユダヤ・ヘブライの伝記や歴史を背景に、ストーリーを持った詩として順に並べたので、戦火に故郷を追われた人々の心情がより伝わりやすくなった。今世界が必要とする一冊。
女性訳者と女性イラストレーターの新鮮なコラボにも注目!

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訳者略歴
1980円(税込)
藤井仁奈(ふじい にいな)
日々労働に明け暮れる文学愛好家。英語文学等講師(文教大学他にて勤務)、イギリス・ロマン派学会会員、日本バイロン協会会員、中原中也の会会員、日本メディア英語学会会員。 共著書に、『『天保十二年のシェイクスピア』研究―井上ひさし・追悼プロジェクト』(文教大学出版事業部)、論文に、「小林秀雄の〈オフィーリア〉」(『中原中也研究』第二十三号)、「ランボーのオフィーリア」「お冬―井上ひさしのオフィーリア」「巧みな語り手―バイロンの「闇」をめぐって」(以上文教大学文学部紀要)などがある。
茶と歴史とアートも大好き。本当は詩人になりたい。
発刊日
2023年2月13日
ISBN
978-4-86265-987-3
リヒテンベルクの手帖 索引   リヒテンベルクの手帖 索引

𠮷用 宣二 編

18世紀最大の「知の巨人」が残した記録
本邦初となる全訳完全版I、IIの索引
「リヒテンベルクの図形」で有名な自然科学者であり、啓蒙の思想家であったリヒテンベルクが、全科百般を論じ、恋愛や自分の内面(夢)をも観察し記録した、人間的魅力あふれる手帖。それを全訳した既刊I、II巻のための索引。

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著者略歴
8580円(税込)
𠮷用 宣二(よしもち せんじ)
1952年 滋賀県生まれ
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
東北学院大学名誉教授
訳書:
ルートヴィヒ・ホール『覚書』2016年、晃洋書房
セース・ノーテボーム『サンティアゴへの回り道』2019年、水声社
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク『リヒテンベルクの手帖I』2021年、鳥影社、『リヒテンベルクの手帖II』2022年、鳥影社
発刊日
2023年1月26日
ISBN
978-4-86265-997-2
フランスの子どもの歌Ⅱ 50選   フランスの子どもの歌Ⅱ 50選 —読む楽しみ—

三木原 浩史/吉田 正明 著

前著に引き続き、時には子どもの歌も大人の歌も区別がなかった、―「子どもは小さな大人」だった、― 頃の元歌にさかのぼって考察し、一見単純な、あるいは荒唐無稽な歌詞に潜む人間の本性を、欲望や愚かさも含めて明らかにしている。
なお、本著の特色は、前著同様、フランス語を知らなくても「楽しめる読み物」であること、同時に「フランスの子どもの歌事典」の役割も兼ねていることにある。

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著者略歴
2200円(税込)
三木原 浩史(みきはら ひろし)
1947年 神戸市生まれ。
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程仏語学仏文学専攻中退。
経歴 大阪教育大学教育学部助教授、神戸大学大学院国際文化学研究科教授を経て、現在は、神戸大学名誉教授。シャンソン研究会顧問。浜松シャンソンコンクール(フランス大使館後援)名誉審査委員長
専門 フランス文学・フランス文化論。
著書 『フランスの子どもの歌50選』(鳥影社、2021年)『すみれの花咲く頃、矢車菊の花咲く時』(鳥影社、2017年)、『改訂版シャンソンのエチュード』(彩流社、2016年)ほか多数。
論文 シャンソン・フランセーズ、ロマン・ロランに関するもの多数。
訳書 ロマン・ロラン『ピエールとリュス』(鳥影社、2016年)ほか。

吉田 正明(よしだ まさあき)
1957年 米子市生まれ。
1986年 広島大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得後退学。
経歴 広島大学文学部助手、信州大学人文学部助手、助教授を経て、現在は、信州大学人文学部教授。シャンソン研究会代表。長野日仏協会会長。東京シャンソンコンクール審査委員
専門 フランス文学・フランス文化論。
論文 「フランスの子ども歌の誕生」(『シャンソン・フランセーズ研究』第13号所収、2021年)、「ガストン・クテとその時代」(『信州大学人文科学論集』第8号所収、2021年)、「19世紀フランス詩への民衆歌の影響」(『信州大学人文科学論集』第7号所収、2019年)、「ベルエポックとシャンソン─カフェ・コンセールのスターたち─」(『広島大学フランス文学研究』第31号所収、2012年)
その他、19世紀フランス詩、シャンソン文化史に関するもの多数。
発刊日
2023年1月15日
ISBN
978-4-86265-995-8
うたはなぜ滅びないのか   うたはなぜ滅びないのか 進化、認知、シェイクスピアのソネット

ブライアン・ボイド 著
小沢 茂 訳

人がこの世にある限り、詩は生き続けるのだ。
文学研究の世界的重鎮が「進化論批評」で解き明かす不滅の叙情詩の世界̶̶魅惑のカレイドスコープ。「ヘレン・ヴェンドラーのThe Art of Shakespeare's Sonnets以降、『ソネット集』について書かれたもっともすぐれた論考である」(マクドナルド・ジャクソン、オークランド大学教授)
「ボイドは未来の文学研究がどのようになされうるか、なされるべきか、その方向性をわたしたちに示してくれた」(ジョナサン・ゴッツチョール、ワシントン&ジェファーソン大学教授)
「見事な学術的著作である……掛け値なしに独創的で、シェイクスピアの『ソネット集』の膨大な研究史に貴重な一頁を加えている」(スタンリー・ウェルズ、バーミンガム大学名誉教授)
「ボイドは『ソネット集』の曲がりくねった隘路の喜びに満ちた案内人となり、その山あり谷ありの難所を見事に説明してみせる……学者の技倆と教育者としての熱意をもって、ボイドは音韻、意味、イメージのパターンを次々に暴き出す。この著作は新しい探究の扉を開いた。この探究は今後確実に発展し、わたしたちが叙情詩を持つずっと多くの理由を明らかにするだろう」(アビゲイル・ドイッチュ、『ウォールストリート・ジャーナル』紙上にて)

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訳者略歴
4180円(税込)
小沢茂(おざわ しげる)
1977年名古屋市生まれ。 2005年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。 現在愛知淑徳大学教授。
著書
The Poetics of Symbiosis: Reading Seamus Heaney’s Major Works(三恵社) 『共生の詩学』(三恵社)
訳書
ヒーニー『トロイの癒し』(国文社) ヒーニー『詩の矯正』(国文社) ヒーニー『テーベの埋葬』(国文社) コーコラン『シェイマス・ヒーニーの詩』(国文社) オブライエン『カントリー・ガール』(国文社) ボイド『ストーリーの起源』(国文社) クラーゼン『ホラーは誘う』(風媒社)
発刊日
2022年12月28日
ISBN
978-4-86265-986-6
メタ認知能力を育成する授業づくり   メタ認知能力を育成する授業づくり スコットランドの実践を基にした具体的方法

ピーター・タラント/デボラ・ホルト 著
日下智志 訳

子どもたちが自ら積極的に学習に取り組むようになるには、どのような授業が必要か。
具体的事例より考える、新しい授業づくり。
主に小学校教師・親たちへのヒント満載!

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訳者略歴
1980円(税込)
日下智志(くさか さとし)
鳴門教育大学院学校教育研究科グローバル教育コース講師。東京学芸大学教育学部卒、University of Leeds, Faculty of Social Sciences, Education and Development course 修士課程修了、広島 大学大学院国際協力研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。 学校法人岩田学園ニューインターナショナルスクールオブジャ パン教員、教育コンサルタント(国際協力機構 JICA が開発途 上国で実施する教育プロジェクトに従事)を経て現職。専門分 野は、算数・数学教育学、国際教育開発論。
主要著作 『新しい算数教育の理論と実践』(共著、ミネルヴァ書房、2021 年)
発刊日
2022年12月18日
ISBN
978-4-86265-983-5
リヒテンベルクの手帖II   リヒテンベルクの手帖II

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク 著
吉用宣二 訳

18世紀最大の「知の巨人」が残した記録本邦初全訳・全II巻の完結
「リヒテンベルクの図形」で有名な自然科学者であり、啓蒙の思想家であった著者が、全科百般を論じ、恋愛や自分の内面(夢)をも観察し記録した、人間的魅力あふれる手帖の全容が、ここにはじめて明らかになる。
II巻では資料ノート、日記等を収録
リヒテンベルクは、機知に富んだアフォリズムで有名であるように、言語表現を重視していた。 「良い表現は良い考えと同じくらいの価値がある。表現されたものを良い側面から示すことなしに、自分を良く表現することは不可能である」(「訳者あとがき」より)

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著者略歴
8580円(税込)
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク(Georg Christoph Lichtenberg)
1742‐1799年。
ゲッティンゲン大学教授(物理学)、ドイツの啓蒙期の代表的学者の一人。
著作は「ポケットカレンダー」、「ホガースの銅版画の解説」など。
「手帖」は死後に出版された。

吉用 宣二(よしもち せんじ)
1952年 滋賀県生まれ
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
東北学院大学名誉教授
訳書:
ルートヴィヒ・ホール『覚書』2016年、晃洋書房
セース・ノーテボーム『サンティアゴへの回り道』2019年、水声社
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク『リヒテンベルクの手帖I』2021年、鳥影社
発刊日
2022年8月8日
ISBN
978-4-86265-968-2
スリナム産昆虫変態図譜1726年版   スリナム産昆虫変態図譜1726年版

マリーア・ズィビラ・メーリアン 著
岡田朝雄・奥本大三郎 訳
白石雄治 製作総指揮

世界の昆虫学、植物学、博物学、芸術に大きな影響を与えた史上最高の昆虫図譜
本邦初となる全訳と全72点の図版を収録、最高のキャストが贈る至極のA3判
【限定600部】

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35200円(税込)
発刊日
2022年7月10日
ISBN
978-4-86265-915-6
ジョージ・セル ―音楽の生涯―   ジョージ・セル ―音楽の生涯―

マイケル・チャーリー 著
伊藤氏貴 訳

世界最高のアンサンブルを打ち立てた大指揮者ジョージ・セルの生涯
知られざる天才少年時代からクリーヴランドでの栄光まで、膨大な一次資料と関係者の生証言に基づく破格の評伝が初翻訳!
(音楽評論家・板倉重雄)

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著者略歴
4180円(税込)
マイケル・チャーリー(Michael Charry)
指揮者。1933年、ニューヨークに生まれる。
オーボエをロバート・ズプニク、指揮をピエール・モントゥーやジョージ・セルに学ぶ。
オバーリン大学を経て、ジュリアード音楽院で学士号と修士号を取得。
セルの下で、クリーヴランド管弦楽団の副指揮者をつとめたのち、
ナッシュビル交響楽団の指揮者、音楽監督を経て、マネス・オーケストラの音楽監督などをつとめる。

伊藤氏貴(いとう うじたか)
1968年生まれ。文藝評論家。明治大学文学部教授。
麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て、日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。
2002年に「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。
著書に、『告白の文学』(鳥影社)、『奇跡の教室』(小学館)、『美の日本』(明治大学出版会)、『同性愛文学の系譜』(勉誠出版)など、
訳書に、『塹壕の四週間 あるヴァイオリニストの従軍記』がある。
発刊日
2022年6月23日
ISBN
978-4-86265-932-3

グリム ドイツ伝説集 新訳版   グリム ドイツ伝説集 新訳版

鍛治哲郎/桜沢正勝 訳

200年の時を超えて甦る—グリム兄弟の壮大なる企て!
民族と歴史の襞に分け入る試行
完全新訳による585篇と関連地図を収録

グリム兄弟によって企図されたこの試みには、大きく分けて土地と結びついた伝説を集めた【上巻】と歴史と結びついた伝説を集めた【下巻】の中に585篇に及ぶ膨大な伝説が集められている。個別には、小人、巨人、山の精、家の精、水妖、魔女、妖精、王子、夢魔、竜、人狼、滅んだ城等にまつわる多種多彩な伝説が全篇にちりばめられている。

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訳者略歴
5940円(税込)
鍛治哲郎
1950 年大阪生れ。
神戸大学教養部、東京大学教養学部・総合文化研究科、
鎌倉女子大学教育学部に勤務。東京大学名誉教授。
専門はドイツ近代文学。著訳書に『ツェラーン 言葉の身ぶりと記憶』、『グリム ドイツ伝説集(上)(下)』など。

