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価格
3520円(税込)
ページ数
548ページ
発行日
2024年1月1日
ISBN
978-4-86782-018-6
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一三人の作家 藤村・草平・弥生子・らいてう・勇・和郎・捷平・葦平など
原武 哲
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- 一三人の作家〈島崎藤村・森田草平・野上豊一郎・野上弥生子・平塚らいてう・吉井勇・広津和郎・木山捷平・火野葦平・野田宇太郎・牛島春子・嘉陽安男・帚木蓬生〉の生き様、故郷への思い、漱石との接点、野田宇太郎宛書簡、作品論、作家論、国際学会発表論文、対談等。
─文学研究の果てなき道を歩む著者の集大成
目次
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第一章 島崎藤村
①島崎藤村と野田宇太郎─ふるさとへの思い─
第二章 森田草平
②森田草平
③森田草平と夏目漱石
第三章 野上豊一郎
④野上豊一郎と夏目漱石
⑤野上豊一郎書簡の紹介
第四章 野上弥生子
⑥野上弥生子と夏目漱石
⑦野上弥生子書簡の紹介
第五章 平塚らいてう
⑧平塚らいてうと夏目漱石
⑨平塚らいてう書簡の紹介
第六章 吉井勇
⑩吉井勇と野田宇太郎─平明にして高い抒情性─
⑪吉井勇と野田宇太郎─清澄さと人間愛で結ぶ糸─
⑫吉井勇と野田宇太郎(上)─昭和二〇年代の吉井書簡を中心に─
⑬吉井勇と野田宇太郎(中)─晩年の吉井書簡を中心に─
⑭吉井勇と野田宇太郎(下)─「紅聲窩小吟」と『文学散歩』─
第七章 広津和郎
⑮広津和郎「師崎行」
⑯広津和郎─生涯と作品
第九章 木山捷平
⑰木山捷平『長春五馬路』から満銀券を思う
─なぜ満洲中央銀行券は戦後二年間も通用したのだろう─
第八章 火野葦平
⑱『青春と泥濘』─〈悲しき兵隊〉への鎮魂─
⑲『戦争犯罪人』─戦争が作りだす罪と罰─
⑳火野葦平書簡(一)野田宇太郎宛葦平書簡の紹介
㉑火野葦平書簡(二)野田宇太郎宛葦平書簡の紹介
㉒火野葦平書簡(三)野田宇太郎宛葦平書簡の紹介
㉓火野葦平書簡(四)劉寒吉宛葦平書簡の紹介
第一〇章 野田宇太郎
㉔「五足の靴」再発見
㉕野田宇太郎─すみれうたを紡ぐ詩人─
㉖編集者としての野田宇太郎
第一一章 牛島春子
㉗「満洲」時代の牛島春子
㉘牛島春子の「祝といふ男」
第一二章 嘉陽安男
㉙『捕虜たちの島』(捕虜三部作)─捕虜たちは何を見たか─
第一三章 帚木蓬生
㉚帚木蓬生・原武哲 対談─作家の手法 医者の手法
あとがき
著者略歴
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原武 哲(はらたけ さとる)
1932年5月14日福岡県大牟田市生まれ。
九州大学文学部国語国文学科卒業。
福岡女学院短期大学国文科助教授、教授を経て、1994年1年間中国・吉林大学外国語学院日語系客員教授、福岡女学院大学人間関係学部教授。現在、福岡女学院大学名誉教授。
主な著書
『夏目漱石と菅虎雄―布衣禅情を楽しむ心友―』(教育出版センター、1983年12月)。『喪章を着けた千円札の漱石―伝記と考証―』(笠間書院、2003年10月)。『夏目漱石の中国紀行』(鳥影社、2020年10月)。『夏目漱石は子役チャップリンと出会ったか?-漱石研究蹣跚―』(鳥影社、2022年4月)。編著に『夏目漱石周辺人物事典』(笠間書院、2014年7月)。 『夏目漱石外伝―菅虎雄先生生誕百五十年記念文集―』(菅虎雄先生顕彰会、2014年10月19日)など。
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