HOME>科学捜査とエドモン・ロカール フランスのシャーロック・ホームズと呼ばれた男
価格
2860円(税込)
ページ数
250ページ
発行日
2023年3月13日
ISBN
978-4-86782-008-7
書評・マスコミ掲載
週刊読書人で紹介
北日本新聞で紹介
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科学捜査とエドモン・ロカール
フランスのシャーロック・ホームズと呼ばれた男
ジェラール・ショーヴィ 著
寺井杏里 訳
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ロカールがいなければ、「CSI」シリーズも「科捜研の女」も誕生しなかったかもしれない?
現在の科捜研の礎を作ったエドモン・ロカールの生涯を描く一冊。
目次
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はじめに
第一章 近代警察の誕生
警察の新時代
アパッシュ
警察は何をしているんだ?
〈虎〉の機動班
クレマンソーの腹心たち
ベルティヨンの功績
近代的な警察と呼べるのか?
指紋検査法ですと?
人体測定法か、指紋検査法か?
ゴルトンからブセティッチまで
経験主義から科学へ
第二章 ロカール、犯罪学者を目指す
スコットランドの家系:憧れのコナン・ドイルのように
古典語に熱中する
ロカール、医師を目指す
もう一人の師、ラカサーニュ
法医学者と犯罪学
修行中のロカール
犯罪学者としての目覚め
ロンブローゾと〈生まれながらの犯罪者〉説
ロカールと推理小説の中のお手本
天才シャーロック・ホームズ
いざ、大冒険へ
第三章 サン=ジャン通り三十五番地
ロカールの研究所
サン=ジャン通り三十五番地
初仕事は重罪院で
形のない規範
ポロスコピー
名声への道
一九一四年:ロカールとドイツ軍の暗号
アメリカ周遊
第四章 ロカール博士の驚異の事件簿
ロカールの法則
ロカールと仲間たち
研修生の育成機関
研究所の日常
チュールの匿名の手紙事件
指導者としてのロカール
ロカール博士の驚異の事件簿
ガラスケースの犯罪博物館
ハストスコープ、パンスコープ、グラフォスコープ
難易度の高い鑑識の仕事
ドレフュス事件:ロカール、ベルティヨンに反論する
第五章 シャーロック・ホームズからエドガー・フーヴァーへ
国際的な機関誌の発行
ロカールはシャーロック・ホームズ?
橋渡し役だったアシュトン・ウルフ
ロカールからコナン・ドイルへの手紙
ロカールとスコットランド・ヤード
謎の研修生ルン・ファン
ロカールとFBI
親愛なるミスター・フーヴァー
国際犯罪捜査学アカデミー
ロカール博士、ミスター・ホームズ
第六章 ドイツ占領下の科学捜査研究所
〝奇妙な戦争〟が科捜研に及ぼした影響
共和制からヴィシー政権へ
一九四二年の科捜研
科捜研、国有化される
ロカール、レジスタンス勲章を受勲する
クラウス・バルビエはロカールを訪ねたか?
ロカールと歴史上の事件
文学者ロカール
作家フレデリック・ダールとの交流
一九四五年:戦後の困難な日々
第七章 さらば、シャーロック・ホームズ
第二の青春
束の間の後継者
メルシエール通り五番地のシャーロック・ホームズ
忙しい引退生活
ロカール、再び法廷へ
歴史を討論する
フランス国王をめぐる謎解き
リヨンでの交友関係
最後の輝き―最晩年の日々
エピローグ:新たなヒーロー
謝辞
訳者あとがき
添付資料
年表
出典一覧
写真・図のクレジット
著者略歴
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ジェラール・ショーヴィ
1952年生まれ。フランスのジャーナリスト、歴史研究家。
主に出身地のリヨンや、第二次世界大戦中の歴史、レジスタンス活動に関する数多くの著書を出版(いずれも日本では邦訳なし)。
歴史雑誌「Historia」などに寄稿。
訳者略歴
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寺井杏里(てらい あんり)
上智大学文学部フランス文学科卒業。翻訳者。日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員。訳書にレウヴァン『シャーロック・ホームズの気晴らし』、ルムティ『ホームズ、ニッポンへ行く』(国書刊行会)。
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