桜沢正勝
1941年大阪生れ。2017年7月没。
神戸大学教養部勤務後退職。専門はドイツ文学。
訳書にE・シュタイガー『ゲーテ』(共訳)、『グリム ドイツ伝説集(上)(下)』。
発刊日
2022年3月18日
ISBN
978-4-86265-951-4
モリエール傑作戯曲選集4   モリエール傑作戯曲選集4

モリエール 著
柴田耕太郎 訳

「役者がそのまま朗じ得る、かつ読者がすんなり読み進められる台詞」
古典戯曲の名作を現代の舞台で上演しやすく、また本としても読みやすくしたい、と訳者がとことんこだわった新訳、全4巻の完成。
4巻では女学者・エリード姫・アンフィトリオンを収録

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訳者略歴
3080円(税込)
柴田耕太郎(しばた こうたろう)
早大仏文卒。翻訳会社㈱アイディ会長。
子供のころより演劇と言葉の世界に興味を持ち、以来ずっと持続している。
声優・外国映画日本語版台本・演出助手・海外情報紹介などで生活の資を得ることを始め、翻訳会社の営業・業務・経営を経て、現在は英文精読教育に専心。
著書:『英文翻訳テクニック』ちくま新書、『翻訳力錬成テキストブック』日外アソシエーツ、『翻訳メソッドで身につける究極の英語力』研究社
訳書:『ジャズボーカルの発声』東亜音楽社、『ブレヒト』現代書館、『現代フランス演劇傑作選』演劇出版社
上演戯曲:『オクラホマ』宝塚歌劇団、『邪悪魔しい女』劇団昴、『私もカトリーヌ・ドヌーブ』ギー・フォアシー・シアター
発刊日
2022年1月18日
ISBN
978-4-86265-939-2

ニーベルンゲンの哀歌   ニーベルンゲンの哀歌

岡﨑忠弘 訳

『ニーベルンゲンの歌』の激越な特異性とその社会的位置を照射する続篇『哀歌』。待望の本邦初訳。
世界記憶遺産の写本「ニーベルンゲン物語」は、本来、『ニーベルンゲンの歌』(3/4)と『ニーベルンゲンの哀歌』(1/4)から成っている。本書は『ニーベルンゲンの哀歌』を完訳し、詳細な訳注と解説を付す。

このキリスト教倫理観による解釈が、本体『ニーベルンゲンの歌』の特異性を逆に照射している。受容者は、『哀歌』を通して、本体の生の奔放さとその運命的滅亡を改めて思い知る。…(中略)…
『哀歌』あっての『ニーベルンゲンの歌』なのである。(「あとがき」より)

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訳者略歴
3080円(税込)
岡﨑 忠弘(おかざき ただひろ)
1938年鹿児島県生まれ。
広島大学大学院文学研究科博士課程中退。言語学専攻。広島大学名誉教授。
職歴:近畿大学、北海道大学、広島大学。 1976年フンボルト財団奨学生としてハイデルベルク大学留学。
訳書:『ニーベルンゲンの歌』(鳥影社、2017年)
主要論文:「Der Nibelugen Nôt における否定表現の研究-否定詞 neの 衰退の様態について」〔第13回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞〕
「ジークフリートの挑発をめぐって」
「Welche Bedeutung hat der Nibelugenschatz?」
発刊日
2021年12月16日
ISBN
978-4-86265-941-5
リヒテンベルクの手帖 I   リヒテンベルクの手帖 I

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク 著
吉用宣二 訳

18世紀最大の「知の巨人」が残した記録
本邦初となる全訳完全版
「リヒテンベルクの図形」で有名な自然科学者であり、啓蒙の思想家であった著者が、全科百般を論じ、恋愛や自分の内面(夢)をも観察し記録した、人間的魅力あふれる手帖の全容が、ここにはじめて明らかになる。
I巻ではノートA~L、年表を収録

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著者略歴
8580円(税込)
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク(Georg Christoph Lichtenberg)
1742‐1799年。
ゲッティンゲン大学教授(物理学)、ドイツの啓蒙期の代表的学者の一人。
著作は「ポケットカレンダー」、「ホガースの版画の解説」など。
「手帖」は死後に出版された。

吉用 宣二(よしもち せんじ)
1952年 滋賀県生まれ
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
東北学院大学名誉教授
訳書:ルートヴィヒ・ホール『覚書』2016年、晃洋書房
セース・ノーテボーム『サンティアゴへの回り道』2019年、水声社
発刊日
2021年10月26日
ISBN
978-4-86265-917-0

新訳 金瓶梅 中巻   新訳 金瓶梅 中巻

田中智行 訳

「リズムよく読める」「想像力が刺激される」と話題の上巻につづき
四大奇書さいごの未踏峰、いよいよその頂へ
衣服、食物、男女、宗教…。微細にわたる圧倒的な描写を渾身の筆で受け止めた充実の訳文と、読みごたえある訳注。 生活感情をあざやかに追体験させる作者のするどい眼差し。

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訳者略歴
3850円(税込)
田中 智行(たなか ともゆき)
1977年、横浜生まれ。
2000年、慶應義塾大学文学部卒業。
2011年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員(PD)、徳島大学准教授を経て、
現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授。
専門は中国古典文学(白話小説)。

主な著書に、
『とびらをあける中国文学』(共著、新典社、近刊)
主な論文に、
「『金瓶梅』第三十九回の構成」(『東方学』第119輯、2010)
「『金瓶梅』張竹坡批評の態度」(『東方学』第125輯、2013)などがある。
発刊日
2021年9月22日
ISBN
978-4-86265-918-7

塹壕の四週間 あるヴァイオリニストの従軍記   塹壕の四週間 あるヴァイオリニストの従軍記

フリッツ・クライスラー 著
伊藤氏貴 訳

伝説のヴァイオリニストによる名著復活! 偉大な人格と情緒豊かな音楽に結びついた極限の従軍体験を読み解く。 (音楽評論家・板倉重雄氏推薦)

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訳者略歴
1650円(税込)
伊藤氏貴(いとう うじたか)
1968年生まれ。文藝評論家。明治大学文学部教授。
麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て、
日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。
2002年に「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。
著書に、『告白の文学』(鳥影社)、『奇跡の教室』(小学館)、『美の日本』(明治大学出版会)、『同性愛文学の系譜』(勉誠出版)等がある。
発刊日
2021年7月21日
ISBN
978-4-86265-900-2

ヘルダリーン–ある小説   ヘルダリーン–ある小説

ペーター・ヘルトリング
富田 佐保子 訳

フランス革命は彼とその仲間たちをどう衝き動かしたのか?
本書は、現代と過去を自由に往き来し、やがて狂気の道を辿るこの魅力的な詩人の人生を描ききり、読書の喜びへと誘う。

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2860円(税込)
発刊日
2021年6月16日
ISBN
978-4-86265-879-1

フランスの子どもの歌 50選 ―読む楽しみ―   フランスの子どもの歌 50選
―読む楽しみ―

三木原 浩史

手元に、1枚のCDがある。フランスの童謡集だ。フランスに、何百曲あるかわからない「子どもの歌」のうちのたかが50曲。だが、されど50曲。このCDを何度も聴いているうちに、なんだか全体でひとつの世界の存在を感じた。1冊に編めば、その世界が明確になるかもしれないと、ふと、そう思った。

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著者略歴
2200円(税込)
三木原 浩史(みきはら ひろし)
1947年 神戸市生まれ。
1971年 京都大学文学部フランス語学フランス文学科卒業。
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程(フランス語学フランス文学専攻)中退。
経 歴 大阪教育大学教育学部助教授、神戸大学大学院国際文化学研
究科教授を経て、現在は、神戸大学名誉教授。
シャンソン研究会顧問。浜松シャンソンコンクール(フランス大使館後援)審査委員長。
専 門 フランス文学・フランス文化論(特に、シャンソン・フランセーズ研究)。
著 書 『すみれの花咲く頃、矢車菊の花咲く時』(鳥影社、2017年)
『追憶 風薫る季節へ』(彩流社、2017年)
『ロマン・ロラン著 三つの「英雄の生涯」を読む』(鳥影社、2018年)
論 考 ロマン・ロラン、シャンソン・フランセーズ、オペラ等に関するもの。
訳 書 みすず書房『ロマン・ロラン全集』第13巻所収「ニオベ」第19巻所収「演劇について」(共訳)ロマン・ロラン『ピエールとリュス』(鳥影社、2016年)
発刊日
2021年4月20日
ISBN
978-4-86265-882-1

スモッグの雲   スモッグの雲

イタロ・カルヴィーノ 著
柘植由紀美 訳

1950年代の模索
「スモッグだ!」クラウディアに叫んだ。「あれが見える?スモッグの雲だよ!」
だが彼女は、…何かに気をとられていて、鳥のひと群れが、飛ぶのを見ていた。そして私はといえば……。
存在の仕方が異なる五人の副次的人物との関わりから描かれる「私」という人物像。樹上を軽やかに渡り歩く「ペンのリス」カルヴィーノの1950年代の模索がここにもある。他に掌篇四篇併載。─本邦初訳─

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著者略歴
1980円(税込)
イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino)
1923 — 85年。イタリアの作家。
第二次世界大戦末期のレジスタンス体験を経て、
『くもの巣の小道』でパヴェーゼに認められる。
『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』『レ・コスミコミケ』『見えない都市』『冬の夜ひとりの旅人が』などの小説の他、
文学・社会評論『水に流して』『カルヴィーノの文学講義』などがある。

柘植 由紀美(つげ ゆきみ)
2009年10月から2011年9月までトリノ大学文学部在籍。
訳 書 イタロ・カルヴィーノ『ある投票立会人の一日』(鳥影社、2016年)
著 書 『天に架かる川』(近代文藝社、1994年)
    『二つの坂道』(同時代社、2000年)
    『空中物語』(同時代社、2004年)
    『サトコと里子』(鳥影社、2018年)他。
発刊日
2021年4月20日
ISBN
978-4-86265-873-9

糸繰り女   糸繰り女

オノレ・ド・バルザック 著
石井晴一 訳/石井 滋子 挿絵

文豪バルザックには珍しいお伽噺。魔女のような糸繰り名人の老婆と酷い仕打ちを受ける息子、その彼が王女と結婚できたのは? 挿絵入

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訳者略歴
1540円(税込)
石井晴一(いしい・せいいち)
群馬県桐生市生まれ。東京大学大学院博士課程在学中、フランス政府給費生としてパリ大学に留学、その後東京大学助手を経て、青山学院大学名誉教授。NHKテレビフランス語講座、NHKラジオフランス語講座の講師を歴任。著書に『スタンダード和仏辞典』『新スタンダード仏和辞典』『ジュネス仏和辞典』(共に共著、大修館書店)など。訳書にバルザック『艶笑滑稽譚』(岩波書店のち新潮文庫)、『ランジェ公爵夫人』(講談社)、『谷間の百合』(新潮文庫)、『シャベール大佐』(共訳、東京創元社)ほか多数。
発刊日
2021年4月10日
ISBN
978-4-86265-872-2

小竜の国 —亭林鎮は大騒ぎ   小竜の国 —亭林鎮は大騒ぎ

韓 寒 著
柏葉海人 訳

望雲の竜、無辺の煙霧を切り裂いて、Kawasakiゼファーが疾走する。
映画化が決定するも、台本の検閲に遭い、未だにクランクインできない問題作!
いま、中国で最も注目されるベストセラー作家、韓寒の第6作! !

