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老兵は死なず ダグラス・マッカーサーの生涯。
ジェフリー・ペレット 著
林 義勝、寺澤由紀子、金澤宏明、武井 望、藤田怜史 訳
- かつて日本に君臨した唯一のアメリカ人
ダグラス・マッカーサー、その知られざる生涯。 -
戦後日本を決定づけ、圧倒的な影響を与えた
巨人の生涯を描く。
- 本書はペレットがマッカーサーの公式の軍事記録、報告書及び通信記録、そして日誌や私文書や個人の日記や生存者とのインタビューなど多様な資料を駆使して彼の生涯を描いた本格的な伝記である。(中略)一つの大きな特徴は、この膨大な著書は英語で本文が590頁、32章から成っているが、そのうち、約490頁、27章までが生誕から第二次世界大戦終結時に日本が正式に降伏文書に署名した1945年9月までを扱っていることである。(訳者あとがきより)
目次
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第1章 ラッパの音
第2章 至福の日々
第3章 軍団、軍団、そして軍団
第4章 痛ましいジョーク
第5章 木 工
第6章 兵士の中の兵士
第7章 顕著な特徴
第8章 よろしい!
第9章 アメリカ人はあきらめないのだ
第10章 陸軍のダルタニアン
第11章 人類の最も高貴な発展
第12章 サー・ボス(うちの旦那様)
第13章 偉人たち
第14章 アメリカ極東軍
第15章 兵士は死ななければならない時があるのだ(スティムソン)
第16章 アイ・シャル・リターン
第17章 苦悩の日々
第18章 前進せねばならない
第19章 継続的な空軍力の活用
第20章 ブーン! ブーン!
第21章 私のクー・クラックス・クラン
第22章 新たな種類の戦争
第23章 私はあの計画を押し進める
第24章 私のもとに集結せよ
第25章 マニラへ行くぞ
第26章 それは今年終結するだろう
第27章 「第一生命ビル」(ザ・ビッグ・ワン)
第28章 歴史に決めさせよ
第29章 一万人の天使たち
第30章 片手を背中に縛られたままで
第31章 家に帰るぞ
第32章 ごきげんよう、さようなら
謝 辞
訳者あとがき
索引 i
※各章の訳者は次のとおりです。
第1章〜第8章 武井 望
第9章、第11章〜第14章 金澤 宏明
第10章、第15章〜第20章 林 義勝
第21章〜第26章 寺澤由紀子
第27章〜第32章 藤田怜史
訳者あとがき
著者略歴
- ジェフリー・ペレット
アメリカ人とイギリス人を両親に、イギリスで生まれた。
高等学校卒業後、1958年から1961年までの3年間アメリカ陸軍に所属した。
その後南カリフォルニア大学で1967年学士号を、1969年にハーヴァード大学大学院で修士号を取得し、その後カリフォルニア大学バークレー校で法律学を学んだ。
その後、13冊の著書を執筆したが、特定の大学や研究機関に所属せず、「PBS」「History Channel」などのテレビ局で、歴史関係の番組でコンサルタントの仕事もしていた。
訳者/解説者略歴
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林 義勝(はやし よしかつ)
明治大学文学部教授。(Ph.D.)アメリカ史。
主要業績に、
マイケル・D・ゴーディン『原爆投下とアメリカ人の核認識』(共訳、彩流社、2013年)
『アジア周縁から見たアメリカ1850―1950年』(共著、彩流社、2010年)
『アメリカ史研究入門』(共著、山川出版社、2009年)
J・サミュエル・ウォーカー『原爆投下とトルーマン』(監訳、彩流社、2008年)他。
- 寺澤由紀子(てらざわ ゆきこ)
東京都市大学共通教育部准教授。(文学博士)。
アメリカ文学、特にアジア系アメリカ文学。
主要業績に、
「“歴史のパターンをずらす”―カレン・テイ・ヤマシタの『ぶらじる丸』における語りと記憶」、 (『憑依する過去―アジア系アメリカ文学におけるトラウマ・記憶・再生』小林冨久子監修、金星堂、2014年)
“The Gendered Representation of Memory through Fetal Imagery: A Gesture Life and Comfort Woman”
(Global Perspectives on Asian American Literature, FLTR Press, 2008)
「チカーナボディと境界のポリティクス」(『アメリカ文学』第68号、日本アメリカ文学会東京支部、2007年)他。 - 金澤宏明(かなざわ ひろあき)
明治大学兼任講師、都留文科大学非常勤講師。アメリカ対外関係史、文化史。
主要業績に、
『3・11後の多文化家族』(共著、明石書店、2012年)
「中米地峡運河とハワイ―アメリカ海外膨張のレトリックと実態―」『太平洋学会誌』98号(太平洋学会、2009年)
「史料としての合衆国の政治カートゥーン―アメリカ対外関係史研究と図像分析―」『アメリカ史研究』32号(アメリカ史学会、2009年)
「図像史料と歴史学―邦語研究の研究動向と史料批判の「共有地」と「共有知」―」『立教アメリカン・スタディーズ』三七号(立教大学アメリカ研究所、2015年)他。 - 武井 望(たけい のぞむ)
明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。アメリカ外交史。
主要業績に、
「アメリカ合衆国の統治政策に対するフィリピン人エリートの反応―議会開設過程におけるエリートの諸相」、 『駿台史学』第一二五号(駿台史学会、2005年)
「アトキンソンの職業教育における本国マイノリティ教育の影響」 『文学研究論集』二七号(明治大学大学院文学研究科、2007年)他。
- 藤田怜史(ふじた さとし)
明治大学文学部助教、(博士―史学)。アメリカ外交史。
主要業績に、
マイケル・D・ゴーディン『原爆投下とアメリカ人の核認識』(共訳と解説、彩流社、2013年)
「エノラ・ゲイ展における展示台本第五部「ヒロシマ・ナガサキの遺産」―アメリカ合衆国における原爆投下観に関する一考察」『駿台史学』第一四八号(駿台史学会、2013年)
「アメリカ歴史教科書における原爆投下のコンテクスト―第二次世界大戦、冷戦、核時代」『アメリカ研究』第四六号(アメリカ学会、2012年)他。
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