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藤枝静男評伝 ─私小説作家の日常─   藤枝静男評伝 ─私小説作家の日常─

名和哲夫

藤枝静男は私小説作家である。ときに人は、彼を極北の私小説作家と呼ぶ。辞書によると「極北」とは「物事が限界にまで達したところ」という意味らしい。つまり、限界まで達した私小説作家ということか。
藤枝静男は一般的にはあまり多くの人に知られてはいない。だが、作家・評論家の中には(私小説という枠を超えて)日本近代の作家たちの中で特に重要な一人に挙げる人もいる。それが彼を極北の私小説作家と呼ばせる所以の一つとも言えるだろう。 これほどまでに読者だけではなく、評論家や他の作家たちに敬愛され、彼らを虜にする藤枝静男の生涯、彼の作品、そして彼を支えた家族たちのことを見ていこうと思う。

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著者略歴
1980円(税込)
名和 哲夫(なわ てつお)
愛知大学文学部国文学専攻卒。 昭和文学会・群系の会会員。 藤枝静男を20年以上研究し続けている、私小説研究者。 著書に『僕は藤枝静男と浜松で』など。
発刊日
2024年6月18日
ISBN
978-4-86782-088-9
向田邦子『あ・うん』ー「青りんご」まで   向田邦子『あ・うん』ー「青りんご」まで

高橋行徳

〈向田邦子がここにいる〉
日常の一瞬を切り取って、人間の素性を垣間見せてくれたエッセイスト、脚本家、小説家、そしてプロデューサーであった向田邦子の魅力に迫る。

日常の小さな出来事に引っ掛かりを覚えることから、向田の発想は始まる…つまりは、個人の体験に裏打ちされていたからこそ、向田の創作は説得力を持ちえたのである。(文中より)

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著者略歴
1980円(税込)
高橋行徳(たかはし ゆきのり)
1947年兵庫県生まれ。77年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。日本女子大学名誉教授。 著書に『開いた形式としてのカフカ文学』(鳥影社)、『向田邦子「冬の運動会」を読む』(鳥影社)、『向田邦子、性を問う─「阿修羅のごとく」を読む』(いそっぷ社)、『それとは違う小津安二郎』(鳥影社)。 翻訳にフォルカー・クロッツ『閉じた戯曲開いた戯曲』共訳(早稲田大学出版部)。他に『タウリスのイフィゲーニエ』試論(日本ゲーテ協会会長賞)、溝口健二『祇園の姉妹』─男性社会に反逆する芸者(『アジア遊学』118号)、向田邦子『家族熱』ノート(『ユリイカ』2012年5月号)、『精選女性随筆集第11巻向田邦子』解説(文藝春秋)、ドラマ『あ・うん』の一考察(『向田邦子文学論』向田邦子研究会編新典社)など。
発刊日
2024年3月13日
ISBN
978-4-86782-078-0
さようなら大江健三郎こんにちは   さようなら大江健三郎こんにちは

司 修

宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を長く引用したのは、私がこれから書こうとする長い文章について考えると浮かんで来る物語だからです。

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著者略歴
2420円(税込)
司 修(つかさ・おさむ)
1936年生まれ。画家、小説家。法政大学名誉教授。
中学卒業後、独学で絵を学び、絵画や版画をはじめ、絵本、書籍の装丁、挿絵など多岐にわたる作品を発表。また小説やエッセイ、脚本など文筆分野での活躍でも知られる。
1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。 1993年 「犬」で 川端康成文学賞、 2006年 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞、2011年『本の魔法』で大佛次郎賞受賞。 2016年イーハトーブ賞受賞。
展覧会
1986 年『司修の世界』(池田20 世紀美術館)
2011年『司修のえものがたり──絵本原画の世界』(群馬県立近代美術館)
著書
絵本:『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店)
『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)
『ぼくはひとりぼっちじゃない』(作・絵 司修、理論社)
小説:『幽霊さん』(ぷねうま舎)
『戦争と美術』(岩波新書)
『空白の絵本 ─語り部の少年たち─』(鳥影社) などがある。
発刊日
2024年3月3日
ISBN
978-4-86782-077-3
一三人の作家 藤村・草平・弥生子・らいてう・勇・和郎・捷平・葦平など   一三人の作家 藤村・草平・弥生子・らいてう・勇・和郎・捷平・葦平など

原武 哲

一三人の作家〈島崎藤村・森田草平・野上豊一郎・野上弥生子・平塚らいてう・吉井勇・広津和郎・木山捷平・火野葦平・野田宇太郎・牛島春子・嘉陽安男・帚木蓬生〉の生き様、故郷への思い、漱石との接点、野田宇太郎宛書簡、作品論、作家論、国際学会発表論文、対談等。
─文学研究の果てなき道を歩む著者の集大成

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著者略歴
3520円(税込)
原武 哲(はらたけ さとる)
1932年5月14日福岡県大牟田市生まれ。
九州大学文学部国語国文学科卒業。
福岡女学院短期大学国文科助教授、教授を経て、1994年1年間中国・吉林大学外国語学院日語系客員教授、福岡女学院大学人間関係学部教授。現在、福岡女学院大学名誉教授。
主な著書
『夏目漱石と菅虎雄―布衣禅情を楽しむ心友―』(教育出版センター、1983年12月)。『喪章を着けた千円札の漱石―伝記と考証―』(笠間書院、2003年10月)。『夏目漱石の中国紀行』(鳥影社、2020年10月)。『夏目漱石は子役チャップリンと出会ったか?-漱石研究蹣跚―』(鳥影社、2022年4月)。編著に『夏目漱石周辺人物事典』(笠間書院、2014年7月)。 『夏目漱石外伝―菅虎雄先生生誕百五十年記念文集―』(菅虎雄先生顕彰会、2014年10月19日)など。
発刊日
2024年1月1日
ISBN
978-4-86782-018-6
少女たちの〈居場所〉ー資本の他者としてー   少女たちの〈居場所〉ー資本の他者としてー

関谷 由美子

「大人に成るは嫌やなこと」(「たけくらべ」)
この声のゆくえを日本文学の中に探る。

少女について、この社会が擁する言葉は実に少ない。だから少女は、憂鬱の宝庫である。(「あとがき」より)

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著者略歴
3520円(税込)
関谷由美子(せきや ゆみこ)
東京生まれ 博士(文学)
1980年 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了
2014年 学位取得(首都大学東京)
職歴 文教大学、大東文化大学、上智大学、共立女子大学、国士舘大学、成城大学短期大学部などで講師を務める。
現在 日本近代文学会、日本文学協会、社会文学会、島崎藤村学会会員
○著書
『漱石・藤村〈主人公の影〉』(愛育社 1998・5)
『〈磁場〉の漱石―時計はいつも狂っている―』(翰林書房2013・3)
○共著他 『大石修平 感情の歴史』(共編 有精堂1996・10)、『明治女性文学論』(共編 翰林書房2007・11)、『大正女性文学論』(共編 翰林書房2010・12)、『韓流サブカルチュアと女性』(共著 至文堂2006・7)、『井上ひさしの演劇』(共著 翰林書房2012・12)、『つかこうへいの世界 消された〈知〉』(2019・2)、『宝塚の21世紀―演出家とスターが描く舞台』(共著 社会評論社2020・4)など。
発刊日
2023年12月25日
ISBN
978-4-86782-043-8
林芙美子とインドネシア   林芙美子とインドネシア
作品と研究

ソコロワ山下聖美 編著

林芙美子、南方体験の行方—。
自然と人間が融合するボルネオにおける鮮烈なイメージの享受
ジャワの村落・トラワスでの人情味あふれるホームステイ体験
スマトラのジャングルを行く壮大なアドベンチャー
【付録として林芙美子インドネシア作品集を収める】

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著者略歴
3520円(税込)
ソコロワ山下聖美(ソコロワ やました きよみ)
文芸研究家。1972年生。日本女子大学文学部英文学科卒業、日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)。現在、日本大学芸術学部文芸学科教授。専攻は日本近現代文学、国際文化交流。
単著
『賢治文学「呪い」の構造』『ニチゲー力 日大芸術学部とは何か』(以上、三修社)、『女脳文学特講―芙美子・翠・晶子・らいてう・野枝・弥生子・みすゞ』(三省堂)、『新書で入門 宮沢賢治のちから』(新潮新書)、『わたしの宮沢賢治 豊穣の人』(ソレイユ出版)、『清水正の宮沢賢治論』『一〇〇年の坊っちゃん』『宮沢賢治・『ポラーノの広場』論』『宮沢賢治・『風の又三郎』論』『ケンジ童話とその周辺』『検証・宮沢賢治論』『宮沢賢治を読む』(以上、D文学研究会)、『検証・宮沢賢治の詩 〈1〉「春と修羅」』『検証・宮沢賢治の詩 〈2〉「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」』(以上、鳥影社)、『別冊NHK100分de名著 集中講義 宮沢賢治』(NHK出版)などがある。
共著
『共感覚から見えるもの アートと科学を彩る五感の世界』(勉誠出版)、『マンガで読み解く 宮沢賢治の童話事典』(東京堂出版)、『社会人になるためのキャリア情報リテラシー』『はじめての「情報」「メディア」「コミュニケ―ション」リテラシー』(以上、技術評論社)などがある。
発刊日
2022年11月1日
ISBN
978-4-86265-967-5
ドストエフスキー『悪霊』の概要展望と深層構造   ドストエフスキー『悪霊』の概要展望と深層構造
—悪魔のヴォードヴィル的空間—

清水孝純

われわれは今、「悪魔の黙示録」の世界を生きているのか? ドストエフスキー生誕200年をすぎて、21世紀の今日また切実さをもって甦る名作を、長年ドストエフスキー研究・比較文学に携わってきた第一人者が徹底解析する。
これは「悪魔のヴォードヴィル」を内包する黙示録的世界なのだ。(本文より)
スタヴローギンは何故自殺したのか? ピョートルはメフィストーフェレス? ドストエフスキー版『父と子』の物語。

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著者略歴
2750円(税込)
清水孝純(しみず たかよし)
1930年東京生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程を修了後、日本大学講師を経て、1969年九州大学教養部助教授。1976年同教授。同大学退職後、福岡大学人文学部教授を経て、現在九州大学名誉教授。

主な著書
『小林秀雄とフランス象徴主義』(審美社 1980)
『ドストエフスキー・ノート 『罪と罰』の世界』(九州大学出版会、第1回池田健太郎賞受賞 1981)
『西洋文学への招待 中世の幻想と笑い』(九州大学出版会 1982)
『祝祭空間の想像力 ヨーロッパ中世文学を読む』(講談社学術文庫 1990)
『幻景のロシア ペレストロイカの底流』(九州大学出版会 1991)
『漱石 その反オイディプス的世界』(翰林書房 1993)
『道化の風景 ドストエフスキーを読む』(九州大学出版会 1994)
『交響する群像(『カラマーゾフの兄弟』を読む 1)』(九州大学出版会 1998)
『漱石そのユートピア的世界』(翰林書房 1998)
『闇の王国・光の王国(『カラマーゾフの兄弟』を読む 2)』(九州大学出版会 1999)
『新たなる出発(『カラマーゾフの兄弟』を読む 3)』(九州大学出版会 2001)
『笑いのユートピア 『吾輩は猫である』の世界』(翰林書房、第11回やまなし文学賞受賞 2002)
『ルネサンスの文学 遍歴とパノラマ』(講談社学術文庫 2007)
『白痴』を読む』(九州大学出版会 2013、第13回日本キリスト教文学会賞受賞) 
『漱石『夢十夜』探索―闇に浮かぶ道標』(翰林書房 2015)
その他論文多数
発刊日
2022年8月26日
ISBN
978-4-86265-977-4
夏目漱石は子役チャップリンと出会ったか? 漱石研究蹣跚   夏目漱石は子役チャップリンと出会ったか? 漱石研究蹣跚