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著者略歴
1980円(税込)
韓 寒(ハン・ハン)
1982年9月、上海市金山区亭林鎮亭東村に生まれ。
中学時代から文章を発表し、高校一年時の1999年には第一回新概念作文コンクールで一等を受賞する。
翌年、中学三年時代の生活をモチーフとした小説『三重門』(邦題『上海ビート』)は、発行累積部数が200万部に及び、中国で最近20年間で最大の販売部数を記録する文学作品となる。
まもなく高校を退学し、執筆活動に入る。以後、小説、随筆、散文等を精力的に発表する一方で、プロレーサーとしてサーキットやラリーで活躍を始め、小説、散文、随筆、詩文等をコンスタントに発表する間にレースで数々の優勝を果たす。
また、映画主題曲への作詞の提供や、俳優としていくつかの映画に特別出演する。
2014年には自らシナリオ執筆と監督を務めた映画第一作『后会無期』(邦題『いつか、また』)を発表し、2017年には第二作『乗風破浪 Duckweed』(邦題『あの頃のあなたを今想う』)を制作、公開する。
2019年には、カーレース・シーンを描いたアクション・コメディ『飛馳人生』を公開して大ヒットを飛ばす。本作品は、日本でも同年5月に一般公開(邦題『ペガサス 飛馳人生』)された。
そして2022年2月、第四作となる映画作品『四海 Only Fools Rush In』を公開する。「金鱗は池中のものではない。風雲に遇えば竜と化す」モーターバイク・ライダー阿耀(アーヤオ)は、光を求めてガールフレンドとともに南へ走る。文芸的性格を強めた本作品は、本作『小竜の国ー亭林鎮は大騒ぎ』の続編を想起させ、あるいは表裏一体をなすかのような映像とその収斂する世界に多くの賛辞が寄せられ、同時にさまざまな議論を巻き起こしている。新たな小説の出来を予感させる本作品は、2月10日までに興行収入は5億元(約90億円)に達した。
発刊日
2021年3月22日
ISBN
978-4-86265-792-3

ピアニスト   ピアニスト(新訳版)

エルフリーデ・イェリネク 著
中込啓子 訳

ノーベル文学賞受賞作家のベストセラー
映画化され2001年カンヌ国際映画祭でグランプリ
全面改訳 新訳版
より深く味わうために充実した注を付す
全面改訳による破格の恋愛小説

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著者略歴
2860円(税込)
エルフリーデ・イェリネク(Elfride Jelinek)
1946年生まれのオーストリアの作家。その創作活動は、小説、演劇、ラジオドラマ、映画のシナリオなど幅広い分野に及ぶ。しかし、評論や政治批判も数多く書き、オーストリアの戦後処理の問題やその保守性を批判し、また極右政党ときびしく対峙する作品を発表し続ける。およそ24回文学賞を受賞していて、そのうち、1998年にゲオルク・ビューヒナー賞、2004年にフランツ・カフカ賞、2004年にノーベル文学賞を受賞している。
発刊日
2021年3月15日
ISBN
978-4-86265-832-6

パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん   パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん

エリカ・マッギャン 作・ショーン・デイリー 原作・ジェリー・デイリー 絵
寺田 伸一 訳

スケリッグ島に真っ黒なツノメドリのヒナがいました。
とつぜん すあなから いなくなってしまいました。
どこに行ってしまったのでしょう?
すてきなことに スケリッグ島のみんながたすけてくれました。

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著者略歴
1980円(税込)
[作]エリカ・マッギャン
児童文学作家(アイルランド)
[絵]ジェリー・デイリー
イラストレーター(アイルランド)
[企画・訳]寺田 伸一
医師、医学博士
発刊日
2021年3月予定
ISBN
978-4-86265-869-2

詩人の生   詩人の生

ローベルト・ヴァルザー 著
新本 史斉 訳

詩人という自己
短い物語を積み重ねることで、「詩人」と「生」の関係を描く。しかも同時に「詩人」と「生」が容易につながり得ない生も、「詩人の生」として引き受ける覚悟を語る

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訳者略歴
1870円(税込)
新本 史斉(にいもと・ふみなり)
1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。翻訳論。
現在、津田塾大学教授。
著書:『微笑む言葉、舞い落ちる散文』(鳥影社、2020年)
訳書:『ローベルト・ヴァルザー作品集』1巻、4巻、5巻 (鳥影社、2010年、2012年、2015年)、イルマ・ラクーザ他編『ヨーロッパは書く』(鳥影社、2008年、共訳)、ペーター・ウッツ『別の言葉で言えば』(鳥影社、2011年)、イルマ・ラクーザ『もっと、海を』(鳥影社、2018年)他。
発刊日
2021年1月18日
ISBN
978-4-86265-843-2

絵画の前で —物語と詩—   絵画の前で —物語と詩—

ローベルト・ヴァルザー 著
若林 恵 訳

一枚の絵を前にしてヴァルザーは自由だ。時には簡潔に、時には冗長なまでに語る。またドラクロワやルノワールの絵に触発されて、詩を生み出す。散文にしろ詩にしろ、小さなものに焦点を合わせてヴァルザーの世界そのものを創り上げる。

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訳者略歴
1870円(税込)
若林 恵(わかばやし・めぐみ)
東京生まれ。専門はドイツ語圏文学・文化。
現在、東京学芸大学教授。
著書:『カフカ事典』(三省堂、2003年、共著)、『スイス文学・芸術論集 小さな国の多様な世界』(鳥影社、2017年、共著)
訳書:『現代スイス短篇集』(鳥影社、2003年、共訳)、『氷河の滴―現代スイス女性作家作品集』(鳥影社、2007年、共訳)、 『ローベルト・ヴァルザー作品集』2巻、3巻 (鳥影社、2011年、2013年)、『日々はひとつの響き―ヴァルザー゠クレー詩画集』(平凡社、2018年)他。
発刊日
2021年1月18日
ISBN
978-4-86265-854-8

アナイス・ニンとの対話 ―インタビュー集―   アナイス・ニンとの対話 ―インタビュー集―

アナイス・ニン研究会 訳

フェミニズム運動の先駆者
1966年『アナイス・ニンの日記』が出版されたちまちフェミニズム運動のイコンとなった。
男性をまきこむ解放、男性と戦わない解放、男性を愛して共闘する解放を強調したアメリカ作家のインタビュー集。

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著者略歴
1980円(税込)
アナイス・ニン(1903年─1977年)
スペイン人作曲家を父に、デンマーク系フランス人歌手を母として、パリ郊外ヌイイ・シュル・セーヌに生まれる。11才の時ニューヨークに移住。20代の時夫とパリに住み作家修行を始める。戦火を避けて1939年にニューヨークに戻り、その後アメリカにとどまった。
ヘンリー・ミラー、アントナン・アルトー、オットー・ランクほか作家・芸術家たちとの交遊、恋愛、そして作家としての葛藤を一生涯に渡り綴った膨大な日記で有名。小説は『人工の冬』『炎へのはしご』『信天翁の子供たち』『ミノタウロスの誘惑」などの著書がある。
発刊日
2020年12月21日
ISBN
978-4-86265-818-0

キングオブハート   キングオブハート

G・ワイン・ミラー 著
田中裕史 訳

心臓外科の黎明期を描く!
彼らは憎悪と恐怖の中、未知の領域へ挑んでいった!
これは心臓疾患で苦しみ続けた患者たちのために命懸けで病魔と闘い続けた医師たちの真実の物語

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訳者略歴
1980円(税込)
田中裕史(たなか ひろし)
神戸大学医学部卒業。心臓外科医。
国立シンガポール大学フェロー、国立循環器病センター医長、神戸大学特命教授、兵庫県立姫路循環器センター部長を経て、現在、新東京病院心臓血管外科主任部長
発刊日
2020年12月21日
ISBN
978-4-86265-845-6
モリエール傑作戯曲選集3   モリエール傑作戯曲選集3

モリエール 著
柴田耕太郎 訳

新訳で知る面白さ
長年、映像・舞台・出版・産業など数々の翻訳を手がけてきた訳者が挑んだ、古典戯曲の名作。
現代の読者に分かりやすく、また上演用の台本としても考え抜かれた、画期的新訳の完成。
——亭主学校・気で病む男・町人貴族、跳び医者

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訳者略歴
3080円(税込)
柴田耕太郎(しばた・こうたろう)
少年時代は子役。早稲田大学仏文専修卒。
出版社勤務、新聞配達、塾教師、児童劇演出助手、声優、大手劇団文芸部、など
転々とするも演劇で食えず翻訳業界へ。
翻訳実践者、翻訳経営者を経て、翻訳教育者、(株)アイディ会長。
著書として『翻訳家になろう』(青弓社)、『英文翻訳テクニック』(ちくま新書)、『翻訳力錬成テキストブック』(日外アソシエーツ)、訳書として『ブレヒト』(現代書館)、『ジャズ・ヴォーカルの発生』(東亜音楽社)、『現代フランス演劇傑作選』(演劇出版社)、『モリエール傑作戯曲選集1・2』(鳥影社)など
発刊日
2020年3月10日
ISBN
978-4-86265-791-6

ドイツ・リート対訳名詩集   ドイツ・リート対訳名詩集

森泉朋子 編訳

Deutsche Lieder
シューベルト、シューマン、ヴォルフらに霊感を与えたゲーテ、ハイネ、アイヒェンドルフ、メーリケらの名詩67篇を訳出(ドイツ詩原文、作品解説付き)
ドイツ詩とドイツ・リートを愛するすべての人に贈ります。

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著者略歴
1980円(税込)
森泉朋子(もりいずみ・ともこ)
1988年上智大学ドイツ文学科卒業。
1990年東京外国語大学大学院修士課程修了。
現在、東京工業大学、および拓殖大学非常勤講師。
著訳書:『ドレスデン フラウエン教会の奇跡』(鳥影社)
『ドイツ詩を読む愉しみ ─ ゲーテからブレヒトまで』(鳥影社)
発刊日
2020年2月27日
ISBN
978-4-86265-738-0
小鬼の市とその他の詩   小鬼の市とその他の詩
クリスティナ・ロセッティ詩集

滝口智子 訳

うたいはじめよ しずかな空で
「眠れないよ こんな星の輝く夜は」
小鬼の棲まう黄昏の川辺で
少女は大人の世界に越境する。
*表題作他、生と死の喜びと痛みをうたう*
19世紀英国詩人のみずみずしい第一詩集、完訳。

北海道新聞で紹介

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訳者略歴
2420円(税込)
滝口智子(たきぐち ともこ)
静岡県生まれ 北海道大学大学院修士課程修了 同大学院博士後期課程中退
ライデン大学(オランダ)にて文学博士号取得 和歌山大学他非常勤講師
専門:十九世紀イギリス文学・文化 特に女性詩人研究
共著書:Tradition and the Poetics of Self in Nineteenth-Century Women's Poetry (Rodopi)
『文学研究は何のため』長尾輝彦編(北大図書刊行会) 『イギリス文化事典』(丸善出版)『文学と戦争』 『超自然』 『比喩』(以上文学と評論社編、英宝社)など
発刊日
2019年9月26日
ISBN
978-4-86265-762-6
東ドイツ映画 デーファと映画史   東ドイツ映画
デーファと映画史

ゼバスティアン・ハイドゥシュケ 著
山本佳樹 訳

本書は、東ドイツ映画の成立と変遷、映画製作の特殊性、他国の映画現象とのかかわり、具体的な作品の雰囲気や映画史的意義などについて、予備知識がなくても、一読すれば全体像がつかめるのが、そのなによりの魅力である。また、東西映画の交差点として、冷戦期における唯一の汎ヨーロッパ的映画現象であったかもしれない東ドイツ映画の存在の重要さを指摘するなど、コンパクトながら最適な案内書となっている。そして見るべき12本の長編映画作品の見どころが詳しく紹介され、近年急速に高まる東ドイツ映画の魅力に迫る。

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訳者略歴
2420円(税込)
山本佳樹(やまもと・よしき)
1960年愛媛県生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。
著書:『論集トーマス・マン―その文学の再検討のために』クヴェレ会(共著、1990 年)、『映画とネイション』ミネルヴァ書房(共著、2010 年)、『映画のなかの社会/社会のなかの映画』ミネルヴァ書房、(共著、2011年)、『交錯する映画―アニメ・映画・文学』ミネルヴァ書房、(共著、2013年)、『映画とイデオロギー』ミネルヴァ書房(共著、2015年)など。
訳書:クラウス・クライマイアー『ウーファ物語―ある映画コンツェルンの歴史』鳥影社(共訳、2005年、ダウテンダイ゠フェーダー翻訳賞受賞)、ザビーネ・ハーケ『ドイツ映画』鳥影社(2010 年)、『デュレンマット戯曲集 第1巻』鳥影社(共訳、2012年)、『デュレンマット戯曲集 第2巻』鳥影社(共訳、2013年)など。
発刊日
2018年12月25日
ISBN
978-4-86265-723-7
奇跡にそっと手を伸ばす   奇跡にそっと手を伸ばす

