価格
1760円(税込)
ページ数
358ページ
発行日
2018年6月14日
ISBN
978-4-86265-654-4
マスコミ掲載・書評
毎日新聞で紹介
週刊読書人で紹介
西行 わが心の行方
松本 徹
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西行、生誕九百年に贈る
月花に遊び 果敢に生きた!
鳥羽院の北面の武士として出発、厳しい修行と、花と月と歌の旅を重ねつつ、乱世を生き抜いた、稀有の歌人僧。その足跡を丹念に追ひ、歌を軸に心の内に迫り、全生涯に及ぶ……。
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自分の行き先にも自分の内にも未知なるものを抱へ持ち、明日も知れない日々を積み重ねるやうにして生きた人……。吉野から熊野へ、山陽道から四国へ、奥州へと幾度となく旅をしたが、いづれも修業が主で、旅立つに際しては、 死を覚悟したと思はれるのだ。旅立つ毎に、自分の人生を区切り、区切りして歩み出した──。(あとがきより)
目次
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一 八角九重塔の下
二 契りある身
三 世を捨てる時
四 浮かれ出づる心
五 常盤 大原 醍醐 東山 嵯峨野
六 奥州への旅立ち
七 大峰と高野山
八 根本大塔を仰ぎつつ
九 保元の乱
十 平治の乱と弔歌の数々
十一 白峯と善通寺
十二 我拝師山、そして友の死
十三 高野山壇場から神路山へ
十四 伊勢大神への法楽
十五 花の下にて
引用・主要参考文献
あとがき
著者略歴
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松本 徹(まつもと とほる)
作家・評論家。
昭和8年北海道生。
前三島由紀夫文学館館長。
著書
『三島由紀夫の最期』『三島由紀夫エロスの劇』
『三島由紀夫の時代 ─ 芸術家11人との交錯』
『師直の恋』『小栗往還記』『風雅の帝 光厳』
『天神への道 菅原道真』など。