原武 哲

漱石についての論文・随筆40編を収録!
表題作では、夏目漱石が英国留学中に訪れたロンドンのミュージック・ホールで子役時代の喜劇王・チャップリンが出演した芝居を鑑賞していたのかを検証。
そのほか、長年漱石を研究してきた著者による選りすぐりの伝記、考証を収める。

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著者略歴
3080円(税込)
原武 哲(はらたけ さとる)
1932年 5月14日福岡県大牟田市生まれ。
九州大学文学部国語国文学科卒業。
福岡女学院短期大学国文科助教授、教授を経て、1994年1年間中国吉林大学外国語学院日語系客員教授、福岡女学院大学人間関係学部教授。現在、福岡女学院大学名誉教授。
主な著書
『夏目漱石と菅虎雄―布衣禅情を楽しむ心友―』(教育出版センター、1983年12月)。
『喪章を着けた千円札の漱石―伝記と考証』(笠間書院、2003年10月)。
『夏目漱石の中国紀行』(鳥影社、2020年10月)。
編著に『夏目漱石周辺人物辞典』(笠間書院、2014年7月)。
『夏目漱石外伝―菅虎雄先生生誕百五十年記念文集―』(菅虎雄先生顕彰会、2014年10月19日)など。
発刊日
2022年4月27日
ISBN
978-4-86265-959-0
評伝 小川国夫 ―至近距離から   評伝 小川国夫 ―至近距離から

山本恵一郎

小川国夫との五十年に及ぶ親交を「カミソリの刃のうえを歩くようなこと」と記す著者しか書き得ない、作家の素顔と作品の構造との関わり。小川文学の根幹に迫る評伝の完成。

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著者略歴
1980円(税込)
山本恵一郎(やまもと けいいちろう)
1937年生まれ。1968年小川国夫と初めて会い、以降年譜制作、評伝を執筆。
著書『東海のほとり(評伝小川国夫第一部)』(麥書房)
『海の声(評伝小川国夫第二部)』(青銅会)
『若き小川国夫』(小沢書店)
『年譜制作者』(小沢書店)
『静岡の作家群像』静新新書(静岡新聞社)新聞連載後刊行
『小川国夫を読む』静新新書(静岡新聞社)新聞連載後刊行
『小川国夫との対話』(菁柿堂)
発刊日
2022年4月27日
ISBN
978-4-86265-960-6

詩歌往還 遠ざかる戦後   詩歌往還 遠ざかる戦後

松林尚志

俳句や詩作の傍ら、芭蕉など古典研究を積み重ねてきた著者。卒寿を越えて、詩歌全般にわたる埋もれた貴重な労作を集録すると共に、回想記を添える。

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著者略歴
2200円(税込)
松林尚志(まつばやし しょうし)
1930 年 、長野県生まれ、慶應義塾大学経済学部卒業。
現代俳句協会、現代詩人会の各会員。
俳誌「木魂」代表、「海程」同人。
著書:句集『方舟』1966(暖流発行所)
『 冬日の藁』2009(角川書店)
『 山法師』2019(ふらんす堂)
詩集『 H・E の生活』1976((株)無限)
『 木魂集』1983(書肆季節社)
『 初時雨』2020(砂小屋書房)
評論『 古典と正統 伝統詩論の解明』1964(星書房)
『 芭蕉 愛執と求道の詞花』1990(角川書店)
『 日本の韻律 五音と七音の詩学』1996(花神社)
『 瀧春―鑑賞』2001(沖積舎)
『 子規の俳句・虚子の俳句』2002(花神社)
『 現代秀句 昭和二十年代以降の精鋭たち』2005(沖積舎)
『 斎藤茂吉論 歌にたどる巨大な叙情的自我』2006(北宋社)
『 芭蕉から蕪村へ』2007(角川学芸出版)
『 俳句に憑かれた人たち』2010(沖積舎)
『 桃青から芭蕉へ 詩人の誕生』2012(鳥影社)
『 和歌と王朝』2015(鳥影社)
『 一茶を読む やけ土の浄土』2018(鳥影社)
発刊日
2021年11月12日
ISBN
978-4-86265-930-9

『季刊文科』同人雑誌季評 2014冬〜2021夏   『季刊文科』同人雑誌季評 2014冬〜2021夏

谷村順一

日本文学の源流「同人雑誌」を見守りつづけた記録
かつて同人雑誌はプロを夢みる文学青年たちの研鑽の場であり、多くの芥川賞・直木賞受賞者を輩出してきたが、近年では同人たちの高齢化と減少により、多くが廃刊へと追い込まれている。一方で、若者を中心とした新スタイルの同人雑誌の立ち上げや、即売会「文学フリマ」の開催など、新しい動きが始まっている。これは著者による真摯な同人雑誌作品評、7年間の記録である。

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著者略歴
1980円(税込)
谷村順一(たにむら じゅんいち)
1973年東京都生まれ。専門は日本現代文学。
日本大学芸術学部文芸学科卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。
現在、日本大学芸術学部文芸学科准教授。
2014年より『季刊文科』で「同人雑誌季評」を、『文藝年鑑2017』『文藝年鑑2018』『文藝年鑑2019』の「概観 同人雑誌」の項を担当。
発刊日
2021年9月30日
ISBN
978-4-86265-925-5

創作入門 ─小説は誰でも書ける 小説を驚くほどよくする方法   創作入門 ─小説は誰でも書ける
小説を驚くほどよくする方法

奥野忠昭

長年の創作活動、物語学(ナラトロジー)研究、小説指導に基づく小説を書くための基礎理論とテクニック
自らも芥川賞候補2回や文学賞の受賞歴のある創作者であり、大阪文学学校で42年にわたり小説講座を指導し、多くの作家を送り出してきた筆者。長年の創作経験と指導経験に基づくその創作理論を、実例を示すことで実践的でかつ分かりやすく提示する。初心者にもベテランにも役立つ一冊。

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著者略歴
1980円(税込)
奥野 忠昭(おくの ただあき)
1936年 大阪府岸和田市に生まれる
1960年 大阪学芸大学卒業
1981年 大阪教育大学大学院(国語科教育学専攻)修士課程修了
元和歌山大学教育学部教授
1965年 「煙へ飛翔」で日教組文学賞を受賞
同作品で第61回芥川賞候補
1970年 「空騒」で第63回 芥川賞候補
1977年 「姨捨」で神戸文学賞受賞

著書
短編小説集『煙へ飛翔』(一ツ橋書房刊)
短編小説集『舟が見えてもいい』(創樹社刊)
短編小説集『電車ともだち』(大阪文学学校・葦書房刊)
評論集 『日常を超える闘い ─日野啓三論』(ドット・ウィザード刊)
解説書 『これだけを知っていれば小説は見違えるほどよくなる』(大阪文学学校・葦書房刊)
発刊日
2021年8月2日
ISBN
978-4-86265-910-1

有吉佐和子論 —小説『紀ノ川』の謎—   有吉佐和子論
—小説『紀ノ川』の謎—

半田美永

『紀ノ川』研究の真髄を観る!
著者の半田美永氏は、有吉佐和子と同郷であり、紀ノ川流域の歴史・地理・民俗等に精通している。「花・文緒・華子」という、明治・大正・昭和三代の系譜を物語る作品として理解されてきた本作を、物語の〈詩と真実〉の落差に注目、第三部の華子のまなざしの行方を問題とした。作品に封印された〈真実〉とは何か、その解明を試みた画期的な一冊である。
(明治大学名誉教授・林雅彦)

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著者略歴
2200円(税込)
半田美永(はんだ よしなが)
昭和22年(1947)8月、和歌山県生。皇學館大学大学院博士課程修了。
専攻、国文学(近代文学)。職歴、講談社子規全集編纂室、智辯学園和歌山中学・高等学校教諭、皇學館大学教授を経て、平成30年(2018)3月、皇學館大学特別教授を任期満了退職。博士(文学)。
現在、皇學館大学名誉教授。中国河南師範大学客員教授。
主要単著 『劇作家阪中正夫―伝記と資料』(和泉書院、昭和63年)、『佐藤春夫研究』(双文社出版、平成14年)、『文人たちの紀伊半島』(皇學館出版部、平成17年)、『近代作家の基層―文学の〈生成〉と〈再生〉・序説』(和泉書院、平成29年)。
共編著『紀伊半島近代文学事典』(和泉書院、平成14年)、『有吉佐和子の世界』(翰林書房、平成16年)、『丹羽文雄と田村泰次郎』(学術出版会、平成18年)、『丹羽文雄文藝事典』(和泉書院、平成25年)、『日本俳句入門』(上海世界図書出版公司、令和2年)他。歌集『中原の風』(平成20年、短歌研究社)等。
国際熊野学会理事(副代表)、子規研究の会理事(会長)、伊勢日赤病院倫理委員等。放送大学、明治大学リバティアカデミー、早稲田大学エクステンションセンター等の講師を務める。
発刊日
2021年5月13日
ISBN
978-4-86265-884-5

そして、ニューヨーク【私が愛した文学の街】   そして、ニューヨーク【私が愛した文学の街】

鈴木 ふさ子

この街を愛した者たちだけに与えられる特権
それは“魅力の秘密"を語ること。

産経新聞で紹介

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著者略歴
2090円(税込)
鈴木 ふさ子(すずき ふさこ)
東京生まれ。文芸評論家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。フェリス女学院大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士後期課程修了。2003年、博士号(文学)取得。博士論文でオスカー・ワイルド及び三島由紀夫におけるワイルドの影響を論ずる。日本大学、青山学院大学、國學院大學で英語・英文学・比較文学を講ずる。大学の講師を務めながら、2008年よりフィギュアスケートの取材を開始。「美の追求者」と謳われたジョニー・ウィアー(2006年・2010年冬季五輪アメリカ代表)へのインタビューをフィギュアスケート専門誌に展開。取材のためニューヨークを頻繁に訪れる。『氷上のドリアン・グレイ—美しき男子フィギュアスケーターたち』(アーツアンドクラフツ、2018年)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。著書に『オスカー・ワイルドの曖昧性—デカダンスとキリスト教的要素)(開文社、2005年)、『三島由紀夫 悪の華へ』(アーツアンドクラフツ、2015年、国際文化表現学会学会賞受賞)、共著に『比較文学の世界』(南雲堂、2005年)、『ラヴレターを読む—愛の領分』(大修館書店、2008年)等。
発刊日
2021年1月30日
ISBN
978-4-86265-864-7

三島由紀夫 その愛と献身という徒爾   三島由紀夫 その愛と献身という徒爾

三田益可

三島由紀夫のあの事件を、小林秀雄は「孤独な事件」と言っている。小林の心を揺さぶった三島の「孤独」とは何だったのであろうか。

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著者略歴
3080円(税込)
三田益可(みた ありか)
文学修士(日本文学)
人間科学修士
発刊日
2020年11月25日
ISBN
978-4-86265-844-9

夏目漱石の中国紀行   夏目漱石の中国紀行

原武 哲

漱石は英国留学途中に寄港した上海・香港、後年の満韓旅行で中国に何を見たのか?