ドーリス・デリエ 著
小川さくえ 訳

親と子、男と女、あるいは既成の性といった問題を、今、この時代のなかで描くデリエ最高傑作。複数の語り手の声が渦巻く圧倒的迫力。

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著者略歴
2475円(税込)
ドーリス・デリエ(Doris Dörrie)
1955年ハノーファー生まれ。作家、映画監督。
映画:『フクシマ、モナムール』(2016年)、『ハナミ』(2008年)、『モンゼン』(1999年)、『愛され作戦』(1995年)、『メン』(1985年)他多数。
邦訳:長篇小説『サンサーラ』(同学社、2016年)、短篇集『あたし、きれい?』(集英社、1997年)、短篇集『素敵な男性と知り合うには』(太陽出版、1992年)他。

小川さくえ(おがわ・さくえ)
1951年長崎県生まれ。専門はドイツ語圏の文学、ジェンダー論。
宮崎大学名誉教授。
著書:『オリエンタリズムとジェンダー~「蝶々夫人」の系譜』(法政大学出版局、2007年)
訳書:D. デリエ『サンサーラ』(同学社、2016年)、W. シヴェルブシュ『光と影のドラマトゥルギー』(法政大学出版局、1997年)、C. v. リンネ『神罰』(法政大学出版局、1995年)、W. レペニース『十八世紀の文人科学者たち』(法政大学出版局、1992年)、W. シヴェルブシュ『闇をひらく光』(法政大学出版局、1988年)他。
発刊日
2018年11月1日
ISBN
978-4-86265-702-2
わたしのハートブレイク・ストーリーと11の殺人   わたしのハートブレイク・ストーリーと11の殺人
—殺しちゃう。愛しているから

ミレーナ・モーザー 著
大串紀代子 訳

華麗なる殺人と美しき失恋のなかに潜むものは何か?
誰だって、愛しているから殺したいという内奥の囁きに突き動かされることがある。自ずと生れでるユーモアと生命力溢れるミレーナ・モーザー短編集。

この本の詳細、目次

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著者略歴
1650円(税込)
ミレーナ・モーザー(Milena Moser)
1963年スイスのチューリヒ生まれ。作家。
『だらだらヨガ』(2006年)、『本当の人生』(2013年)、『幸せはいつも別の顔』(2015年)、『青い山脈の背後』(2017年)など著書多数。

大串紀代子(おおぐし・きよこ)
ドイツ語圏近・現代文学、文化人類学専攻。
獨協大学名誉教授。
論文:「スイスの民間習俗」(『段丘』18号、英報企画、2015年)、「カール・シュピッテラー」(『段丘』19号、英報企画、2016年)他。
著訳書:『スイスの歴史』(共訳、明石書店、2010年)、『小さな国の多様な世界』(共著、鳥影社、2017年)他。
発刊日
2018年10月10日
ISBN
978-4-86265-699-5
モリエール傑作戯曲選集2   モリエール傑作戯曲選集2

モリエール 著
柴田耕太郎 訳

新訳で知る面白さ
長年、映像・舞台・出版・産業など数々の翻訳を手がけてきた訳者が挑んだ、古典戯曲の名作。
現代の読者に分かりやすく、また上演用の台本としても考え抜かれた、画期的新訳の完成。
——ドン・ジュアン、才女気どり、嫌々ながら医者にされ、人間嫌い

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訳者略歴
3080円(税込)
柴田耕太郎(しばた・こうたろう)
少年時代は子役。早稲田大学仏文専修卒。
出版社勤務、新聞配達、塾教師、児童劇演出助手、声優、大手劇団文芸部、など
転々とするも演劇で食えず翻訳業界へ。
翻訳実践者、翻訳経営者を経て、翻訳教育者、(株)アイディ会長。
著書として『翻訳家になろう』(青弓社)、『英文翻訳テクニック』(ちくま新書)、『翻訳力錬成テキストブック』(日外アソシエーツ)、訳書として『ブレヒト』(現代書館)、『ジャズ・ヴォーカルの発生』(東亜音楽社)、『現代フランス演劇傑作選』(演劇出版社)、『モリエール傑作戯曲選集1』(鳥影社)など
発刊日
2018年9月2日
ISBN
978-4-86265-700-8
ドリーム・マシーン   ドリーム・マシーン
悪名高きV–22オスプレイの知られざる歴史

リチャード ウィッテル 著
影本賢治 訳

オスプレイの秘密を解く!
これを読まずにV-22オスプレイは語れない!
陸上自衛隊用のオスプレイの配備を目前に控え、知っておくべき歴史的事実

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訳者略歴
3520円(税込)
影本賢治(かげもと けんじ)
陸上自衛隊航空科職種の整備幹部として、米陸軍機関誌の翻訳、オスプレイの装備化などに関わる業務に従事。
退職後は、ウェブサイト「AVIATION ASSETS(アビエーション・アセット)」を運営し、米軍機関誌の翻訳記事などを掲載中。
北海道旭川市在住。
発刊日
2018年9月2日
ISBN
978-4-86265-686-5
2018改訂 黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った   2018改訂 黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った

ニーチェ 著
小山修一 訳

詩人ニーチェの真意、健やかな喜びを伝える画期的全訳
ニーチェの真意に最も近い全訳
『ツァラトゥストラ』は訳(わけ)の解らぬ本だとよく言われる。然し、本当は訳の解らぬ本にされてきたのではないだろうか。抑(そもそも)、この本の健やかな喜びは、軍国主義にとって真(まこと)に都合が悪かった。だから「没落」を乱用して、その喜びを葬り去ろうとした。ここに既に嘘がある。一つの嘘は二十の嘘を呼ぶ。すると全体の辻褄が合わなくなる。訳の解らぬ本にならないわけがないのだ。
訳の解る本にしたいなら、大本の一つの嘘と二十の嘘を正さねばならぬ。誰がそこまでやっただろうか? ともあれ、漸くニーチェの真意に最も近い全訳が生まれた。2018改訂『黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った』を謹んで次の世代に捧げたい!(訳者)

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訳者略歴
3080円(税込)
小山修一(こやま・しゅういち、本名・今井修一)
1948年 福岡県生まれ。
中央大学大学院文学研究科独文専攻博士後期課程修了。
1989年4月から2012年3月まで石巻専修大学経営学部准教授。
元『文芸東北』同人
著書:詩集『黄金のひみつ』(鳥影社 2001)、詩集『韓国の星、李秀賢君に捧ぐ』(文芸東北新社 2008)、『「ツァラトゥストラ」入門』(郁文堂 2005)、『ニーチェ「ツァラトゥストラ」を少し深読みするための十五章』(鳥影社 2013)、 『根本思想を骨抜きにした「ツァラトゥストラ」翻訳史─並びに、それに関わる日本近代文学』(鳥影社 2018)
訳書:『ツァラトゥストラ』上(鳥影社 2002)、『ツァラトゥストラ』下( 鳥影社 2003)、『黄金の星はこう語った』上(鳥影社 2011)、『黄金の星はこう語った』下(鳥影社 2011)※訳書の原典は、いずれもAlso Sprach Zarathustra
発刊日
2018年8月21日
ISBN
978-4-86265-694-0
今、行き詰まっている君へ   今、行き詰まっている君へ
人生をきりひらく80の知恵
WisingUP —A Youth Guide to Good Living

レナルド・フェルドマン/M.ジャン・ルミ 著
浅井 真砂 訳

クリスチャンのユダヤ人と、イスラム教徒のバングラデシュ人との共著を、仏教徒である日本人が翻訳し、世界中の「古代の知恵」と「現代のスピリチュアリティー」が見事に融合した、すべての人に贈る「人生の指南書」。

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訳者略歴
1650円(税込)
浅井真砂(Masago Asai)
長崎に生まれ、ハワイ・パシフィック大学経営学部を卒業。ハワイ在住三十二年で、夫と共に立ち上げたコンピュタント(CompuTant)社役員である。父親の死去に伴い、2001年より始めたパロロ本願寺での英訳ボランティアをきっかけに、ホノルルの超宗教間懇話会でも奉仕するうち、そこで両著者に翻訳を依頼された。自身の被爆二世の立場から、スピーチや平和に対する活動も行い、2009年には、「オバマ大統領平和の祈りプロジェクト」において大統領の被爆地訪問の署名活動を実施。また2014年には、「平和のためのホノルル原爆展」を開催した。趣味は、二人の娘たちと共に様々な教会や寺院でフラの奉納、慰問をすること。書籍の邦訳はこれが初めて。
発刊日
2018年7月18日
ISBN
978-4-86265-634-6
新訳 金瓶梅 上巻   新訳 金瓶梅 上巻

田中智行 訳

重版出来
『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』と並び称される四大奇書
『金瓶梅』出版400周年に送る新訳決定版
濃密かつ苛烈な人間劇と、生活の隅々にわたる飽くなき観察が渾然となった異形の傑作を、気鋭の研究者による清新な訳文で。最新研究に基づく訳注を附す。完訳三巻。

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訳者略歴
3850円(税込)
田中 智行(たなか ともゆき)
1977年、横浜生まれ。
2000年、慶應義塾大学文学部卒業。
2011年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員(PD)、徳島大学准教授を経て、
現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授。
専門は中国古典文学(白話小説)。

主な論文に、
「『金瓶梅』第三十九回の構成」(『東方学』第119輯、2010)
「『金瓶梅』張竹坡批評の態度」(『東方学』第125輯、2013)
などがある。
発刊日
2018年5月16日
ISBN
978-4-86265-675-9
もっと、海を ─想起のパサージュ   もっと、海を ─想起のパサージュ

イルマ・ラクーザ 著
新本史斉 訳

国境を越え、言語の境界を越え、移動し続けるラクーザの文学は、世界を撫で、小石のように硬く、すきま風のように軽やかで、ブラインドから漏れる光のように揺らめく言葉で、われわれを「もっと先へ」と導く。
多和田葉子の推薦エッセイ収録

イルマ・ラクーザ氏、クライスト賞を受賞
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著者・訳者略歴
2640円(税込)
イルマ・ラクーザ(Ilma Rakusa)
1946年チェコスロヴァキア(現在はスロヴァキア領)リマフスカー・ソボタ生まれ。作家、翻訳者、文学研究者、文芸批評家として活躍。シャミッソー賞、ベルリン文学賞などを受賞。現在、チューリッヒに在住。
著書・編著:『ヨーロッパは書く』(鳥影社、2008年)、『ラングザマー—世界文学をたどる旅』(共和国、2016年)、「歩く」(『氷河の滴—現代スイス女性作家作品集』所収、2007、以上鳥影社)他。

新本史斉(にいもと・ふみなり)
1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。
現在、津田塾大学教授。
訳書:『ローベルト・ヴァルザー作品集』1巻、4巻、5巻(鳥影社、2010年、2012年、2015年)、イルマ・ラクーザ他編『ヨーロッパを書く』(鳥影社、2008年、共訳)、ペーター・ウッツ『別の言葉で言えば』(鳥影社、2011年)他。
発刊日
2018年1月20日
ISBN
978-4-86265-646-9
午餐   午餐

フォルカー・ブラウン
酒井明子 訳

作者の両親の姿を通して、真実の愛の姿と戦争の残酷さを子供の眼から描きだす。現実と未来への限りない思いが込められた傑作。
ボールドウィン・ツエッテルの版画8葉が飾る。

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著者・訳者略歴
1650円(税込)
フォルカー・ブラウン(Volker Braun)
1939年ドレスデン生まれ。ライプツィヒ大学哲学科卒業。在学中に芸術アカデミーの新人詩人として、文芸詩「ジン・ウント・フォルム」に登場する。戦後、分裂、再統一を経たドイツ、および世界の時代に対する鋭い批評精神を貫いている。
2000年にドイツの権威ある文学賞ビューヒナー賞受賞。„Unvollendete Geschichte“(1977), „Das Wirklichgewollte“(2000)(『本当の望み』浅岡泰子他訳)など、詩、戯曲、小説など作品多数

