価格
2420円(税込)
ページ数
270ページ
発行日
2018年12月25日
ISBN
978-4-86265-723-7
東ドイツ映画 デーファと映画史
ゼバスティアン・ハイドゥシュケ 著/山本佳樹 訳
-
本書は、東ドイツ映画の成立と変遷、映画製作の特殊性、他国の映画現象とのかかわり、具体的な作品の雰囲気や映画史的意義などについて、予備知識がなくても、一読すれば全体像がつかめるのが、そのなによりの魅力である。また、東西映画の交差点として、冷戦期における唯一の汎ヨーロッパ的映画現象であったかもしれない東ドイツ映画の存在の重要さを指摘するなど、コンパクトながら最適な案内書となっている。そして見るべき12本の長編映画作品の見どころが詳しく紹介され、近年急速に高まる東ドイツ映画の魅力に迫る。
訳者略歴
-
山本佳樹(やまもと・よしき)
1960年愛媛県生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。
著書
『論集トーマス・マン―その文学の再検討のために』クヴェレ会(共著、1990 年)
『映画とネイション』ミネルヴァ書房(共著、2010 年)
『映画のなかの社会/社会のなかの映画』ミネルヴァ書房、(共著、2011年)
『交錯する映画―アニメ・映画・文学』ミネルヴァ書房、(共著、2013年)
『映画とイデオロギー』ミネルヴァ書房(共著、2015年)など。
訳書
クラウス・クライマイアー『ウーファ物語―ある映画コンツェルンの歴史』鳥影社(共訳、2005年、ダウテンダイ゠フェーダー翻訳賞受賞)
ザビーネ・ハーケ『ドイツ映画』鳥影社(2010 年)
『デュレンマット戯曲集 第1巻』鳥影社(共訳、2012年)
『デュレンマット戯曲集 第2巻』鳥影社(共訳、2013年)
など。