夏目漱石と中国との関係を論じた研究書は、漱石の漢詩を論じたもの、漱石と魯迅について論じたものを除いて、ほとんど皆無である。漱石の紀行文『満韓ところどころ』を扱った論文はあるが、漱石の中国旅行について、またそれによって得られた中国観や作品に与えた影響を論じたものは少ない。まして、留学途中の上海・香港寄港の行跡や満韓旅行について実地踏査した研究は、まだ断片的なものしかなく、研究書として纏まったものはない。(本文より)

西日本新聞で紹介
熊本日日新聞で紹介
東方で紹介

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著者略歴
3080円(税込)
原武 哲(はらたけ さとる)
1932年5月14日福岡県大牟田市生まれ。
九州大学文学部国語国文学科卒業。
福岡女学院短期大学国文科助教授、教授を経て、1994年1年間中国吉林大学外国語学院日語系客員教授、福岡女学院大学人間関係学部教授。現在、福岡女学院大学名誉教授。
主な著書
『夏目漱石と菅虎雄―布衣禅情を楽しむ心友―』(教育出版センター、1983年12月)、『喪章を着けた千円札の漱石―伝記と考証』(笠間書院、2003年10月)。編書に『夏目漱石周辺人物事典』(笠間書院、2014年7月)、『夏目漱石外伝―菅虎雄先生生誕百五十年記念文集―』(菅虎雄先生顕彰会、2014年10月19日) など。
発刊日
2020年10月16日
ISBN
978-4-86265-815-9

歩く大阪・読む大阪 —大阪の文化と歴史   歩く大阪・読む大阪
—大阪の文化と歴史

平田達治

大阪とは何者なのか? そして大阪はいかにして大阪となりえたのか!

難波の宮の古代からの都市づくり、時には多くの堀を開き、水の都とし、商業都市に変貌してみせた。井原西鶴や、優れた町人学者を輩出し、西洋医学を広め、独自の町人文化を創りあげた。明治以降、多くの作家たちは夜の街、食の街を舞台にしてあまたの傑作を生みだした。こうした作品を読みこんだ著者は、自らこの地を歩きつづけ、よく見、感じ、探り、都市・大阪の精神を書き上げる。

讀賣新聞で紹介
日経新聞で紹介
週刊ポストで紹介
時事通信で紹介

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著者略歴
2530円(税込)
平田達治(ひらた・たつじ)
1934年奈良県生まれ。大阪大学大学院文学研究科(独文学専攻)修士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科教授を経て、1998年同大学を定年退官。大阪大学名誉教授。専門はドイツ・オーストリア文学・中欧都市文化論。
著書:『輪舞の都ウィーン』(人文書院)、『ウィーンのカフェ』(大修館書店)、『中欧の墓たち』(同学社)、『中欧・墓標をめぐる旅』(集英社新書)、『知られざる魅惑の都市たち』(世界思想社)、『ベルリン・歴史の旅』(大阪大学出版会)、『放浪のユダヤ人作家ヨーゼフ・ロート』(鳥影社、日本オーストリア文学会賞受賞)などがある。
編著・共著:『ナチス通りの出版社』(人文書院、出版学会賞受賞)、『ヤヌスの相貌—世紀末プラハ』(国書刊行会)、『オーストリア—夢と形象』(松本工房)、『ウィーン・他民族文化のフーガ』(大修館書店)などがある。
訳書・共訳書:『ヨーゼフ・ロート小説集』(全四巻、鳥影社)、『果てしなき逃走』(岩波文庫)、『ラデツキー行進曲』(鳥影社)、『放浪のユダヤ人とエッセイ二篇』(鳥影社)、『東方ユダヤ人の歴史』(鳥影社)、『大都会の夜』(鳥影社)、『ウーファ物語―ある映画コンツェルンの歴史』(鳥影社、ダウテンダイ翻訳賞受賞)、『ラデツキー行進曲』(上・下巻、岩波文庫)などがある。
発刊日
2020年8月20日
ISBN
978-4-86265-828-9

漱石と熊楠   漱石と熊楠 同時代を生きた二人の巨人

三田村信行

重版出来
いま二人の巨人の生涯を辿る。

同年生まれ、イギリス体験、猫との深い因縁。
〈森の人〉と〈都会の人〉のかけはなれた知性が存在し、生きた時代には活力と幅の広さ、深さがあった。
異質な二人の生涯を並列させてその地平から見えてくる〈風景〉とはなにか。

東京新聞、中日新聞、北海道新聞で紹介
信濃毎日新聞ほかで紹介

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著者略歴
1980円(税込)
三田村信行(みたむら のぶゆき)
1939年東京に生まれる。
早稲田大学文学部卒業。児童文学作家。
主な作品に、「おとうさんがいっぱい」「風を売る男」「ものまね鳥を撃つな」「風の陰陽師」などがある。
発刊日
2019年4月13日
ISBN
978-4-86265-739-8

反面教師として読んだ『文章読本』   反面教師として読んだ『文章読本』

原不二夫

日本語を書くすべての人々に贈る「文章読本」の決定版。作家、教師、編集者、校正者、作文添削者のみならず、およそ文章を書く者すべてにとって、これは必須の一冊となるだろう。
過去の『文章読本』への疑問、接続詞や助詞、読点の具体的な使い分けを、過去の作家たちの膨大な例文を通して吟味する。本書を反芻することによって日本語表記はこのうえなく磨きをかけられるに違いない。

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著者略歴
3080円(税込)
原 不二夫(はら ふじお)
1943年 長野県生まれ
1962年 諏訪清陵高校卒業
1967年 東京大学経済学部卒業
1967年 アジア経済研究所入所
1999年 南山大学外国語学部教授
2012年 同学部定年退職
マラヤ大学(マレーシア)、アモイ大学(中国)などで客員教員
学位1997年7月学術博士(東京大学総合文化研究科)
著書:『英領マラヤの日本人』アジア経済研究所、1986年(劉暁民訳『英属馬来亜的日本人』厦門大学、2013年)、『文豪を添削する:正確な日本語を求めて』謄光出版、1991年(私家版)
発刊日
2019年3月28日
ISBN
978-4-86265-725-1
〈改訂増補版〉詩に映るゲーテの生涯   〈改訂増補版〉
詩に映るゲーテの生涯

柴田 翔

華やぐ宮廷、突如、町を走り抜ける貧民の群れ。砲兵士官ナポレオンの権力把握、炎上する皇帝の都モスクワ。そのすべてを凝視する小国家ヴァイマルの宰相、詩人ゲーテ。
小説を書きつつ、半世紀を越えてゲーテを読みつづけてきた著者が描く、彼の詩の魅惑と謎。その生涯の豊かさ。

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著者略歴
1650円(税込)
柴田 翔(しばた しょう)
作家、ドイツ文学研究者。
1935(昭和10)年1月 東京生まれ。
武蔵高校から東京大学へ進学、工学部から転じて独文科卒。
1960(昭和35)年 東京大学大学院独文科修士修了、同大文学部助手。
1961(昭和36)年「親和力研究」で日本ゲーテ協会ゲーテ賞。
翌年より2年間、西ドイツ・フランクフルト大より奨学金を得て、留学。
1964(昭和39)年『されどわれらが日々─』で第51回芥川賞。
東大助手を辞し、西ベルリンなどに滞在。帰国後、都立大講師、助教授を経て
1969(昭和44)年4月 東京大学文学部助教授、のち教授。文学部長を務める。
1994(平成6)年3月 定年退官、名誉教授。4月、共立女子大学文芸学部教授。
2004(平成16)年3月 同上定年退職。
発刊日
2019年2月4日
ISBN
978-4-86265-726-8
一茶を読む やけ土の浄土   一茶を読む やけ土の浄土

松林尚志

終始芭蕉を意識しつつ
独自な境地を切り開いた一茶、
その歩みを作品を通して辿る。

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著者略歴
1760円(税込)
松林尚志(まつばやし しょうし)
1930年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
現代俳句協会、現代詩人の会の各会員。
俳誌「木魂」代表、「海程」同人。
著書:句集『方舟』1966(暖流発行所)他
   詩集『木魂集』1983(書肆季節社)他
   評論『古典と正統 伝統詩論の解明』1994(星書房)
     『日本の韻律 五音と七音の詩学』1996(花神社)
     『子規の俳句・虚子の俳句』2002(花神社)
     『現代秀句 昭和二十年代以降の精鋭たち』2005(沖積舎)
     『斎藤茂吉論 歌にたどる巨大な抒情的自我』2006(北宋社)
     『芭蕉から蕪村へ』2007(角川学芸出版)
     『桃青から芭蕉へ 詩人の誕生』2012(鳥影社)
     『和歌と王朝』2015(鳥影社)他
発刊日
2018年7月24日
ISBN
978-4-86265-691-9
表現主義戯曲/旧東ドイツ国家公安局対作家/ヘルマン・カントの作品/ルポルタージュ論   表現主義戯曲/旧東ドイツ国家公安局対作家/ヘルマン・カントの作品/ルポルタージュ論

酒井 府

本書は「表現主義の戯曲」「シュタージと作家達」「ヘルマン・カント」「ルポルタージュ論」などをテーマに、作家達の多様な営為を広い視野のもとに論じる大作。

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著者略歴
本体3,400円+税
酒井 府(さかい・おさむ)
1934年東京生まれ。
早稲田大学独文専修修士課程、東京都立大学独文専修博士課程修了。
獨協大学外国語学部名誉教授。
専攻 近現代ドイツ文学。
著書:『ドイツ表現主義と日本─大正期の動向を中心に』早稲田大学出版部、2003年。
訳書:『アンネ・フランク、最後の七カ月』ウィリー・リントヴェル著、共訳・酒井明子、徳間書店、1991年、他。
発刊日
2018年7月10日
ISBN
978-4-86265-673-5
西行 わが心の行方   西行 わが心の行方

松本 徹

西行、生誕九百年に贈る
月花に遊び 果敢に生きた!
鳥羽院の北面の武士として出発、厳しい修行と、花と月と歌の旅を重ねつつ、乱世を生き抜いた、稀有の歌人僧。その足跡を丹念に追ひ、歌を軸に心の内に迫り、全生涯に及ぶ……。

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著者略歴
1760円(税込)
松本 徹(まつもと とほる)
作家・評論家。
昭和8年北海道生。
前三島由紀夫文学館館長。
著書
『三島由紀夫の最期』『三島由紀夫エロスの劇』
『三島由紀夫の時代 ─ 芸術家11人との交錯』
『師直の恋』『小栗往還記』『風雅の帝 光厳』
『天神への道 菅原道真』など。
発刊日
2018年6月14日
ISBN
978-4-86265-654-4
インゲボルク・バッハマンの文学   インゲボルク・バッハマンの文学

髙井絹子

〈作家と作品の全体像に迫る画期的評論〉
1950年代、鮮烈な抒情詩により戦後ドイツ文学の「希望」とまで呼ばれたインゲボルク・バッハマン。60年代以降の作品の評価は、常にスキャンダルと共にあった。そして73年、謎の多い死をむかえる。