酒井明子(さかい・あきこ)
東京女子大学、東京都立大学社会科学研究科大学院修士課程修了、早稲田大学、東京工業大学講師を経て、横浜商科大学元教授。
主要論文:「二つの世界とイノセンスの所在」(横浜商科大学紀要)、「フォルカー・ブラウン—〈未来との永遠の取り組み〉に関して」(商大論集)、他。 随筆:「〈フォルカー・ブラウンによるクリスタ・ヴォルフへの弔辞〉によせて」(「世界文学」)、「ユダヤ人追悼記念碑」(「渋谷随筆」)他。
訳書:『アンネ・フランク最後の七カ月』(徳間書店)他。
発刊日
2017年10月25日
ISBN
978-4-86265-632-2
現代アラビア語辞典   現代アラビア語辞典
アラビア語—日本語

田中博一
スバイハット レイス 監修

アラビア語辞典は語根から求める語を探すのですが、アラビア語学習初期においては、その語根を把握することに困難を来すのが常であります。本書はこの語根主義のアラビア語辞典が使用可能になるまでの過渡的使用を目的とするもので、本書による見出し語は『المعجم الوسيط المدرسي 』(アラブ人学生用辞典)と同様にアルファベット順に配列しています。見出し語数は約一万語でありますが、例文・熟語を多数収録していますので、アラビア語新聞・雑誌などを理解するのに十分な語彙数であると思われます。

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著者略歴
11000円(税込)
田中博一(たなか ひろいち)
1950年 福岡県三井郡(現久留米市)生まれ
1968年 朝倉高校卒、九州大学農学部入学、農業工学科専攻後に林学科に転科
著書
『さあアラビア語を学びましょう』(愛知イスラム文化センター、1988年)
『改訂版 日本語アラビア語基本辞典』(鳥影社、1999年)
『現代日本語アラビア語辞典』(鳥影社、2015年)
他に、エジプトの作家ヤコブ・シャールゥニィの作品を中心に翻訳多数。
発刊日
2017年9月29日
ISBN
978-4-86265-613-1
ニーベルンゲンの歌   ニーベルンゲンの歌

岡﨑忠弘 訳

ドイツ語文化圏に今も息づく壮絶な闘いの記憶
『ファウスト』とともにドイツ文学の双璧をなす英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』を、原文の一語・一文・一詩節を考量しながらの綿密な翻訳。詳細な訳註と解説を付す。

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訳者略歴
6380円(税込)
岡﨑忠弘(おかざき ただひろ)
1938年鹿児島県生まれ。
広島大学大学院文学研究科博士課程中退。言語学専攻。広島大学名誉教授。
職歴:近畿大学、北海道大学、広島大学。
1976年フンボルト財団奨学生としてハイデルベルク大学留学。
主要論文:「Der Nibelunge Nôtにおける否定表現の研究—否定詞neの衰退の様態について」
     「ジークフリートの挑発をめぐって」
     「Welche Bedeutung hat der Nibelungenschatz?」
発刊日
2017年5月15日
ISBN
978-4-86265-602-5
ダークサイド・オブ・ザ・ムーン   ダークサイド・オブ・ザ・ムーン

マルティン・ズーター
相田かずき 訳

世界を熱狂させたピンク・フロイドの魂がここに甦る
「ドイツ人気No.1俳優M・ブライプトロイ(エス・太陽に恋して)主演映画原作小説」

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著者略歴
1870円(税込)
マルティン・ズーター(Martin Suter)
1948年チューリッヒ生まれ。
小説家、コラムニスト、脚本家。
Small World(1997年)でチューリッヒ州名誉賞、
Ein perfekter Freund(2002年)でドイツ・ミステリ大賞2位、
Der Teufel von Mailand(2006年)でフリードヒリ・グラウザー賞をそれぞれ受賞。
本作品は2015年にモーリッツ・ブライプトロイ主演で映画化された。

相田かずき(あいだ かずき)
1974年生まれ。奈良県出身。
他の訳書に
『消せない記憶』(ハインツ・ゾボタ著)、『山羊の角』(クリストフ・メッケル著 鳥影社)がある。
短歌結社「新アララギ」所属。

協力者 ヨアヒム・クンツ(Joachim Kuntz)
発刊日
2016年12月23日
ISBN
978-4-86265-584-4
フランス・イタリア紀行   フランス・イタリア紀行

トバイアス・スモレット
根岸 彰 訳

この作品は書簡体によるイギリス近代最初の紀行文学で最良の旅行記である。作家の人間味が行間に生き生きと息づき、魅力的な筆致で18世紀ヨーロッパ社会と当時のグランドツアーの実態を描いてあますところがない。
《アメリカの一流旅行誌が史上最良の旅行書の一冊と選定》(コンデ・ナスト・トラベラー)

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訳者略歴
3080円(税込)
根岸 彰(ねぎし あきら)
1949年生まれ
早稲田大学大学院文学研究科修了
茨城県立高等学校に33年間勤務する。
著書:『チャート式 ラーナーズ 高校英語』(共同執筆 数研出版)
   『森の中で』(鳥影社)
発刊日
2016年10月27日
ISBN
978-4-86265-481-6
ピエールとリュス   ピエールとリュス

ロマン・ロラン
三木原浩史 訳

1918年パリ。ドイツ軍の空爆の下でめぐりあった二人……
ロマン・ロランの数ある作品のなかでも、今なお、愛され続ける名作の新訳と解説。

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訳者略歴
1760円(税込)
三木原 浩史(みきはら ひろし)
1947年 神戸市生まれ。
1971年 京都大学文学部フランス語学フランス文学科卒業。
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程(フランス語学フランス文学専攻)中退。
経歴 大阪教育大学教育学部助教授、神戸大学大学院国際文化学研究科教授を経て、現在は、神戸大学名誉教授。シャンソン研究会顧問。浜松シャンソンコンクール(フランス大使館後援)審査委員長。
専門 フランス文学・フランス文化論(特に、シャンソン・フランセーズ研究)。
著書『シャンソンの四季』(彩流社、1994年、2005年改訂増補版)、『シャンソンはそよ風のように』(彩流社、1996年)、『フランス学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、1998年)、『パリ旅物語』(彩流社、2002年)、『シャンソンのエチュード』(彩流社、2005年、2016年改訂版)、『シャンソンのメロドラマ』(彩流社、2008年)、『シャンソンの風景』(彩流社、2012年)
論考 ロマン・ロラン、シャンソン・フランセーズ、オペラ等に関するもの。
訳書 みすず書房『ロマン・ロラン全集』第13巻所収「ニオベ」、第19巻所収「演劇について」(共訳)
発刊日
2016年9月16日
ISBN
978-4-86265-577-6
ある投票立会人の一日   ある投票立会人の一日

イタロ・カルヴィーノ
柘植由紀美 訳

「文学の魔術師」イタロ・カルヴィーノ。
奇想天外な物語を魔法のごとく生み出した作家の、二十世紀イタリア戦後社会を背景にした知られざる先駆的小説。

週刊読書人で紹介
図書新聞で紹介
河北新報で紹介
秋田魁新報、山梨日日新聞 他で紹介

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著者略歴
1980円(税込)
イタロ・カルヴァーノ(Italo Calvino)
1923—85年。イタリアの作家。第二次世界大戦末期のレジスタンス体験を経て、『くもの巣の小道』でパヴェーゼに認められる。『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』『レ・コスミコミケ』『見えない都市』『冬の夜ひとりの旅人が』などの小説の他、文学・社会評論『水に流して』『カルヴィーノの文学講義』などがある。

柘植 由紀美(つげ ゆきみ)
2009年10月から2011年9月までトリノ大学文学部在籍。
著書『二つの坂道』、『空中物語』(同時代社)他。
『葦牙』(「葦牙」の会編集、同時代社発行)などに連作短編を多数執筆。
発刊日
2016年9月10日
ISBN
978-4-86265-580-6
ペーター・フーヘルの世界   ペーター・フーヘルの世界
—その人生と作品

斉藤寿雄

浮かび上がる全体像
旧東ドイツの代表的詩人で、文学雑誌『意味と形式』の初代編集長として有名なペーター・フーヘル。困難に満ちたその生涯を紹介し、それと関連づけて読者の理解に必要と思われる作品解釈をつけ、さらに主要な詩の翻訳をまとめた画期的書。

図書新聞で紹介
週刊読書人で紹介

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著者略歴
3080円(税込)
斉藤寿雄(さいとう ひさお)
1954年長野県生まれ。東京都立大学大学院修了。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専門は20世紀のドイツ詩。
主な業績:「ゴットフリート・ベンの抒情性」(『プリスマ』所収、小沢書店)、「ペーター・フーヘル訳詩ノート3」(早稲田大学政治経済学部『教養諸学研究』)、「ペーター・フーヘル訳詩ノート4」(早稲田大学政治経済学部『教養諸学研究』)
翻訳書:『冷戦の闇を生きたナチス』(現代書館、2002年)、『ナチスからの「回心」—ある大学学長の欺瞞の人生』(現代書館、2004年)、『ナチス第三帝国を知るための101の質問』(現代書館、2007年)、『反ユダヤ主義とは何か』(現代書館、2013年)、『第三帝国の歴史』(現代書館、2014年)ほか。
2000年から2002年までレーゲンスブルク大学客員研究員、2010年から2011年まで同大学客員研究員。
発刊日
2016年8月9日
ISBN
978-4-86265-570-7
老兵は死なず   老兵は死なず
ダグラス・マッカーサーの生涯。

ジェフリー・ペレット 著
林 義勝、寺澤由紀子、金澤宏明、武井 望、藤田怜史 訳

かつて日本に君臨した唯一のアメリカ人
ダグラス・マッカーサー、その知られざる生涯。
戦後日本を決定づけ、圧倒的な影響を与えた
巨人の生涯を描く。(戦後70年記念出版)

本書はベレットがマッカーサーの公式の軍事記録、報告書及び通信記録、
そして日誌や私文書や個人の日記や生存者とのインタビューなど多様な
資料を駆使して彼の生涯を描いた本格的な伝記である。(中略)一つの
大きな特徴は、この膨大な著書は英語が590頁、32章から成って
いるが、そのうち、約490頁27章までが生誕から第二次大戦終結
時に日本が正式の降伏文書に署名した1945年9月までを扱っている
ことである。(あとがきより)

週刊読書人で紹介

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著者略歴
6380円(税込)
ジェフリー・ペレット
アメリカ人とイギリス人を両親に、イギリスで生まれた。
高等学校卒業後、1958年から1961年までの3年間アメリカ陸軍に所属した。
その後南カリフォルニア大学で1967年学士号を、1969年にハーヴァード大学大学院で修士号を取得し、その後カリフォルニア大学バークレー校で法律学を学んだ。
その後、13冊の著書を執筆したが、特定の大学や研究機関に所属せず、「PBS」「History Channel」などのテレビ局で、歴史関係の番組でコンサルタントの仕事もしていた。
発刊日
2016年1月27日
ISBN
978-4-86265-528-8
   
モリエール傑作戯曲選集1   モリエール傑作戯曲選集1

柴田耕太郎訳

収録作品〈女房学校・スカパンの悪だくみ・守銭奴・タルチュフ〉
現代の読者にも分かりやすく、また上演用の台本としても考え抜かれた、画期的新訳の完成!
「17世紀の喜劇作家モリエールの作品を思う存分に簡潔で流れの良い日本語に訳して、
即座に上演ができるように仕立て上げた」伊藤洋氏(早稲田大学名誉教授・フランス古典劇)
「読み物か台本か。その一方だけでは駄目。柴田訳は文語の気品と口語の平易さのベストマッチだ!」
岡田壮平氏(映画字幕翻訳者)

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著者略歴
3080円(税込)
柴田耕太郎(しばた こうたろう)
早大仏文科卒、翻訳業界40年
現在翻訳教育家:アイディ「英文教室」主宰、大学講師
著訳書に『英文翻訳テクニック』ちくま新書、『翻訳力錬成テキストブック』日外アソシエーツ、『現代フランス演劇傑作選』演劇出版社など
発刊日
2015年11月19日
ISBN
978-4-86265-537-0
ローベルト・ヴァルザー作品集5   ローベルトヴァルザー作品集5

