価格
8580円(税込)
ページ数
982ページ
発行日
2022年8月8日
ISBN
978-4-86265-968-2
リヒテンベルクの手帖 Ⅱ
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク 著
吉用宣二 訳
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- 18世紀最大の「知の巨人」が残した記録本邦初全訳・全II巻の完結
- 「リヒテンベルクの図形」で有名な自然科学者であり、啓蒙の思想家であった著者が、全科百般を論じ、恋愛や自分の内面(夢)をも観察し記録した、人間的魅力あふれる手帖の全容が、ここにはじめて明らかになる。
II巻では資料ノート、日記等を収録
- リヒテンベルクは、機知に富んだアフォリズムで有名であるように、言語表現を重視していた。 「良い表現は良い考えと同じくらいの価値がある。表現されたものを良い側面から示すことなしに、自分を良く表現することは不可能である」(「訳者あとがき」より)
目次
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手帖 Ⅱ
ノートA 第一から第五のノート さまざまな科学的覚書 1765 -1770
ノート KA 豊穣の角 Κέρας ’Αμαλθεíας 1765 -1772
ノートD 科学的な覚書 1772 -1777
ノートG 1779 -1783
ノートH 1784 -1788
金色の紙のノート 1789年冬
ノートJ 1789 -1793
ノートK 1793 -1796
ノートL 物理学的、哲学的な覚書 1796 -1799
雑録ノート 1798
日付が決定されない分散した覚書
資料ノート
資料ノートⅠ「イギリスからの手紙」と「Orbis pictus世界絵地図 」
資料ノートⅡ「 Orbis pictus 世界絵地図」のために
日記 Tagebücher
日記 Tagebuch 1770-1772
旅行―日記 REISE―TAGEBUCH 25.9.1774-15.4.1775
旅行―覚書 REISE―ANMERKUNGEN 1775
国のカレンダー STAATSKALENDER 1789-1799
ウルリヒ・ヨースト教授の批評版による補正、訂正
訳者あとがき(第二巻に)
著者略歴
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ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク(Georg Christoph Lichtenberg)
1742‐1799年。
ゲッティンゲン大学教授(物理学)、ドイツの啓蒙期の代表的学者の一人。
著作は「ポケットカレンダー」、「ホガースの版画の解説」など。
「手帖」は死後に出版された。
訳者略歴
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吉用 宣二(よしもち せんじ)
1952年 滋賀県生まれ
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
東北学院大学名誉教授
訳書:
ルートヴィヒ・ホール『覚書』2016年、晃洋書房
セース・ノーテボーム『サンティアゴへの回り道』2019年、水声社
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク『リヒテンベルクの手帖I』2021年、鳥影社