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著者略歴
2750円(税込)
髙井 絹子(たかい きぬこ)
1963年宮崎県生まれ。
大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程(ドイツ語ドイツ文学専攻)単位取得退学。
2012年9月、大阪市立大学大学院で博士(文学)の学位を取得。
現在、大阪市立大学准教授。専攻はドイツ文学。
共訳書
マティアス・ポリティキ『アサヒ・ブルース』松本工房
論文
「インゲボルク・バッハマンの放送劇『マンハッタンの善良な神』─二つの顔をもつ神」『世界文学』第116号
「インゲボルク・バッハマンとウィーン─観念的な地図の書き換えをめぐって」『人文研究』第65巻
「Ingeborg Bachmanns Unter den Mördern und Irren - zur Variierung der Täter-Opfer- Konstellation」『オーストリア文学』第33号
など。
発刊日
2018年4月18日
ISBN
978-4-86265-672-8
随時随感 —勝手気儘な ひとりごと   随時随感
—勝手気儘な ひとりごと

坂本満津夫

思ったことを思うままに
小説を愛し、小説家に愛された男・坂本満津夫。ライフワークである高見順とその関連作品評から有名作家たちとの交流、プロレタリア文学など小説と小説家への愛にあふれた136点を収録。

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著者略歴
1650円(税込)
坂本満津夫(さかもと まつお) 昭和6(1931)年 栃木県生まれ 日本文藝家協会会員 「文芸復興」同人 福井市在住 著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)、『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)、『文士・高見順』(平成15年、おうふう)、『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)、『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)、『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)、『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)、『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)、『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社)、『評伝・高見順』(平成23年、鳥影社)、『昭和文学の「赤と黒」』(平成24年、鳥影社)、『好きな作家 好きな作品 50選』(平成25年2月、鳥影社)、 『私から私への手紙105章』(平成25年10月、鳥影社)、『昭和文学の傷痕』(平成26年9月、鳥影社)、『小説家・瀬戸内寂聴』(平成28年6月)
発刊日
2018年2月15日
ISBN
978-4-86265-659-9
夏目漱石『猫』から『明暗』まで   夏目漱石
『猫』から『明暗』まで

平岡敏夫

漱石文学は時代とのたたかいの所産であるゆえに、作品には微かな〈哀傷〉が漂う。『猫』から『明暗』までを味読した本書の魅力もそこに関わっている。新たな漱石を描き出す充実した論集。

週刊読書人で紹介
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著者略歴
3080円(税込)
平岡敏夫(ひらおか・としお)
1930年香川県生まれ。日本近代文学専攻・文学博士。
筑波大学教授、群馬県立女子大学学長を経て、現在、両大学名誉教授。
日本学術会議会員、中国・韓国・台湾・タイ・アメリカで客員教授等を歴任。
主著に、『日本近代文学の出発』『日露戦後文学の研究』『〈夕暮れ〉の文学史』等の文学史論、『北村透谷研究』『漱石序説』『漱石研究』『「坊つちやん」の世界』『漱石 ある佐幕派子女の物語』『石川啄木の手紙』(啄木賞)『芥川龍之介と現代』『もうひとりの芥川龍之介』『短篇作家 国木田独歩』『森鷗外 不遇への共感』等の作家論、『塩飽の船影』『「舞姫」への遠い旅』『ある文学史家の戦中と戦後』等のエッセイ集、『海辺のうた』『明治』『夕暮』『蒼空』『月の海』『平岡敏夫詩集』『塩飽から遠く離れて』等の詩集がある。
近著は、『文学史家の夢』『佐幕派の文学史』『佐幕派の文学』『「明治文学史」研究明治篇』。
発刊日
2017年4月11日
ISBN
978-4-86265-611-7
『坊っちゃん』の夢   『坊っちゃん』の夢
名作『坊っちゃん』に秘められた
漱石の暗号と夢の数々

五十嵐正朋

『坊っちゃん』に魅せられた著者が案内するモデル探しの旅と、暗号をめぐる考察。思いがけない人との出会いに導かれ、新潟や会津にも残る漱石の夢を追う。

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著者略歴
1540円(税込)
五十嵐 正朋(いがらし まさとも)
昭和11年 大阪生まれ
昭和35年 大阪学芸大学(現・大阪教育大学)卒
昭和35年〜昭和37年 ノートルダム学院小学校教諭
昭和37年〜平成8年 朝日新聞社勤務
著書:「『坊っちゃん』の秘密」、『漱石ミステリー』
発刊日
2016年10月21日
ISBN
978-4-86265-583-7
中上健次論〈第3巻〉幻想の村から   中上健次論〈第3巻〉
幻想の村から

河中郁男

谷川雁の思想を媒介として「路地」という「幻想の村」=「原始共同体」から日本社会の重層性を浮かび上がらせた中上健次の作品を読み解く。
〈『千年の愉楽』から『異族』まで〉

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著者略歴
3520円(税込)
河中 郁男(かわなか いくお)
1954年生まれ。
京都大学文学部卒。
鳥取県在住。
著書:『中上健次論〈第1巻〉』(鳥影社)『中上健次論〈第2巻〉』(鳥影社)
発刊日
2016年9月5日
ISBN
978-4-86265-538-7
ドストエフスキーの作家像   ドストエフスキーの作家像

木下豊房

「ドストエフスキーの商品化」マスメディア・出版界の劣化現象を厳しく批判!
二葉亭四迷から小林秀雄・椎名麟三、武田泰淳、埴谷雄高など戦後派文学者にいたる正統的な受容を跡づけ、国際的研究の水準を踏まえて、このロシア古典作家の文学の本質に迫る。

中日新聞で紹介

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著者略歴
4180円(税込)
木下 豊房(きのした とよふさ)
1936年、長崎市生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士課程(「露文学」)単位取得・満期退学。
千葉大学名誉教授
1995年より国際ドストエフスキー協会(IDS)副会長
ドストエーフスキイの会代表(1969年の会発足以来、活動を主導し現在にいたる)
著書:
『近代日本文学とドストエフスキー —夢と自意識のドラマ』成文社(1993)
『ドストエフスキーその対話的世界』成文社(2002)
ロシア語論文集:
《Антропология и поэтика творчества Ф.М.Достоевского》(Санкт-Петербург, 2005)
(『ドストエフスキーの創作の人間学と詩学』サンクト・ペテルブルグ、2005)
編著:
安藤厚共編『論集・ドストエフスキーと現代』多賀出版(2001) 千葉大学国際研究集会報告論集(ロシア語)
《21 век глазами Достоевского переспективы человечества》(Москва, 2002)
(『ドストエフスキーの眼で見た21世紀—人類の将来』(モスクワ、2002)
翻訳:
アンナ・ドストエーフスカヤ『ドストエーフスキイ夫人 アンナの日記』河出書房新社(1979)
Я.Э.ゴロソフケル『ドストエフスキーとカント —「カラマーゾフの兄弟」を読む』みすず書房(1988)
トルストイ『人生論』(「人生の名著」12所収)大和書房(1968)
発刊日
2016年8月19日
ISBN
978-4-86265-562-2
小説家・瀬戸内寂聴   小説家・瀬戸内寂聴

坂本満津夫

処女作に近い「花芯」からはまり、「夏の終わり」「比叡」「場所」「秘花」にいたるまで、発表されるごとに同時代人として読みこんだ、寂聴フリークを自認する著者が迫る、瀬戸内文学の魅力!

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著者略歴
1540円(税込)
坂本満津夫(さかもと まつお)
昭和6(1931)年 栃木県生まれ
日本文藝家協会会員
「文芸復興」同人
福井市在住
著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)、『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)、『文士・高見順』(平成15年、おうふう)、『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)、『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)、『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)、『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)、『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)、『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社)、『評伝・高見順』(平成23年、鳥影社)、『昭和文学の「赤と黒」』(平成24年、鳥影社)、『好きな作家 好きな作品 50選』(平成25年2月、鳥影社)、 『私から私への手紙105章』(平成25年10月、鳥影社)、『昭和文学の傷痕』(平成26年9月、鳥影社)
発刊日
2016年6月23日
ISBN
978-4-86265-566-0
和歌と王朝   和歌と王朝
勅撰集のドラマを追う

松林尚志

「新古今集」「風雅和歌集」など、南北朝動乱前後の勅撰集成立には、
多くの歴史ドラマがあり、和歌事態も変化していった。文と武がからむ歴史と和歌の魅力を語る。

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著者略歴
1980円(税込)
松林尚志(まつばやし しょうし)
1930年、長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。
現代俳句協会、現代詩人会、日中文化交流協会の各会員。
俳誌「澪」及び「木魂」代表、「海程」同人。
著書:句集 『冬日の藁』(角川書店)他
   詩集 『木魂集』(書肆季節社)他
   評論集『芭蕉 愛執と求道の詞花』(角川書店)
      『日本の韻律 五音と七音の詩学』(花神社)
      『子規の俳句・虚子の俳句』(花神社)
      『現代秀句 昭和二十年代以降の精鋭たち』(沖積舎)
      『俳句に憑かれる人たち』(沖積舎)
      『斉藤茂吉論 歌にたどる巨大な抒情的自我』(北宋社)
      『芭蕉から蕪村へ』(角川芸術出版)
      『桃青から芭蕉へ 詩人の誕生』(鳥影社)他。
発刊日
2015年9月16日
ISBN
978-4-86265-525-7
語源の旅 鹿児島弁   語源の旅 鹿児島弁
飯野布志夫著作集五

飯野布志夫

古代人の息づかいが聞こえる
父子二代にわたって南九州の方言(鹿児島弁)で『古事記』を解読してきた著者が、さらに鹿児島弁の本質を明かすため、音に注目して日常語のなかから例を挙げて考証する。

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著者略歴
1760円(税込)
飯野布志夫(いいの ふしお)
昭和7年12月24日、鹿児島県生まれ。
広島大学教育学部高等学校教育科理科卒。
文語方言研究所主宰。
著書:『言葉の起こり 飯野布志夫 著作集1
   『神々の性展 飯野布志夫著作集2
   『覇道無惨 ヤマトタケル 飯野布志夫著作集3
   『眠る邪馬台国 飯野布志夫 著作集4
発刊日
2015年7月10日
ISBN
978-4-86265-505-9
赤彦とアララギ   赤彦とアララギ
─中原静子と太田喜志子をめぐって

福田 はるか

鮮やかな人間像—赤彦と女性たち
この一冊の根底にあるのは福田はるかという一人の小説家の感性であり、また人間学なのだ。それはここで取り上げられている歌はもとよりエッセイや日記、書簡等々の文学的資料一つ一つについての柔軟で深い読み方のなかに明瞭に現れている。
—勝又 浩(文藝評論家・法政大学名誉教授)「寄せ書き」より

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著者略歴
3080円(税込)
福田 はるか(ふくだ はるか)
1941年生まれ、神奈川県在住。
昭和女子大学文学部日本文学科卒。
高木健夫氏の助手として、『新聞小説史』研究の資料収集および年表作成に従事。
同人誌「じくうち」および「三田文学」に拠り作品を発表。
著書に、『田村俊子─谷中天王寺町の日々』(図書新聞社)。 主な小説作品に「風の子守歌」(文學界転載)、「棲家」(季刊文科転載)、また評論に「小川国夫、ヨレハ記におけるメッ セージ」(三田文学)など。
発刊日
2015年6月18日
ISBN
978-4-86265-509-7
中上健次第2巻   中上健次 論〈第2巻〉
父の名の否(ノン)、あるいは資本の到来