新本史斉╱F・ヒンターエーダー=エムデ╱若林 恵訳

収録作品〈盗賊、フェリクス場面集、ベルン時代の既刊・未完の散文小品から〉
全五巻完結‼
20世紀の最良の知性に愛読されていた、謎めいた、捉えがたい散文作家の魅力の
掉尾を飾るベルン時代の一巻。
およそ完全に精神力を保持している作家にとってこそそうで
あるように、彼にとって重要だったのは可能な限りの明晰さ
だった、思うに、長篇小説『盗賊』を書いていたとき、彼は、
精神の闇の危機こそ、完全な健康においてはありえぬ明敏な
観察と言語表現を可能にすると、繰り返し感じていたのでは
ないだろうか。(W・G・ぜーバルト)

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser))
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。
発刊日
2015年11月10日
ISBN
978-4-86265-530-1
山羊の角   山羊の角

クリストフ・メッケル
相田かずき 訳

守護天使を探す少年二人の冒険と世界の実相
詩人であるメッケルは、少年の直感によって
つかんだ世界の実相を、本作によりメルヘンの
形で表現した、と言えるだろう。
          (ドイツ文学者 小松英樹)

この本の詳細、目次

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著者略歴
1980円(税込)
Christoph Meckel(クリストフ・メッケル)
1935年ベルリン生まれ。大学でグラフィックを専攻。
主な著書に『隠れ頭巾』『父親の姿を求めて』『光』
『ボブロフスキーの思い出』がある。
ライナー・マリア・リルケ賞、ゲオルク・トラークル賞の他、多数受賞。
相田かずき(あいだ かずき)
1974年生まれ。奈良県出身。
他の訳書に『消せない記憶』(ハインツ・ソボダ著)がある。
協力者 ヨアヒム・クンツ(Joachim Kuntz)
発刊日
2015年9月28日
ISBN
978-4-86265-519-6
ルーイの旅立ち 大空へ   ルーイの旅立ち 大空へ

トビィ・モリソン
佐々木賀世子 訳
(全国学校図書館協議会選定図書)

おさないルーイはツバメの子。まだとべません。家族が南に行くとき、ルーイだけ大好きな飛行機に乗ったのです。
ひとり旅で、つらいこと、うれしいこと、あぶないこと、友だちとの出会い、いっぱい経験して、南の国で家族と再会。ルーイはちゃんととべるようになっていました。

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著者略歴
1650円(税込)
Toby Morison(トビィ モリソン)
The Royal College of Art in The United Kingdom(イギリス王立美術大学、世界で唯一芸術とデザインに特化した大学院)卒。ニューヨークとロンドンの両方を往来して、The New Yorker(ザ・ニューヨーカー)、The Economist(エコノミスト)、Esquire(エスクワイア)、Los Angels Times(ロスアンジェルスタイムズ)、Vogue(ヴォーグ)、コロンビア大学等のコマーシャル絵画を創作する。

佐々木賀世子(ささき かよこ)
東京都出身。
東京女子大学英米文学科卒業
慶應大学大学院修士課程にて英文学専攻、卒業。
発刊日
2015年2月23日
ISBN
978-4-86265-487-8
シングルトン   シングルトン

エリック・クライネンバーグ
白川貴子 訳

世界中で、一人で暮らす「シングルトン」が増えている。このセンセーショナルな現実をいま、検証する!

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著者略歴
1980円(税込)
エリック・クライネンバーグ(Eric Klinenberg)
ニューヨーク大学社会学部教授。同大学学報誌「パブリック・カルチャー」編集長兼務。シカゴの独居高齢者の孤独死を調査した『Heat Wave: A Social Autopsy of Disaster in Chicago』(2003)は、複数の学術賞を受賞し、『シカゴトリビューン』紙の推薦図書となる。『ザ・ニューヨーカー』誌、CNN、NPR放送で調査研究内容が紹介され、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』、『ローリング・ストーン』誌、ラジオ番組『ディス・アメリカン・ライフ』にも取りあげられた。

白川 貴子(しらかわ たかこ)
翻訳家(英語とスペイン語)。国際基督教大学卒業。獨協大学外国語学部講師。
主な訳書:エベン・アレグサンダー『プルーフ・オブ・ヘヴン』、フェルテン『忠誠心、このやっかいな美徳』、ワイター『アニマル・ヒーリング』、ダイナ・チャヴィアノ『ハバナ奇譚』、ナバロ『聖骸布血盟』他。
発刊日
2014年11月19日
ISBN
978-4-86265-476-2
中世ラテン語動物叙事詩イセングリムス   中世ラテン語動物叙事詩
イセングリムス
—狼と狐の物語—

丑田弘忍 訳

封建制とキリスト教の桎梏のもとで生きた中世ヨーロッパの人々の様子を活写し、中でも聖職者をはじめ当時の支配階級を鋭く諷刺した動物叙事詩の傑作。待望の完訳!

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著者略歴
3080円(税込)
丑田 弘忍(うしだ こうにん)
1943年生まれ
現在 中京大学国際教養学部准教授
ドイツ語史専攻、博士(学術)
著書・訳書
『中世ラテン語叙事詩 ヴァルターの歌』(朝日出版社)
『ドイツ語語彙の史的研究』(同学社)
『フランク人の事蹟』(鳥影社)
発刊日
2014年1月17日
ISBN
978-4-86265-436-6
デュレンマット戯曲集 第二巻   デュレンマット戯曲集 第二巻

市川明/増本浩子/山本佳樹/木村英二 訳

傑作『老貴婦人の訪問』『物理学者たち』から、本邦初訳の『フランク五世』、そしてヒット作『流星』など中期の粒揃いの五作品を収録。

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著者略歴
3960円(税込)
フリードリヒ・デュレンマット(Friedrich Durrenmatt, 1921-1990)
スイスの作家。ベルン州コノルフィンゲンに牧師の息子として生まれる。ベルン大学とチューリヒ大学で哲学などを専攻。在学中に作家としてデビュー。50年代から60年代にかけて発表した戯曲によって世界的な名声を博す。晩年は演劇から離れ、自伝など散文の執筆に専念した。代表作に喜劇『老貴婦人の訪問』、『物理学者たち』など。
発刊日
2013年10月5日
ISBN
978-4-86265-416-8
   
牙のない虎日本   牙のない虎 日本

デクラン・ヘイズ
座本勝之 訳

日本への警鐘
極東における中国、韓国、北朝鮮の外交戦略を読み解き、逡巡する日本の今後の選択に重要な示唆を与える書。

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著者略歴
1760円(税込)
デクラン・ヘイズ
アイルランド出身。ダブリン大学トリニティ・カレッジで文学修士、
オーストラリア、トローブ大学でPh.D.(博士号)取得。日本在住歴
10年に及び上智大学国際教養学部教授として財政学、金融学を教えた。
東アジア分析の専門家。現在英国サウサンプトン大学で教鞭をとる。

座本勝之(ざもと かつゆき) 1944年東京生。
防衛大学校卒、航空会社勤務を経て翻訳家。
著書『伝記ペリー提督の日本開国』(双葉社)など。
発刊日
2013年7月13日
ISBN
978-4-86265-408-3
ローベルト・ヴァルザー作品集3   ローベルト・ヴァルザー作品集3
長編小説と散文集

若林 恵 訳

ヤーコプ・フォン・グンテン
フリッツ・コハーの作文集
これはもうヴァルザーだけのものだ!
読み手を震わせ、不安にし、そして幸福にする。

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。
発刊日
2013年5月30日
ISBN
978-4-86265-405-2
   
低線量放射線の脅威   低線量放射線の脅威

ジェイ M・グールド
ベンジャミン A・ゴールドマン
今井清一/今井良一 訳

「核実験と原発事故が環境に与えた、低レベル放射線が、乳幼児の死亡率を高めていた。米統計学権威が明らかにした衝撃的な真実。フクシマのあと、待望久しく発刊された古典的名著。我々はいま何をなすべきか。フクシマの子どもたちを救えるのか。」(ルポルタージュ作家・鎌田慧)

原著者による英文の序文を読む(PDF形式)

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著者略歴
2090円(税込)
ジェイ M・グールド(Jay M. Gould 1915年?2005年)
アメリカ合衆国の統計学者。コロンビア大学で経済統計学博士号取得。1955年、アメリカ合衆国司法省に雇われ、統計学者としての地位を確立。一方で反トラスト訴訟の専門家として30年以上活躍、アメリカ合衆国環境保護庁の科学諮問委員も務めた。1985年"Radiation and Public Health Project"(「放射線と公衆衛生プロジェクト」)を設立。
著書
『The Technical Elite, New York: Augustus M. Kelley』(1966年)『技術エリート?未来社会を推進するもの』(ダイヤモンド社、1969年)
『The Enemy Within: The High Cost of Living Near Nuclear Reactors』(共著、1996年)『低線量内部被曝の脅威?原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証の記録』(緑風出版、2011年)

ベンジャミン A・ゴールドマン(Benjamin A. Goldman)
"Radiation and Public Health Project"(「放射線と公衆衛生プロジェクト」)副責任者。
著書
『Hazardous Waste Management: Reducing the Risk』(1986年)、『Truth About Where You Live』(1991年)、『Discounting Human Lives: Uranium and Global Equity』(1994年)
発刊日
2013年4月24日
ISBN
978-4-86265-396-3
   
喜劇家庭教師/軍人たち   喜劇
家庭教師/軍人たち

J・M・R・レンツ 著
佐藤研一 訳

レンツの問題作 二編
貴族、僧侶、軍人、庶民たちが入り乱れて生み出す、猥雑で混沌とした圧倒的エネルギーを掬いとる。文学に新たな方向性を求めたレンツの真骨頂。

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著者略歴
1870円(税込)
J・M・R・レンツ(Jakob Michael Reinhold Lenz)
1751-92年。ドイツの詩人、劇作家。ロシア領リヴォニア生まれ。フランス領シュトラースブルクにてゲーテと友情を結ぶ。新世代の尖兵として、擬古典主義的秩序を根底から揺さぶり、演劇に原初的生命力を吹き込んで、近代ドイツ文学に決定的な足跡を残した。ヴァイマル宮廷では、ゲーテと一悶着が生じ追放の身となり、諸所を漂浪の後、モスクワに辿り着く。最後まで筆を折ることはなかったが、不遇のうちに短い人生を駆け抜けた。昨今、その真価が高く認められつつある。
佐藤研一(さとう・けんいち)
1951年東京生まれ。東京外国語大学卒、名古屋大学大学院博士課程中退、ボン大学およびベルリン・フンボルト大学留学。山形大学助教授を経て、現在東北大学大学院国際文化研究科教授。文学博士(東北大学)専攻は18世紀ドイツ文学。
著書に『劇作家J・M・R・レンツの研究』(未來社、2002年)、共著論文集に ≫Unaufhorlich Lenz gelesen...≪: Studien zu Leben und Werk von J. M. R. Lenz.(Hrsg. von Inge Stephan und Hans-Gerd Winter. Stuttgart / Weimar: Metzler 1994)ほかがある。
発刊日
2013年2月25日
ISBN
978-4-86265-394-9
ローベルト・ヴァルザー作品集4   ローベルト・ヴァルザー作品集4
散文小品集Ⅰ

新本史斉/F・ヒンターエーダー=エムデ 訳

中編『散歩』をふくむ散文小品集は、ヴァルザーの魅力をあますことなくたたえる深くて澄んだ湖だ。明敏な眼から生まれる文章は、何気なく見えて不気味でもある。

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。
発刊日
2012年10月25日
ISBN
978-4-86265-375-8
   
デュレンマット戯曲集 第一巻   デュレンマット戯曲集 第一巻

山本佳樹/葉柳和則/増本浩子/香月恵里/木村英二 訳

『聖書に曰く』から始まる五編の作品は、今こそ読まれるべき現代性を孕んでいる。ドイツ語圏で最も優れた劇作家の本格的紹介。
収録作品:聖書に曰く/盲人/ロムルス大帝/ミシシッピ氏の結婚/天使がバビロンにやって来た

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著者略歴
3960円(税込)
フリードリヒ・デュレンマット(Friedrich Durrenmatt, 1921-1990)
スイスの作家。ベルン州コノルフィンゲンに牧師の息子として生まれる。ベルン大学とチューリヒ大学で哲学などを専攻。在学中に作家としてデビュー。50年代から60年代にかけて発表した戯曲によって世界的な名声を博す。晩年は演劇から離れ、自伝など散文の執筆に専念した。代表作に喜劇『老貴婦人の訪問』、『物理学者たち』など。
発刊日
2012年10月25日
ISBN
978-4-86265-354-3
   
魂の詩人 パゾリーニ   魂の詩人 パゾリーニ

ニコ・ナルディーニ 著
川本英明 訳

イタリア映画「王女メディア」「デカメロン」等で知られ、常にセンセーショナルとゴシップを巻きおこした映画監督。異端の天才の生涯と、詩人としての素顔に迫る決定版!

