価格
2860円(税込)
ページ数
512ページ
発行日
2021年3月15日
ISBN
978-4-86265-832-6
ピアニスト(新訳版)
エルフリーデ・イェリネク 著
中込啓子 訳
- ノーベル文学賞受賞作家のベストセラー
映画化され2001年カンヌ国際映画祭でグランプリ
全面改訳 新訳版
より深く味わうために充実した注を付す
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全面改訳による破格の恋愛小説
著者略歴
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エルフリーデ・イェリネク(Elfride Jelinek)
1946年生まれのオーストリアの作家。その創作活動は、小説、演劇、ラジオドラマ、映画のシナリオなど幅広い分野に及ぶ。しかし、評論や政治批判も数多く書き、オーストリアの戦後処理の問題やその保守性を批判し、また極右政党ときびしく対峙する作品を発表し続ける。およそ24回文学賞を受賞していて、そのうち、1998年にゲオルク・ビューヒナー賞、2004年にフランツ・カフカ賞、2004年にノーベル文学賞を受賞している。
訳者略歴
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中込啓子(なかごめ・けいこ)
東京都生まれ。東京大学大学院独語独文学修士課程修了。大東文化大学名誉教授。エルフリーデ・イェリネク研究センター委員会(ウィーン大学内)海外委員。
著書:『ジェンダーと文学─イェリネク、ヴォルフ、バッハマンのまなざし』(鳥影社、1996年)
訳書:クリスタ・ヴォルフ『ギリシアへの旅』(恒文社、クリスタ・ヴォルフ選集4、1998年)、E・イェリネク『ピアニスト』(鳥影社、2002年)、 E・イェリネク『したい気分』(共訳、鳥影社、2004年)、E・イェリネク『死と乙女 プリンセスたちのドラマ』(鳥影社、2009年)、E・イェリネク『別れの言葉』(鳥影社、2009年)、クリスタ・ヴォルフ『カッサンドラ』(改訳):『失踪者/カッサンドラ(世界文学全集Ⅱ-2)』所収(河出書房新社、2009年)、E・イェリネク『死者の子供たち』(共訳、鳥影社、2010年)他。