河中郁男

1980年以降の日本社会の変質を「資本」による民主主義社会の破壊と把握して、その社会的変化を描いた『地の果て 至上の時』を読み解く。

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著者略歴
3520円(税込)
河中郁男(かわなか いくお)
1954年生まれ。京都大学文学部卒。鳥取県在住。
北海道大学名誉教授。
著書:『中上健次論〈第一巻〉』
発刊日
2015年6月18日
ISBN
978-4-86265-483-0
ゲーテ『悲劇 ファウスト』を読みなおす   ゲーテ『悲劇 ファウスト』を読みなおす
—人間の存在理由を求めて

新妻 篤

ゲーテが約60年をかけて完成した『悲劇 ファウスト』。3つの序曲を含め4つの悲劇、「学者・認識者の悲劇」「グレートヒェン悲劇」「ヘーレナ悲劇」「支配者悲劇」すべてを原文に即して内部から理解しようと研究してきた著者が熱く解き明かす、ファウスト論決定版。

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著者略歴
3080円(税込)
新妻 篤(にいづま あつし)
1929年札幌生まれ。北海道大学文学部卒(旧制)。ドイツ文学専攻。
北海道大学名誉教授。
論文:「空間の詩人としての芭蕉とリルケ」(独文)
   「新渡戸稲造のゲーテ受容」(独文)
   「『岩壁』の形象—C.F.マイヤーの詩法」
   「ケラーの『緑のハインリヒ』における精神の自由」(独文)、その他
訳書:リルケ『第一詩集』、『白衣の侯爵夫人』(河出書房新社:『リルケ全集』第一巻)
   アイク『ビスマルク伝』第三巻、第五巻(共訳)、第七巻(ぺりかん社)
   『マイヤー名詩選』(大学書林)
   『原形ファウスト』(同学社)、その他
発刊日
2015年1月15日
ISBN
978-4-86265-488-5
荷風散人   荷風散人
芸術としての孤独

若菜 薫

永井荷風の人生と芸術を貫く「孤独」
その本質に迫る
ヴィスコンティ、タルコフスキー、アンゲロプロス等の映画芸術と谷崎潤一郎の世界に挑んだ著者が解明する、荷風散人。

この本の詳細、目次

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著者略歴
2640円(税込)
若菜 薫(わかな かおる)
1956年千葉県生まれ
中央大学仏文科卒業
著書
『ヴィスコンティ─壮麗なる虚無のイマージュ』(鳥影社 2000年)
『エイリアン─恐怖のエクリチュール』(鳥影社 2001年)
『聖タルコフスキー─時のミラージュ』(鳥影社 2003年)
『アンゲロプロスの瞳─歴史の叫び、映像の囁き』(鳥影社 2005年)
『ヴィスコンティⅡ─高貴なる錯乱のイマージュ』(鳥影社 2006年)
『ジャン・ルノワールの誘惑─薔薇のミロワール』(鳥影社 2009年)
『大谷崎—エロスの深淵』(鳥影社 2011年)
発刊日
2014年12月11日
ISBN
978-4-86265-489-4
漱石の黙示録   漱石の黙示録
キリスト教と近代を超えて

森 和朗

ロンドン留学時代のキリスト教と近代文明批判に始まり、思想の核と言える「則天去私」にいたるまでの漱石の思想を、英文のメモ等をふまえて明らかにする。今に生きる吾輩がここにいる!

この本の詳細、目次

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著者略歴
1980円(税込)
森 和朗(もり かずろう)
昭和12(1937)年、名古屋市生まれ。
名古屋大学経済学部卒。
NHKで報道番組などを担当。国際局チーフ・ディレクターを経て、日本大学芸術学部文芸学科講師などを経て、現在フリー。
著書としては、『たそがれのキッチュ日本』(かや書房)、『マルクスと悪霊』(勁草書房)、『ドストエフスキー 闇からの啓示』(中央公論社)、『虚仮の島』(近代文芸社)、『仮象の迷界』(D文学研究会)、『吸血鬼ドルキュラの断末魔』(本の風景社)、『神と科学と無』、『自我と仮象第Ⅰ~Ⅲ 部』、『自由の破局』、『甦る自由の思想家 鈴木正三』、『黄金を食う神』(以上鳥影社)などがある。
発刊日
2014年9月11日
ISBN
978-4-86265-471-7
昭和文学の傷痕   昭和文学の傷痕

坂本満津夫

「人民文庫」「プロレタリア文学」「文藝戦線」等、長年著者が集めてきた昭和初年頃の文芸同人誌を改めてとりあげ、治安維持法による弾圧に苦しんだ作家たちの足跡とその時代を検証する。

福井新聞、図書新聞、県民福井で紹介

この本の詳細、目次

価格
著者略歴
1760円(税込)
坂本満津夫(さかもと まつお)
昭和6(1931)年 栃木県生まれ
日本文藝家協会会員
「文芸復興」同人
福井市在住
著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)、『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)、『文士・高見順』(平成15年、おうふう)、『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)、『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)、『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)、『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)、『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)、『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社)、『評伝・高見順』(平成23年、鳥影社)、『昭和文学の「赤と黒」』(平成24年、鳥影社)、『好きな作家 好きな作品 50選』(平成25年2月、鳥影社)、 『私から私への手紙105章』(平成25年10月、鳥影社)
発刊日
2014年9月3日
ISBN
978-4-86265-473-1
中上健次論〈第1巻〉   中上健次論〈第1巻〉
死者の声から、声なき死者へ

河中郁男

戦死者の声が支配する世界として戦後民主主義を描いた大江健三郎に対して、声なき死者と格闘することによって自己の世界を確立していった中上健次の初期作品を読み解く。〈初期作品から『枯木灘』まで〉

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著者略歴
3520円(税込)
河中郁男(かわなか いくお)
1954年生まれ。
京都大学文学部卒。
鳥取県在住。
発刊日
2014年8月12日
ISBN
978-4-86265-467-0
視点Ⅴ 小説の再生?日本語には“主語”がなかった?   <季刊文科コレクション>
視点Ⅴ
小説の再生
—日本語には“主語”がなかった—

松本道介

啓蒙主義の本家フランスには啓蒙主義という言葉がない
日本にはもともと主語という言葉はなかった
目からウロコの文芸評論エッセイ10篇
ドイツ文学者ならではの日本文学再発見

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著者略歴
2090円(税込)
松本道介(まつもと・みちすけ)
1935年(昭和10年)北海道生。
2歳で東京に移る。
東京、京都、岡山などで育ち、東京大学大学院修士課程修了。
熊本大学、國學院大学を経て、中央大学文学部に32年間勤務。
専攻はドイツ文学。
現在、中央大学名誉教授。
「文學界」で同人雑誌評を担当し、「季刊文科」(鳥影社)編集委員。
日本リヒャルト・シュトラウス協会運営委員なども務める。
著書
『近代自我の解体』(1995年勉誠出版)、『視点』(2000年邑書林)、『反学問のすすめ(視点Ⅱ)』(2002年邑書林)、『午睡のあとで』(2002年藤原書店)、『素朴なる疑問(視点Ⅲ)』(2006年鳥影社)、『極楽鳥の愁い(視点Ⅳ)』(鳥影社、2010年)
訳書
ハルトナック『二十世紀の名ヴァイオリニスト』(1998年復刻、白水社)、 ハリー・ケスラー『ワイマル日記』(上・下)(1993年・1994年冨山房)、ブレスナー『ドイツロマン主義とナチズム─遅れてきた国民」(1995年講談社学術文庫)
発刊日
2014年8月12日
ISBN
978-4-86265-464-9
境界としてのテクスト   境界としてのテクスト
カフカ・物語・言説

三谷研爾

物語のテクストから同時代のコンテクストへ
たえず生動する
カフカ論の地平

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著者略歴
1870円(税込)
三谷研爾(みたに・けんじ)
1961年京都府に生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、大阪大学大学院文学研究科教授、専門はドイツ・オーストリア文学、中欧文化論。
著書に『ドイツ文化史への招待 芸術と社会のあいだ』(編著、2007年 大阪大学出版会)、『世紀転換期のプラハ モダン都市の空間と文学的表象』(2010年 三元社)などがある。
発刊日
2014年3月20日
ISBN
978-4-86265-440-3
内なる中原中也   <季刊文科コレクション>
内なる中原中也

青木 健

40年の時を経ていま甦る27歳の処女評論!
天才詩人中原中也と格闘し、20代の前半を費やして書かれた青春の書!!

この本の詳細、目次

  • 日本図書館協会選定図書

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    著者略歴
    2090円(税込)
    青木 健(あおき けん)
    1944年京城(現=ソウル)生まれ。名古屋大学法学部卒。
    1984年「星からの風」で新潮新人賞。
    主著に 『中原中也―盲目の秋』『中原中也―永訣の秋』『幕末漂流』(以上河出書房新社)、『中原中也再見』(角川学芸ブックス)、『星からの風』(鳥影社)、編著に『年表作家読本 中原中也』『田村隆一エッセンス』(以上河出書房新社)などがある。
    発刊日
    2013年11月22日
    ISBN
    978-4-86265-432-8
    神々の性展   飯野布志夫 著作集2
    神々の性展

    飯野布志夫

    『古事記 神代巻』の真実
    南九州地方の方言は日本の「古語」か?
    その方言の語法で『古事記』を読むと、不思議なことにすらすらと読める。そしてそこには性にまつわる神々たちの奔放な素顔が十五話にわたって迫ってくる。この解読は従来の解釈に一石を投じるかも知れない。

    この本の詳細、目次

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)
    飯野布志夫(いいの ふしお)
    昭和7年12月24日、鹿児島県生まれ。
    広島大学教育学部高等学校教育科理科卒。
    文語方言研究所主宰。
    著書:『言葉の起こり 飯野布志夫 著作集1
       『覇道無惨 ヤマトタケル 飯野布志夫著作集3
       『眠る邪馬台国 飯野布志夫 著作集4
    発刊日
    2013年7月19日
    ISBN
    978-4-86265-412-0
    石川啄木と北海道   石川啄木と北海道
    —その人生・文学・時代—

    福地順一

    石川啄木没後百年記念
    長年、石川啄木研究をライフワークとしてきた筆者は、北海道を抜きにして啄木文学は語れないと主張する。まさにその通りで、本書はその説得力とともに、至るところに調査・研究の独創性がみられ、啄木文学を愛好する人にとっては必見の書となっている。江湖に薦めたい一冊。

    しんぶん赤旗、岩手日報読書欄で紹介

    価格
    著者略歴
    5280円(税込)
    福地順一(ふくち じゅんいち)
    1936年青森県弘前市に生まれ。
    1959年弘前大学文理学部文学科(国文学)卒業。卒業論文「石川啄木論序説」。青森県、北海道で教員生活。
    1997年札幌拓北高校(校長)で定年退職。同年札幌予備学院(漢文)講師(1997—2004)。
    著書:『風塵記』(エッセイ 1997)、『北海道時代の啄木とその経済生活』(緑の笛豆本 1999)、『杜甫・李白・白楽天—その詩と生涯 中国の三大詩人—』(評論 2007)、『津軽・抄』(詩集 2010)ほか。
    『石川啄木全集』(筑摩書房)、『石川啄木事典』(おうふう社)、『石川啄木の手帖』(学燈社)、『北海道大百科事典』(北海道新聞社)、『北海道文学大事典』(北海道新聞社)、『北海道短歌事典』(北海道新聞社)等に石川啄木関係を分担執筆、寄稿。
    日本ペンクラブ、日本近代文学会、国際啄木学会、日本歌曲振興会各会員。
    発刊日
    2013年5月17日
    ISBN
    978-4-86265-405-2
    激動のなかを書きぬく   激動のなかを書きぬく
    ──20世紀前半のドイツの作家たち