朝日新聞書評で紹介

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著者略歴
2090円(税込)
ニコ・ナルディーニ
パゾリーニの母の姉妹のうちエンリケッタ・コルッシの息子で、パゾリーニの従兄弟にあたる。言語研究家で詩人、作家。ミラノで出版社を経営した後、プロデューサーのアルベルト・グリマルディの共働者として映画に専念した。
主な作品に『ジャコモ・レオパルディの書簡とその生涯』(1983)、『ジョヴァンニ・コミッソの人生』(1985)、『パゾリーニ、ある人生』(1989)、『デ・ピシス、ある詩人・画家の孤独な人生』(1990)、『マグレブのささやかな小説』(2002)などがある。

川本英明(かわもと ひであき)
1955年、奈良県に生まれる。早稲田大学在学中よりイタリア語を学ぶ。ペルージャ国際大学留学後、イタリア文学・イタリア映画研究を続ける。翻訳家。
訳書
『イタリア史Ⅶ、Ⅷ、Ⅸ』(F・グイチャルディーニ著、太陽出版)『0歳児の心の秘密がわかる本』(H・ヴァン・デ・リート著、PHP研究所)『愛を育てる食べ物壊す食べ物』(ウイリー・パジーニ著、小学館)『イタリア映画史入門』(ジャン・ピエロ・ブルネッタ著、鳥影社) 著書
『フェデリコ・フェリーニ』(鳥影社)
発刊日
2012年6月15日
ISBN
978-4-86265-356-7
さらば、モナ・リザ   さらば、モナ・リザ
世界でもっとも有名な絵の謎を解く

ロベルト・ザッペリ
星野純子 訳

モナ・リザのモデルは誰?
長いあいだ多くの人が様々な考えを公表してきたが、イタリア史の専門家が史実をもとにこの問題に遂に決着をつける。

讀賣新聞、信濃毎日新聞書評で紹介

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著者略歴
1870円(税込)
ロベルト・ザッペリ(Roberto Zapperi)
1932年生まれのイタリアの歴史家で、現在、ローマ在住。
長年、イタリア人名辞典の編集に携わり、1982-1991年、エンチクロペディア・イタリアーナ研究所編集員。1984年、1989年、パリ社会科学高等研究院、1998年、ベルリン科学コレーク、2001年、ハンブルクのヴァールブルクハウス、2008年、チューリッヒ工科大学、等々の特別研究員や客員教授をつとめる。フランス革命及び対抗宗教改革の歴史についての多数の著書は、ドイツ語、スペイン語、フランス語、英語、日本語、韓国語などに訳されている。夫人のインゲボルク・ヴァルターによる翻訳によりドイツでも多くの読者を持ち、夫人との共著もある。邦訳書:『ティツィアーノ─パウルス3世とその孫たち』(三元社1996年)『知られざるゲーテ─ローマでの謎の生活』(法政大学出版局2001年)、『教皇をめぐる四人の女─伝説と検閲の間のパウルス三世伝』(法政大学出版局2003年)、『ローマの痕跡』(鳥影社2010年)。
星野純子(ほしの・すみこ)
1944年兵庫県神戸市生まれ。1969年京都大学大学院修士課程修了。大阪府立大学総合科学部教授を経て、現在、大阪府立大学名誉教授。
著書:『ゲーテ時代のジェンダーと文学』(鳥影社、2005年)、『ドイツ/女のエクリチュール』(共著、勁草書房、1994年)
訳書:H・E・リヒター『神コンプレックス』(共訳、白水社、1990年)、R・ザッペリ『ローマの痕跡』(鳥影社、2010年)
発刊日
2011年12月10日
ISBN
978-4-86265-329-1
ゲオルク・ビューヒナー全集   ゲオルク・ビューヒナー全集

日本ゲオルク・ビューヒナー協会 有志 訳

人間への深い洞察と共感、政治的反逆と挫折、後世の文学に決定的な影響を与え、現代でもなお圧倒的な存在感をもつビューヒナー。
その全貌を、すべて新訳で贈る決定版。

図書新聞書評で紹介

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7480円(税込)
発刊日
2011年11月15日
ISBN
978-4-86265-317-8
別の言葉で言えば   別の言葉で言えば
ホフマン、フォンターネ、カフカ、ムージルを翻訳の星座から読みなおす

ペーター・ウッツ 著
新本史斉 訳

新たな意義を展開する翻訳論の登場
原作と翻訳を分かち、同時に結びつけるもの、その多様な差異によって、翻訳批評は新たな関係をたちあげるのである。

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著者略歴
2970円(税込)
ペーター・ウッツ(Peter Urz)
1954年生まれ。ローザンヌ大学文学部教授。
専門はドイツ近現代文学。翻訳論。
著書に『テクストの中の眼と耳──ゲーテ時代の文学的感覚受容』、『ほとりでの踊り──ローベルド・ヴェルザーの〈現在時文体〉』(いずれも未邦訳)他。

新本・史斉(にいもと・ふみなり)
1964年広島生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
現在、津田塾大学国際関係学科教授。
専門はドイツ語文学、翻訳論。
論文:「〈はじめて書きつけた慣れない手つきの文学〉に出会うための散歩──ローベルト・ヴェルザーの『散歩』論」(『ドイツ文学』)他。
訳書:『スイス文学三人集』(共訳、行路社)、『ヨーロッパは書く』(共訳、鳥影社)、『氷河の滴──現代スイス女性作家作品集』(共訳、鳥影社)、『ローベルト・ヴェルザー作品集1』(鳥影社)他。
発刊日
2011年7月10日
ISBN
978-4-86265-304-8
ローベルト・ヴァルザー作品集2   ローベルト・ヴァルザー作品集2
助手

若林 恵 訳

やがて没落していく事業家一家とそこに雇われた助手、そして彼らを取りまくどこにでもいる人びと──このごくありふれた日常が熱をおび、輝きだすのである。

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。

若林恵(わかばやし・めぐみ)
東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。
現在、東京学芸大学教育学部准教授。
専門はドイツ語圏文学・文化。
著書:『カフカ事典』(共訳、三省堂)
論文:「逃走の物語──マルグリート・バウアの『物語の逃走』について──」(「世界文学」)他。
訳書:『現代スイス短篇集』(分担訳、鳥影社)、『氷河の滴──現代スイス女性作家作品集』(分担訳、鳥影社)他。
発刊日
2011年6月30日
ISBN
978-4-86265-305-5
ヨーロピアンアンティーク大百科   《サザビーズ流》
ヨーロピアン アンティーク大百科

英国・リージェント美術アカデミー 編
白須賀元樹 訳

本邦初公開
英国オークションハウスの老舗サザビーズのエキスパートたちがアンティークのノウハウをすべて公開
初心者からプロを目指す上級者まで、世界のアンティークを愛する人すべてに贈る書

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
6286円(税込)
白須賀元樹(しろすか もとき)
1935年 東京都生まれ。
1962年 東京大学卒業。
1975年 ニューヨーク市立大学大学院卒業(経営学博士Ph.D.in Buisiness。同校講師)。
1996年 英国ロンドン、リージェント美術アカデミー卒業。(アンティーク学ディプロマ、Diploma in Antiques)
1998年 日立製作所および同社関連会社のアメリカ、イギリス現地法人代表者など歴任後退職。
2003年 (財)海外職業訓練協会(OVERSEAS VOCATIONAL TRANING ASSOCIATION=OVTA)登録アドバイザー。日本企業の海外活動に対する指導・アドバイスなどのコンサルタントに従事。
著書『MDS法の理論と応用─多次元測定法入門』日本経営出版会
発刊日
2011年5月28日
ISBN
978-4-86265-295-9
   
   
   
   
   
わたしがこの世で望んだすべて   わたしがこの世で望んだすべて
ヨハンナ・ショーペンハウアーの生涯

カローラ・シュテルン
宮本絢子 訳

ゲーテの時代に一人の女性が力強くその人生を生き抜いた。それは現代の私たちに多くのものを提示している。彼女の息子は哲学者ショーペンハウアーである。

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
2090円(税込)
カローラ・シュテルン(Carola Stern 1925-2006)
ドイツ連邦共和国において、政治ジャーナリストのもっとも重要な一人に数えられた、1960-1970年にキーペンホイヤー&ヴィッチュ出版社の政治編集部門を率いた。その後WDR(西部ドイツ放送)で編集者・解説者として働く。また作家としても著名で、以下のように多くの作品がある。『ウルブリヒトの伝記』(1963)、『わたしは翼がほしい。ドロテア・シュレーゲルの人生』(1990)、『わたしの心のテクスト。ラーエル・ファルンハーゲンの人生』(1994)、『イサドラ・ダンカンとセルゲイ・エセーニン』(1996)、『男性は別な愛し方をする。ヘレーネ・ヴァイゲルとベルトルト・ブレヒト』(2000)など。
発刊日
2011年3月25日
ISBN
978-4-86265-288-1
   
   
   
黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った〈上〉   黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った〈上〉

ニーチェ
小山修一 訳

巨大な謎に挑む翻訳
学生時代の訳者が「ツァラトゥストラ」を幾つかの翻訳で読んだ時、何か「根本的な嘘」があるのではないか、「密かに毒を盛り、“赤ん坊”を掏り替えた者たち」がいるのではないか、と感じたという。以来ほぼ40年、訳者は自らの翻訳で以て、巨大な謎を解き明かそうとする。

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著者略歴
1980円(税込)
小山修一(こやま・しゅういち)
1948年 福岡県生まれ
2011年2月現在、石巻専修大学准教授
「文芸東北奥松島」主宰
著書:詩集『黄金のひみつ』(鳥影社 2001)
   詩集『韓国の星、李秀賢に捧ぐ』(文芸東北新社 2008)
  『「ツァラトゥストラ」入門』(郁文堂 2005)
訳書:『ツァラトゥストラ』上、下(鳥影社 2003)
発刊日
2011年2月25日
ISBN
978-4-86265-292-8
   
   
黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った〈下〉   黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った〈下〉

ニーチェ
小山修一 訳

100年をくつがえす衝撃的翻訳
従来から〈序説1〉において使われてきた「没落」という訳語が、冒頭からニーチェの詩魂を骨抜きにするものだという訳者の指摘は衝撃的である。確かに「没落」は奇妙だとか変だと感じていた人は少なくない。しかし、裸の王様が裸だと明言した人は、この100年いなかったのではないだろうか。

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著者略歴
1980円(税込)
小山修一(こやま・しゅういち)
1948年 福岡県生まれ
2011年2月現在、石巻専修大学准教授
「文芸東北奥松島」主宰
著書:詩集『黄金のひみつ』(鳥影社 2001)
   詩集『韓国の星、李秀賢に捧ぐ』(文芸東北新社 2008)
  『「ツァラトゥストラ」入門』(郁文堂 2005)
訳書:『ツァラトゥストラ』上、下(鳥影社 2003)
発刊日
2011年2月25日
ISBN
978-4-86265-293-5
   
   
死者の子供たち   死者の子供たち

エルフリーデ・イェリネク
中込啓子/須永恆雄/岡本和子 訳

言葉が言葉をつむぐ。
イメージがイメージを呼ぶ。
死者が死者を招きよせる。
イェリネクの最重要長編。

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
3080円(税込)
エルフリーデ・イェリネク(Elfride Jelinek)
1946年生まれのオーストリアの作家。その活動は、小説、演劇、ラジオドラマ、映画のシナリオなど幅広い分野に及ぶ。オーストリアの戦後処理の問題やその保守性ときびしく対峙する作品を発表し続ける。1998年にゲオルク・ビューヒナー賞、2004年にフランツ・カフカ賞、2004年にノーベル文学賞を受賞。
作品として、『ピアニスト』、『したい気分』、『別れの言葉』、『死者の子供たち』、『貪欲』、その他。長編小説、演劇テクスト、詩、政治的論評など多数。
発刊日
2010年12月25日
ISBN
978-4-86265-282-9
   