    山口知三

    自殺したクラウス・マン、沈黙のなかで忘れ去られたヴォルフガング・ケッペン、それにトーマス・マン。あの時代を書きぬき・生きぬいた三人の姿を描く。トマース・マン論「転身の構図」も収録。

    図書新聞で紹介

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    著者略歴
    本体2,900円+税
    山口知三(やまぐち・ともぞう)
    1936年、鹿児島県に生まれる。
    京都大学文学部教授を経て、現在、同大学名誉教授。
    著書『ナチス通りの出版社──ドイツの出版人と作家たち1886-1950』(共著、人文書院 1989)
    『ドイツを追われた人びと──反ナチス亡命者の系譜』(人文書院 1991)
    『廃墟をさまよう人びと──戦後ドイツの知的原風景』(人文書院 1996)
    『アメリカいう名のファンタジー──近代ドイツ文学とアメリカ』(鳥影社 2006)など。 訳書 トーマス・マン『非政治的人間の考察』(共訳、筑摩書房 1968-71)
    カーチャ・マン『夫トーマス・マンの思い出』(筑摩書房 1975)その他。
    発刊日
    2013年4月25日
    ISBN
    978-4-86265-398-7
    放浪のユダヤ人作家 ヨーゼフ・ロート   放浪のユダヤ人作家 ヨーゼフ・ロート

    平田達治

    1939年パリに死す
    ヨーロッパを東から西に駆けぬけ、スラブ的朴訥、ユダヤ的敬虔、オーストリア的憂愁に満ちた最上の物語を書きつづけた一人の作家の全貌を描く大作。

    図書新聞で紹介

    価格
    著者略歴
    3520円(税込)
    平田達治(ひらた・たつじ)
    1934年奈良県生まれ。大阪大学名誉教授。
    著書
    『ウィーンのカフェ』(大修館書店) 、『輪舞の都ウィーン』(人文書院) 、『中欧・墓標をめぐる旅』(集英社新書)ほか。
    訳書
    『ヨーゼフ・ロート小説集・全4巻』(共訳、鳥影社) 、ロート『放浪のユダヤ人とエッセイ二篇』(鳥影社)、ロート『ラデツキー行進曲』(鳥影社) 、ロート『果てしない逃走』(岩波文庫) 、H・ハウマン『東方ユダヤ人の歴史』(共訳、鳥影社) 、J・シュレーア『大都会の夜』(共訳、鳥影社) 、K・クライマイヤー『ウーファ物語』(共訳、鳥影社)ほか。
    発刊日
    2013年3月20日
    ISBN
    978-4-86265-393-2
    好きな作家好きな作品50選   好きな作家 好きな作品 50選

    坂本満津夫

    私小説を愛し、「高見順」論をはじめ昭和の文学について著してきた著者が、長年の読書遍歴から50人を選んで、作品の魅力と作家との交流のエピソード等を綴った文学好きに贈るエッセイ。

    日刊県民福井で紹介

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)
    坂本満津夫(さかもと まつお)
    昭和6(1931)年 栃木県生まれ
    日本文藝家協会会員
    「文芸復興」同人
    福井市在住
    著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)『文士・高見順』(平成15年、おうふう)『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社) 『評伝・高見順』(平成23年、鳥影社)、『昭和文学の「赤と黒」』(平成24年、鳥影社)
    発刊日
    2013年2月1日
    ISBN
    978-4-86265-392-5
    ニーチェ『ツァラトゥストラ』を少し深読みするための十五章   ニーチェ『ツァラトゥストラ』を少し深読みするための十五章

    小山修一

    読む以上に、真に大切なことは『ツァラトゥストラ』の言葉に耳を澄ますこと。これは近代人が慣れ親しんできた黙読主義からの転換である。ニーチェは言う、「おそらく『ツァラトゥストラ』全篇は音楽の中に教えられてよいのかもしれない」と。
    とはいえ、聞くことの目的は、たんなる音楽鑑賞ではない。電撃の感動をもってニーチェを襲い、偉大なる語り口となることを求めたインスピレーションを聴き取ることではないだろうか。『ツァラトゥストラ』は本質的には口承文学なのである。(序文より)

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    小山修一(こやま しゅういち)
    1948年福岡県生まれ。独文学修士(中央大学)。
    1989年4月から2012年3月まで石巻専修大学経営学部准教授。
    著書:詩集『黄金のひみつ』(鳥影社 2001)
       詩集『韓国の星、李秀賢に捧ぐ』(文芸東北新社 2008)
      『「ツァラトゥストラ」入門』(郁文堂 2005)
    訳書:『ツァラトゥストラ』上、下(鳥影社 2003)
        『黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った』上、下(鳥影社 2011)
    発刊日
    2013年1月12日
    ISBN
    978-4-86265-389-5
    意志の美学   意志の美学
    三島由紀夫とドイツ文学

    林 進

    三島由紀夫の人と文学を三つの視点から、ドイツ文学の影響を踏まえて論じる。〈力への意志〉の文学ではニーチェ、〈仮面〉の文学ではトーマス・マン、そして〈超政治〉の文学ではワーグナー、ヒットラー、ヘルダーリン、ハイデッガー。今までにない画期的研究。

    図書新聞書評で紹介

    価格
    著者略歴
    2420円(税込)
    林進(はやし・すすむ)
    1953年、岡山県に生まれる。
    大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。
    ドイツ文学専攻。
    現在、大阪大谷大学人間社会学部教授。
    著書に『論集 トーマス・マン』(クヴェレ会、共著)、『三島由紀夫とトーマス・マン』(鳥影社)などがある。
    発刊日
    2012年9月30日
    ISBN
    978-4-86265-373-4
    大人が読む「赤ずきん」   [文学講義]
    大人が読む「赤ずきん」
    「文学を読む」と「本当の〈大人〉になる」をつなぐために

    岡光一浩

    一つの作品を深く読み、自分で考え・自分を見つけ、「本当の大人」になろう。「赤ずきん」を読んで、文学の森で〈迷子〉になることを勧める魅力あふれる本。

    日本図書館協会選定図書

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    著者略歴
    2090円(税込)
    岡光一浩(おかみつ・かずひろ)
    山口大学名誉教授。専門は、世紀転換期のドイツ文学。近年、文学概論、比較文学、児童文学、ヨーロッパの文学、芸術論などを講じる。
    著書・論文に『トーマスマンの青春』(鳥影社)、「ナルシスの夢」(『中欧──その変奏』所収、鳥影社)、「ナポレオン・アンドリアン」(『オーストリア文学10号』所収)、「ウィーン・カフェの歴史」(『コーヒー文化研究1号』所収)などがある。
    発刊日
    2012年9月10日
    ISBN
    978-4-86265-369-7
    島尾敏雄   島尾敏雄

    岩谷征捷

    島尾敏雄自身が「刺激的な励ましの書」と評した著書の『島尾敏雄論』から三十年、研究の集大成として著した渾身の島尾文学論。作家とその妻への深いまなざしが、読む者に静かな感動を呼ぶ一冊。

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    岩谷征捷(いわや せいしょう)
    1942年 北海道留萌市に生まれる。
    主な著書(評論・随筆)は次のとおり。
    『島尾敏雄論』(1982年、近代文藝社)
    『大江健三郎、イーヨー譚の生成』(1991年、亜細亜文庫)
    『島尾敏雄私記』(1992年、近代文藝社)
    『父と兄の時間─戦後小説の継承』(2006年、鳥影社)
    『古典逍遙』(2008年、私家版)
    『西行』(2010年、私家版)
    発刊日
    2012年7月2日
    ISBN
    978-4-86265-364-2
    桃青から芭蕉へ ─詩人の誕生─   桃青から芭蕉へ ─詩人の誕生─

    松林尚志

    談林俳諧から蕉風への歩み
    芭蕉芸術のターニングポイントと考えられる、宗匠の座を捨て談林を脱却していく過程を、『桃青門弟独吟二十歌仙』から『虚栗』への歩みに辿る。

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    松林尚志(まつばやし しょうし)
    1930年、長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。
    現代俳句協会、現代詩人会、日中文化交流協会の各会員。
    俳誌「澪」及び「木魂」代表、「海程」同人。
    著書:句集 『冬日の藁』(角川書店)他
       詩集 『木魂集』(書肆季節社)他
       評論集『芭蕉 愛執と求道の詞花』(角川書店)
          『日本の韻律 五音と七音の詩学』(花神社)
          『子規の俳句・虚子の俳句』(花神社)
          『現代秀句 昭和二十年代以降の精鋭たち』(沖積舎)
          『俳句に憑かれる人たち』(沖積舎)
          『斉藤茂吉論 歌にたどる巨大な抒情的自我』(北宋社)
          『芭蕉から蕪村へ』(角川芸術出版)他。
    発刊日
    2012年6月15日
    ISBN
    978-4-86265-358-1
    昭和文学の「赤と黒」   昭和文学の「赤と黒」

    坂本満津夫

    長年「高見順」論に取りくんできた著者が、「昭和文学の傷痕」をテーマに島木健作から川端康成、阿部知二等の作品を論じながら、自らの体験と心境を吐露して自在に語る。

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    坂本満津夫(さかもと まつお)
    昭和6(1931)年 栃木県生まれ
    日本文藝家協会会員
    「日本海作家」同人
    福井市在住
    著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)『文士・高見順』(平成15年、おうふう)『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社) 『評伝・高見順』(平成23年、鳥影社)
    発刊日
    2012年2月14日
    ISBN
    978-4-86265-343-7
    大谷崎   大谷崎
    ──エロスの深淵──

    若菜 薫

    ヴィスコンティ、タルコフスキー、アンゲロプロス等の映画論を世に送り出してきた若菜薫が挑む
    谷崎潤一郎のめくるめくエロスの世界

    図書新聞書評で紹介

    価格
    著者略歴
    2640円(税込)
    若菜 薫(わかな かおる)
    1956年千葉県生まれ
    中央大学仏文科卒業
    著書
    『ヴィスコンティ─壮麗なる虚無のイマージュ』(鳥影社 2000年)
    『エイリアン─恐怖のエクリチュール』(鳥影社 2001年)
    『聖タルコフスキー─時のミラージュ』(鳥影社 2003年)
    『アンゲロプロスの瞳─歴史の叫び、映像の囁き』(鳥影社 2005年)
    『ヴィスコンティⅡ─高貴なる錯乱のイマージュ』(鳥影社 2006年)
    『ジャン・ルノワールの誘惑─薔薇のミロワール』(鳥影社 2009年)
    発刊日
    2011年9月7日
    ISBN
    978-4-86265-309-3
    評伝・高見順   評伝・高見順

    坂本満津夫

    出生の傷、コキューの傷、そして転向の傷痕を抱いて、時代を駆け抜けた作家。
    昭和文学の金字塔、自滅するテロリストの青年を主人公にした「いやな感じ」をはじめ、主要作品を生涯にそって論じながら、高見文学の核心と魅力を明らかにする。

    中日新聞、世界日報他書評で紹介

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)
    坂本満津夫(さかもと まつお)
    昭和6(1931)年 栃木県生まれ
    日本文藝家協会会員
    「日本海作家」同人
    福井市在住
    著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)『文士・高見順』(平成15年、おうふう)『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)『私小説の「嘘」を読む』(平成22年、鳥影社)
    発刊日
    2011年7月6日
    ISBN
    978-4-86265-308-6
    マンと三島ナルシスの愛   マンと三島 ナルシスの愛

    高山秀三

    同じ性向をもちながら、生を全うしたトーマス・マン、割腹で自ら生を閉じた三島由紀夫。二人の作家の豊饒と不毛、輝きと悲惨をナルシシズムの視点で徹底分析。

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    高山秀三(たかやま・しゅうぞう)
    1954年東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学専攻。
    現在、京都産業大学教授。
    著書:『クライスト/愛の構造』(松籟社)、『蕩児の肖像─人間太宰治』(津軽書房)、『宮澤賢治 童話のオイディプス』(未知谷)。
    発刊日
    2011年3月25日
    ISBN
    978-4-86265-294-2
    向田邦子『冬の運動会』を読む   向田邦子『冬の運動会』を読む

    高橋行徳

    向田邦子の魅力の秘密は?
    彼女の作品づくりの態度を探ることで、面白さと美事さにみち、私たちを引きつけてやまぬその世界を、初めて本格的に明らかにする。

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    著者略歴
    1980円(税込)
    高橋行徳(たかはし・ゆきのり)
    1947年兵庫県生まれ。
    1977年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。
    現在、日本女子大学人間社会学部文化学科教授。
    著書:『開いた形式としてのカフカ文学』(鳥影社)
    翻訳:ペーター・ブラウン『現代ドイツ語の傾向』(共訳)
    フォルカー:クロッツ『閉じた戯曲 開いた戯曲』(共訳)
    論文:『タウリスのイフィゲーニェ』試論(日本ゲーテ協会会長賞)
    溝口健二『祇園の姉妹』──男社会に反逆する芸者「おもちゃ」──(『アジア遊学』118号)
    発刊日
    2011年2月20日
    ISBN
    978-4-86265-283-6
       
       
       
       
    堀辰雄の生涯と文学を追って─私の堀辰雄─   堀辰雄の生涯と文学を追って
    ─私の堀辰雄─

    内藤セツコ

    堀辰雄の生涯と作品を
    自分の人生と重ねて数十年にわたって追い求めた女性詩人の成果
    これから堀辰雄の文学に触れたい方にはぜひご一読を

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    内藤セツコ(ないとう せつこ)
    1930年、福島県生まれ。国立療養附属看護婦学校卒。 大学医学部附属病院、キリスト教系病院の看護婦生活を定年まで送る。
    都立高校(定時制)、日本大学文理学部(通信教育)卒業。日本文学学校(文藝学年)に13年通い、詩集「小さな街で何かが変わる」「あの人を護りなさい」、いずれも澪標(みおつくし)より発行。
    発刊日
    2010年12月24日
    ISBN
    978-4-86265-277-5
       
    私小説の「嘘」を読む   私小説の「嘘」を読む

    坂本満津夫

    「根も葉もある嘘八百」の愉しさ
    私小説といっても実に多彩な二十一人の作家の作品をとりあげ、身につまされて私小説を読むという著者が、その味わい方と醍醐味を綴る。

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)
    坂本満津夫(さかもと まつお)
    昭和6(1931)年 栃木県生まれ
    日本文藝家協会会員
    「日本海作家」同人
    著書『涼風熱思─断片的作家論』(昭和54年、創樹社)『高見順論─魂の粉飾決算』(平成14年、東京新聞出版局)『文士・高見順』(平成15年、おうふう)『小説家・津村節子』(平成15年、おうふう)『高見順の「昭和」』(平成18年、鳥影社)『高見順の「青春」』(平成20年、鳥影社)『女流作家が描く女の性』(平成20年、渓声出版)『わが心の文士たち』(平成22年、渓声出版)など。
    福井市在住
    発刊日
    2010年10月22日
    ISBN
    978-4-86265-264-5
       
       
       
       
    新田潤の小説   新田潤の小説

    滝澤昌忠

    親友・高見順と共に文学の道を歩み始めた新田潤。『煙管』『片意地な街』など初期の注目作と故郷上田への屈折した思い、戦中の体験、戦後の中間小説の時代、晩年の創作に行きづまる姿まで、同郷の著者がその生涯と作品の真実に迫る。

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    滝澤昌忠(たきがわ まさただ)
    1932年 長野県上田市に生れる。
    1954年 早稲田大学第一文学部仏文科卒業。
    著 書 『寂しい人・曲亭馬琴』(鳥影社 2005年)
    発刊日
    2009年2月25日
    ISBN
    978-4-86265-170-9
    グリムにおける魔女とユダヤ人   グリムにおける魔女とユダヤ人
    ──メルヒェン・伝説・神話

    奈倉洋子

    グリムのメルヒェン集と伝説集を中心に、『ドイツ神話学』やヘーベルの『暦物語』までを踏まえて、魔女とユダヤ人の描かれ方、その変化の実態と意味を探る。

    こどもとしょかんで紹介

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    奈倉洋子(なぐら・ようこ)
    京都教育大学教授。専門分野、ドイツ文学・文化、比較文学・文化。
    著書『ドイツ民衆文化 ベンケルザング』(彩流社)、『日本の近代化とグリム童話』(世界思想社)
    編訳書『ドイツ語圏の女性作家─文学と映画』(共編訳、早稲田大学出版部)、『女と男の変奏曲(ドイツ語圏女性作家小説集)』(共編訳、早稲田大学出版部)、『女たちのドイツ─東と西の対話』(共編訳、明石書店)他。
    発刊日
    2008年3月20日
    ISBN
    978-4862651198
       
    高見順の「青春」   高見順の「青春」

    坂本満津夫

    昭和初年から20年の敗戦までを高見順の「青春」時代として捉え、日記、小説、詩、最近公刊された手紙などから辿って実相を浮き彫りにし、高見文学の原点に迫る。

    朝日新聞書評で紹介

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    坂本満津夫
    日本文芸家協会会員
    主な著書『高見順論』『文士・高見順』『高見順の昭和』『小説家・津村節子』など。
    発刊日
    2008年3月1日
    ISBN
    978-4862651181
    日本の現代作家12人の横顔  

    日本の現代作家12人の横顔
    桃の実のエロス

    マンフレート・オステン
    大杉洋 訳

    現代日本文学への格好な案内。目の前で語る作家たちの印象と、その作品から受けるイメージを見事に融合させる。安部公房から始まって村上春樹、大江健三郎など12人の作家の横顔を綴る。

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)

    大杉 洋(おおすぎ・ひろし)
    1960年生まれ。東京大学大学院修士課程終了。
    現在、岡山大学大学院准教授。専門はドイツ文学。

    発刊日
    2008年1月25日
    ISBN
    978-4862651105
    杜甫・李白・白楽天  

    中国の三大詩人
    杜甫・李白・白楽天
    ─その詩と生涯─

    福地順一

    中国大唐時代に燦然と咲き誇った詩は世界文学の華である。この文学は「経世済民」(世をただし、民をすくう)を旨とする一面もあり、当時の政治・社会とも密接にからんでいて、興は尽きない。

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
    福地順一(ふくち じゅんいち)
    1936年 青森県弘前に生まれる。
    1959年 弘前大学文理学部文学科卒業。
    函館中部高校、札幌南高校、函館東高校(校長)、札幌拓北高校(校長)など教員生活38年、道立高校定年退職後札幌予備学院講師(漢文)を7年。
    主な著書
    「風塵記」「ベーシック漢文」「石川啄木の手帖」(共著)「白楊ヶ丘九十年(編著)ほか。
    発刊日
    2007年12月10日
    ISBN
    978-4862650894
       
       
    小説永井荷風   小説永井荷風

    小島政二郎

    永井荷風に憧れ慶應義塾に入学するも、その思い届かず、人知れず葛藤した小島政二郎。大正から昭和の文壇を隅々まで知り尽くした彼ならではの、荷風の実像に迫った幻の書。

    毎日新聞、週刊文春、週刊朝日、図書新聞他書評で紹介

    価格
    著者略歴
    2420円(税込)
    小説永井荷風
    小島政二郎(こじま・まさじろう)
    1984年、東京生まれ。慶應義塾講師を務める傍ら三田文学の編集委員を務める。
    主な著書に『眼中の人』(岩波文庫) 、『円朝』上下(河出文庫)、小島政二郎
    全集などがある。作家、1994年死去。
    発刊日
    2007年9月4日
    ISBN
    978-4862650832
    ヴォルフガング・ボルヒェルト   ヴォルフガング・ボルヒェルト
    その生涯と作品

    加納邦光

    ヒトラー体制と戦争に塗りつぶされた26年の生涯──その短い青春、今なお心をふるわせる小説や詩。ひとりの作家の全体像を捉えた本格的伝記

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    加納邦光(かのう・くにみつ)
    1940年、室蘭に生まれる。
    東北大学大学院文学研究科修士課程修了。
    現在、北海道情報大学教授。
    著書『ビルマルク』(清水書院)
    訳書『ビスマルク伝 第6巻』(エーリッヒ・アイク著、ぺりかん社)
    論文「リリーからの逃走」
    「クライストの書簡と小説及び小論に見る他社理解」
    「日本〈教育〉とドイツ語圏の〈教育〉から生じるコミュニケーション・ギャップ」など。
    発刊日
    2006年7月25日
    ISBN
    978-4862650078
       
       
       
    高見順の「昭和」   高見順の「昭和」

    坂本満津夫

    作家は時代に活写した
    私生児として生まれ、一高時代はダダイスト。東大ではマルキストなるが後に無念の転向。時代の傷跡とともに生き、そして時代を描い高見順の生涯と文学の魅力を執拗に追う。

    価格
    著者略歴
    1760円(税込)
    坂本満津夫
    日本文芸家協会会員
    主な著書『高見順の青春』『高見順論』『文士・高見順』『小説家・津村節子』など。
    発刊日
    2006年5月17日
    ISBN
    978-4886299888
    ロマネスクの透明度   <季刊文科コレクション>
    ロマネスクの透明度
    近・現代作家論集

    高橋英夫

    その作家ならではの独自性を直観し、ロジックとレトリックのあやによって語りつづける作家論批評の精髄。

    毎日新聞、東京新聞、図書新聞他書評で紹介

    価格
    著者略歴
    2090円(税込)
    高橋英夫(たかはし・ひでお)
    1930年、東京生れ。東京大学文学部独文科卒。文芸評論家。
    主な著書
    『批評の精神』(講談社文芸文庫)、『偉大なる暗闇』(講談社文芸文庫)、『ブルーノ・タウト』(ちくま学芸文庫)、『西行』(岩波新書)、『花から花へ』(新潮社)、『藝文遊記』(新潮社)、『本の引越し』(筑摩書房)、『果樹園の蜜蜂』(岩波書店)、『時空蒼茫』(講談社)など。
    発刊日
    2006年5月11日
    ISBN
    978-4886299840
       