   
ローベルト・ヴァルザー作品集1   ローベルト・ヴァルザー作品集1
タンナー兄弟姉妹

新本史斉/F・ヒンターエーダー=エムデ 訳

生きるということに特別な意味を付与しない主人公ジーモン──自分の生を「ただただ生きる」ことで、彼は手に触れるように世界を感じるのである。

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
2860円(税込)
ローベルト・ヴァルザー(Robert Walser)
1878-1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年以降は精神療養施設で過ごし、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡。同時代において、カフカ、ベンヤミン、ムージル、ヘッセに愛読されたその作品は、現代では、W・G・ゼーバルト、E・イェリネク、S・ソンタグ、J・M・クッツェー、E・ビラ=マタス、G・アガンベンらの作家、思想家に愛読されている。
新本 史斉
1964年広島生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
現在、津田塾大学国際関係学科准教授。
専門はドイツ語文学、翻訳論。
フランツ・ヒンターエーダー=エムデ
1958年ドイツ、バイエルン州生まれ。文学博士。
現在、山口大学人文学部教授。
専門は比較文学。
発刊日
2010年7月30日
ISBN
978-4-86265-251-5
   
   
   
   
   
   
   
ドイツ詩を読む愉しみ   ドイツ詩を読む愉しみ
ゲーテからブレヒトまで

森泉朋子 編訳

古典期のゲーテから20世紀のブレヒトまで時代を経てなお輝き続けるドイツ詩50編を珠玉の翻訳とみずみずしいエッセイで贈る。

図書新聞書評で紹介

日本図書館協会選定図書

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著者略歴
1760円(税込)
森泉朋子(もりいずみ・ともこ)
1988年上智大学ドイツ文学科卒業。
1990年東京外国語大学大学院修士課程修了。
現在、東京工業大学、および拓殖大学非常勤講師。
発刊日
2010年7月10日
ISBN
978-4-86265-250-8
ドイツ映画   ドイツ映画

ザビーネ・ハーケ 著
山本佳樹 訳

黎明期から2007年まで
ヨーロッパ映画やハリウッドとの関係を視野に入れ、政治的・経済的・社会的・文化的関連のなかでドイツ映画を位置づける。

在庫無し

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著者略歴
本体3,900円+税
山本佳樹(やまもと・よしき)
1960年愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。ドイツ文学専攻。現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授。
著訳書:『幻想のディスクール ロマン派以降のドイツ文学』鳥影社(共編・共著、1994年)、『ウーファ物語 ある映画コンツェルンの歴史』鳥影社(共訳、2005年、ダウテンダイ=フェーダー翻訳賞受賞)など。
発刊日
2010年3月30日
ISBN
978-4-86265-239-2
ローマの痕跡   ローマの痕跡
ゲーテとそのイタリア

ロベルト・ザッペリ 著
星野純子 訳

ゲーテとイタリアとの関係を徹底的に探った注目の書。両者の関係はわれわれを、ゲーテについて新たなこと、重要なことを知る地平へと導くだろう。

価格
著者略歴
1760円(税込)
ロベルト・ザッペリ(Roberto Zapperi)
1932年生まれのイタリアの歴史家で、現在、ローマ在住。
長年、イタリア人名辞典の編集に携わり、1982-1991年、エンチクロペディア・イタリアーナ研究所編集員。1984年、1989年、パリ社会科学高等研究院、1998年、ベルリン科学コレーク、2001年、ハンブルクのヴァールブルクハウス、2008年、チューリッヒ工科大学、等々の特別研究員や客員教授をつとめる。フランス革命及び対抗宗教改革の歴史についての多数の著書は、ドイツ語、スペイン語、フランス語、英語、日本語、韓国語などに訳されている。夫人のインゲボルク・ヴァルターによる翻訳によりドイツでも多くの読者を持ち、夫人との共著もある。邦訳書には、『ティツィアーノ─パウルス3世とその孫たち』(三元社1996年)『知られざるゲーテ─ローマでの謎の生活』(法政大学出版局2001年)、『教皇をめぐる四人の女─伝説と検閲の間のパウルス三世伝』(法政大学出版局2003年)など。
星野純子(ほしの・すみこ)
1944年兵庫県神戸市生まれ。1969年京都大学大学院修士課程修了。大阪府立大学総合科学部教授を経て、現在、大阪府立大学名誉教授。
著書:『ゲーテ時代のジェンダーと文学』(鳥影社、2005年)、『ドイツ/女のエクリチュール』(共著、勁草書房、1994年)
訳書:H・E・リヒター著『神コンプレックス』(共訳、白水社、1990年)
発刊日
2010年3月15日
ISBN
978-4-86265-231-7
   
   
   
   
   
   
   
   
   
別れの言葉   別れの言葉
三篇のドラマ小品

エルフリーデ・イェリネク 著
中込啓子 訳

政治的現実に拮抗するイェリネクの演劇的空間を示す重要な三篇『別れの言葉(レ・ザデュー)』『沈黙』『死と乙女Ⅱ』を収録。

価格
訳者略歴
1760円(税込)
中込啓子(なかごめ・けいこ)
東京都生まれ。お茶の水女子大学卒業後、東京大学大学院独語独文学修士課程修了。現在、大東文化大学外国語学部教授。エルフリーデ・イェリネク研究センター委員会(ウィーン大学内)海外委員。
著書:『ジェンダーと文学─イェリネク、ヴォルフ、バッハマンのまなざし』(鳥影社、1996年)
訳書:クリスタ・ヴォルフ『ギリシアへの旅』(恒文社、クリスタ・ヴォルフ選集4、1998年)、E・イェリネク『ピアニスト』(鳥影社、2002年)、E・イェリネク『したい気分』(共訳、鳥影社、2004年)、E・イェリネク『死と乙女』(鳥影社、2009年)、クリスタ・ヴォルフ『カッサンドラ』(改訳):『失踪者/カッサンドラ(世界文学全集Ⅱ-2)』所収(河出書房新社、2009年)他。
発刊日
2009年12月25日
ISBN
978-4-86265-217-1
   
   
   
   
ヒトラー第三帝国から約束の地へ   ヒトラー第三帝国から約束の地へ
ユダヤ人の子どもたちの劇的な旅

ユッタ・フォーゲル 著
宮本絢子 訳

ヒトラー・ドイツによるユダヤ人の追放。その中には当然多くの子どもたちがいた。故郷を追い出され、両親を失い、兄弟姉妹とはぐれ、ようやく新しい地にたどり着くまでの困難で劇的な旅の全貌。

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著者略歴
1870円(税込)
ユッタ・フォーゲル(Jutta Vogel)
1952年生まれ、ジャーナリスト、作家、ベルリンの制作会社の協力者。テレビ番組のために学術・歴史調査に携わり、また資料を提供し、台本を指導する。ZDF制作「ユダヤ人の子どもたちの劇的な旅」に関する資料を集めるために、イスラエルに行き、戦争を生き延びた多くの人にインタヴューした。ユッタ・フォーゲルは現在、家族とともにベルリンに住んでいる。
宮本絢子(みやもと・あやこ)
1943年東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
現在、日本女子大学人間社会学部教授。
専門はドイツ語圏の18世紀から現代に至る女性文学。
著書:『ヴェルサイユの異端公妃』(鳥影社)、『日本語学叢書 女性語の世界』(共著、明治書院)
訳書:『女性の視点によるキリスト教神学事典』(共訳、日本基督教団)、アンナ・ミットグッチュ『体罰』(鳥影社)、ハンス・ビーダーマン『図説世界シンボル事典』(共訳、八坂書房)、ゲレオン・ゴルドマン『死の影 慰めの光』(鳥影社)
発刊日
2009年12月10日
ISBN
978-4-86265-216-4
   
   
   
   
   
   
   
ゲオルクの死   ゲオルクの死

リヒャルト・ベーア=ホフマン 著
松川 弘 訳

「若きウィーン」派の中心で活躍したベーア=ホフマンの幻の名品、初の完訳。主人公の夢や回想、現実との錯綜を描くウィーン世紀末文学の代表作。

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著者略歴
1650円(税込)
松川 弘(まつかわ・ひろし)
1954年生まれ。現在広島工業大学准教授。
著書『ドイツ 言語文化と社会』『生のかたち 死のかたち』(共に共著、北樹出版)
訳書『フィクションとコミュニケーション』(J・アンデレック著、青山社)
他に、19~20世紀のドイツ、オーストリア文学(ホフマンスタール、ベーア=ホフマン、ザルテン、ランペ、E・G・ヴィンクラー等)についての論文がある。
発刊日
2009年7月20日
ISBN
978-4-86265-187-7
   
ドブロリューボフ著作選集Ⅰ─ⅩⅧ   ドブロリューボフ著作選集Ⅰ─ⅩⅧ、別巻

N・A・ドブロリューボフ
横田三郎 訳

ドブロリューボフ著作選集の各巻の詳細はこちら

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訳者略歴
no data
横田三郎
1923年、大阪市に生まれる。ドブロリューボフ関係の著書として『ドブロリューボフの生涯と思想』(1990年、広島修道大学総合研究所)、訳書として『革命的民主主義の教育』(1970年、福村出版)『概念論と体罰への批判』(1970年、福村出版)『反動教育思想批判』(1972年、福村出版)『闇の王国の中の一条の光』(1983年、にんげん社)がある。
発刊日
no data
ISBN
no data
   
死と乙女プリンセスたちのドラマ   死と乙女 プリンセスたちのドラマ

エルフリーデ・イェリネク
中込啓子 訳

つねに意欲的に作品を創作しつづけるノーベル賞作家イェリネク。本書には死をモチーフにした「白雪姫」「いばら姫」「ロザムンデ」「ジャッキー」「壁」の5本のドラマを収める。

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訳者略歴
1870円(税込)
中込啓子(なかごめ・けいこ)
東京生まれ。お茶の水女子大学卒業後、東京大学大学院独語独文学修士課程修了。現在、大東文化大学文学部教授。エルフリーデ・イェリネク研究センター委員会(ウィーン大学内)海外委員。
著書:『ジェンダーと文学─イェリネク、ヴォルフ、バッハマンのまなざし』(鳥影社、1996年)
訳書:クリスタ・ヴォルフ『ギリシアへの旅』(恒文社、クリスタ・ヴォルフ選集4、1998年)、E・イェリネク『したい気分』(共訳、鳥影社、2004年)、クリスタ・ヴォルフ『カッサンドラ』(改訳):『失踪者/カッサンドラ(世界文学全集Ⅱ-2)』所収(河出書房新社、2009年)他。
発刊日
2009年5月15日
ISBN
978-4-86265-182-2
   
   
   
   
放浪のユダヤ人とエッセイ二篇   放浪のユダヤ人とエッセイ二篇

ヨーゼフ・ロート
平田達治 訳

ロートの魅力を深く知るための三篇、「放浪のユダヤ人」「ホテルの世界」「精神の火刑」を収録。それぞれロートの三つの時代を表現する好エッセイ。

週刊朝日書評で紹介

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訳者略歴
1760円(税込)
平田達治(ひらた・たつじ)
1934年生まれ。大阪大学名誉教授。
著書
『ウィーンのカフェ』(大修館書店)
『輪舞の都ウィーン』(人文書院)
『中欧・墓標をめぐる旅』(集英社新書)ほか。
訳書
『ヨーゼフ・ロート小説集・全4巻』(共訳、鳥影社)
ロート『ラデツキー行進曲』(鳥影社)
ロート『果てしない逃走』(岩波文庫)
H・ハウマン『東方ユダヤ人の歴史』(共訳、鳥影社)
J・シュレーア『大都会の夜』(共訳、鳥影社)
K・クライマイヤー『ウーファ物語』(共訳、鳥影社)ほか。
発刊日
2009年5月10日
ISBN
978-4-86265-175-4
   
   
   
   
   
   
芸術に関する幻想   芸術に関する幻想

W・H・ヴァッケンローダー
L・ティーク 序文/毛利真実 訳

芸術への深い愛と敬虔な心
デューラーに対する限りない敬虔、ラファエロ、ミケランジェロなどイタリア画家たちへの深い共感、そして音楽へのオマージュが奏でられる。

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訳者略歴
1650円(税込)
毛利真美(もうり・まみ)
1961年兵庫県県生まれ
慶應義塾大学文学部独文学科卒業
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
学術博士(神戸大学)
発刊日
2009年2月10日
ISBN
978-4-86265-165-5
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