       
    追悼 丹羽文雄   <季刊文科コレクション>
    追悼 丹羽文雄

    大河内昭爾

    価格
    著者略歴
    1540円(税込)
    大河内昭爾(おおこうち・しょうじ)
    1928年鹿児島生まれ。早稲田大学第一文学部卒。
    武蔵野大学名誉教授。1988─1996年武蔵野女子大学学長。
    文芸評論家。季刊文科編集委員。日本文芸家協会理事。
    著書に『現代の抒情』(早大出版部)『本の旅』(紀伊國屋書店)
    『粗食派の饗宴』(小学館文庫)
    発刊日
    2006年4月25日
    ISBN
    978-4886299871
       
    ドストエフスキーを読みながら   ドストエフスキーを読みながら
    或る「おかしな人間の手記」

    下原敏彦

    一冊の本であなたの人生が変わるとしたら……
    寺山修司、三島由紀夫、尾崎豊、少年Avsドストエフスキー

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
     
    発刊日
    2006年3月27日
    ISBN
    978-4886299598
    父と兄の時間   父と兄の時間

    岩谷征捷

    戦後派とそれを引き継ぐ作家たちの仕事
    島尾敏雄「死の棘」、武田泰淳「富士」、梅崎春生「幻化」、阿部昭「司令の休暇」、古井由吉「槿」他を読み解く。

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    岩谷征捷(いわや せいしょう)
    1942年、北海道生まれ。國學院大學文学部文学科卒。
    主たる専門領域は、日本文学評論・小説。
    主な著書
    『島尾敏雄事典』(共著)勉誠出版、2000年
    『芥川龍之介大辞典』(共著)勉誠出版、2001年
    『近代文学作品論集成・死の棘』(共著)クレス出版、2002年
    『中有の旅・岩谷征捷初期短篇小説』亜細亜文庫、2003年
    『桜花爛漫羅利骨灰・岩谷征捷自撰短篇小説』晃栄社文庫、2005年など。
    発刊日
    2006年1月16日
    ISBN
    978-4886299574
       
       
       
    作家たちの往還   <季刊文科コレクション>
    作家たちの往還

    勝又浩

    19人の作家たちの、世界と人間への納得のかたち。彼らは自分たちの生をどう理解し納得しているのか。

    日本図書館協会選定図書

    価格
    著者略歴
    2750円(税込)
    勝又 浩(かつまた ひろし)
    1938年神奈川県生まれ。法政大学文学部卒。
    文芸評論家。法政大学教授。
    著書に
    『我を求めて』(講談社)、『求道と風狂』(構想社)
    『引用する精神』、『中島敦の遍歴』(筑摩書房)などがある。
    発刊日
    2005年9月15日
    ISBN
    978-4886299321
       
    樋口一葉日記の世界   <季刊文科コレクション>
    樋口一葉日記の世界

    白崎昭一郎

    名作「にごりえ」「たけくらべ」に勝とも劣らない文学作品と、著者の評価する一葉日記の魅力を情感豊かに展開する。

    価格
    著者略歴
    2200円(税込)
    白崎昭一郎(しらさき しょういちろう)
    1927年、東京生れ。京大医学部卒。福井県武生保健所長、福井保健所長、福井工業大学教授を歴任。
    現在、福井県医師会広報委員長。
    著書に、『埋もれた王国』(角川ノンフィクション賞最終候補)(大和書房)『東アジアの中の邪馬台国』(芙蓉書房)『橋本左内』(毎日新聞社)『広開土王碑文の研究』『山川登美子と明治歌壇』『森鴎外─もう一つの実像』(以上吉川弘文館)『正伝松平春嶽』(東京新聞出版局)など。
    発刊日
    2005年7月23日
    ISBN
    978-4886299161
       
       
    ゲーテ時代のジェンダーと文学   ゲーテ時代のジェンダーと文学
    金のりんごを盛る銀の皿

    星野純子

    女性の視点からゲーテを読み直す。また18世紀から19世紀の女性小説を丹念に読み、男性社会規範の中でもがいた女性たちの姿をうかびあがらせる。

    価格
    著者略歴
    2420円(税込)
    星野純子(ほしの・すみこ)
    1944年兵庫県神戸市生まれ。1969年京都大学大学院修士課程修了。
    現在:大阪府立大学総合科学部教授。
    主な著書、翻訳:『ドイツ/女のエクリチュール』(共著、勁草書房、1994年)
    H・E・リヒター著『神コンプレックス』(共訳、白水社、1990年)
    発刊日
    2005年1月31日
    ISBN
    978-4-88629-881-8
    検証・宮沢賢治の詩2   検証・宮沢賢治の詩Ⅱ
    「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」

    山下聖美

    永訣の朝はどう読まれてきたか?
    気鋭の研究家の第二弾。

    価格
    著者略歴
    2750円(税込)
    山下聖美(やました きよみ)
    日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。芸術学博士。
    現在、日本大学芸術学部文芸学科専任講師。
    D文学研究会会員、宮沢賢治研究会会員、宮沢賢治学会会員。日本近代文学会会員。
    『検証・宮沢賢治文献』を江古田文学(江古田文学会発行)に連載中。
    著書『宮沢賢治を読む』(D文学研究会)1998年9月
    『検証・宮沢賢治論』(D文学研究会)1999年7月
    『ケンジ童話とその周辺』(D文学研究会)2000年3月
    『検証・宮沢賢治の詩Ⅰ「春と修羅」』(鳥影社)2002年9月
    『宮沢賢治「風の又三郎」論』(D文学研究会)2002年9月
    『宮沢賢治「ポラーノの広場」論』(D文学研究会)2003年12月
    『ニチゲーカ 日大芸術学部とは何か』(三修社)2006年
    『一〇〇年の坊っちゃん』(D文学研究会)2007年
    『賢治文学「呪い」の構造』(三修社)2007年
    『宮沢賢治のちから新書で入門』(新潮新書)2008年
    共著『つげ義春の快楽』(D文学研究会)1997年12月
    『ドストエフスキー&宮沢賢治』(D文学研究会)2001年5月
    『佐藤洋二郎を読む』(D文学研究会)2001年12月
    発刊日
    2004年12月20日
    ISBN
    978-4886298775
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
    世界で最も美しい恋愛小説『旅愁』を読む   世界で最も美しい恋愛小説『旅愁』を読む

    伊藤敬一

    横光利一の旅愁を恋愛小説として読むと…
    忘れられた美を問い直す

    価格
    著者略歴
    1650円(税込)
     
    発刊日
    2004年5月28日
    ISBN
    978-4886298379
    チェーホフを読め   チェーホフを読め
    空虚な実存の孤独と倦怠

    清水正

    没後100年記念出版
    空虚な時代に甦るチェーホフ文学の神髄

    価格
    著者略歴
    3960円(税込)
    清水正(しみず まさし)
    1949年我孫子生。日本大学藝術学部文芸学科卒。
    文芸批評。日本大学藝術学部教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。Д(デー)文学研究会主宰。
    清水正研究室 www.shimi-masa.com/
    発刊日
    2004年4月8日
    ISBN
    978-4886298232
    ロマン派から現代へ   ロマン派から現代へ
    ─村上春樹、三島由紀夫、ドイツロマン派─

    舘野日出男

    村上春樹はこの時代の空虚感を描いた。だが、ドイツ・ロマン派の時代にこの空虚感はすでに始まっていた。いかにしてこの希薄な時代をのり越えるか?

    価格
    著者略歴
    3300円(税込)
     
    発刊日
    2004年3月12日
    ISBN
    978-4886298201
    ケンジ童話を読め1   ケンジ童話を読め1

    清水正

    賢治童話の深層を読む
    「銀河鉄道の夜」「どんぐりと山猫」「みじかい木へん」「若い木霊」「タネリはたしかにいちにち噛んでゐたやうだった」

    価格
    著者略歴
    2750円(税込)
    清水正(しみず まさし)
    1949年我孫子生。日本大学藝術学部文芸学科卒。
    文芸批評。日本大学藝術学部教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。Д(デー)文学研究会主宰。
    清水正研究室 www.shimi-masa.com/
    発刊日
    2003年12月20日
    ISBN
    978-4886298003
    開いた形式としてのカフカ文学   開いた形式としてのカフカ文学
    「判決」と「変身」を中心に

    高橋行徳

    カフカの面白さと深さを探る
    一つの視点を絶対視することなく、多義的な文章構造を浮かび上がらせて、カフカ文学の魅力に迫る。

    価格
    著者略歴
    4180円(税込)
    高橋行徳(たかはし・ゆきのり)
    1947年兵庫県生れ。
    1977年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。
    現在、日本女子大学人間社会学部文化学科教授。
    論文:「『タウリスのイフィゲーニェ』試論」(日本ゲーテ協会会長賞)、「『Sturm und Drang』考察」、「啓蒙主義者レンツ」、「『開いた形式』としての日本文化」等。
    翻訳:ペーター・ブラウン『現代ドイツ語の傾向』(共訳)
    フォルカー・クロッツ『閉じた戯曲 開いた戯曲』(共訳)
    発刊日
    2003年10月25日
    ISBN
    978-4886297822
       
       
       
    志賀直哉とドストエフスキー   志賀直哉とドストエフスキー

    清水正

    ドストエフスキー作品との関連において志賀作品の特質性を照射

    価格
    著者略歴
    本体4,200円+税
    清水正(しみず まさし)
    1949年我孫子生。日本大学藝術学部文芸学科卒。
    文芸批評。日本大学藝術学部教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。Д(デー)文学研究会主宰。
    清水正研究室 www.shimi-masa.com/
    発刊日
    2003年9月30日
    ISBN
    978-4886297808
    つげ義春を読め   つげ義春を読め

    清水正

    50篇の謎を解き明かすつげマンガ完全読本!677頁限定特装本 残部僅少

    讀賣新聞書評で紹介

    価格
    著者略歴
    本体4,700円+税
    清水正(しみず まさし)
    1949年我孫子生。日本大学藝術学部文芸学科卒。
    文芸批評。日本大学藝術学部教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。Д(デー)文学研究会主宰。
    清水正研究室 www.shimi-masa.com/
    発刊日
    2003年7月30日
    ISBN
    978-4886297624
    芥川龍之介の小説を読む   芥川龍之介の小説を読む
    『羅生門』、『蜜柑』、『蜘蛛の糸』と『カラマーゾフの兄弟』論

    関口収

    教科書に載っている名作の深層を探る

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    関口 収(せきぐち おさむ)
    1971年秋田市に生まれる
    1994年日本大学芸術学部写真学科卒業
    1996年日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程(映像芸術専攻)修了
    1998年日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程(芸術専攻)中退
    現在、秋田県立湯沢高等学校教諭
    著書
    写真集『解体途中』(フォトぷるしあん 1998.12)
    編著
    『planet~写真とことば~』(フォトぷるしあん 1997.10)
    『perfume~写真とことば~』(フォトぷるしあん 1999.1)
    共著
    『ドストエフスキー&宮沢賢治』(D文学研究会 2001.5)
    発刊日
    2003年5月11日
    ISBN
    978-4886296979
       
       
       
       
       
       
    西鶴という方法   西鶴という方法
    略奪・切り裂き・増殖・滑稽

    浅沼璞

    「西鶴」と西鶴的なるものをスルドク照射

    価格
    著者略歴
    1980円(税込)
    浅沼 璞(あさぬま はく)
    本名、博。1957年生。
    法政大学文学部日本文学科卒。
    連句人。批評家。
    著書に『可能性としての連句』(ワイズ出版)、
    『中層連句宣言』(北宋社)、
    『「超」連句入門』(東京文献センター)等。
    発刊日
    2003年4月22日
    ISBN
    978-4886297396
       
       

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