価格
1760円(税込)
ページ数
254ページ
発行日
2016年9月16日
ISBN
978-4-86265-577-6
ピエールとリュス
ロマン・ロラン
三木原浩史 訳
- 1918年パリ。ドイツ軍の空爆の下でめぐりあった二人……
ロマン・ロランの数ある作品のなかでも、今なお、愛され続ける名作の新訳と解説。
- ロマン・ロラン生誕百五十年記念
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……それゆえ、どこか夢見がちな、この可憐な小説は、結末は悲劇でも、まずは純粋に恋愛小説です。厭戦気分は、背景として色濃く漂っているでしょうが、反戦小説では決してありません。(あとがきより)
目次
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第一部
ピエールとリュス
第二部
『ピエールとリュス』を読む
はじめに
第一章 牧歌世界の記号を求めて
第二章 ギリシャ・ローマ神話の世界
第三章 リュスよ、あなたはいったい誰なのですか?
おわりに
あとがき
訳者略歴
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三木原 浩史(みきはら ひろし)
1947年 神戸市生まれ。
1971年 京都大学文学部フランス語学フランス文学科卒業。
1977年 京都大学大学院文学研究科博士課程(フランス語学フランス文学専攻)中退。
経歴 大阪教育大学教育学部助教授、神戸大学大学院国際文化学研究科教授を経て、
現在は、神戸大学名誉教授。シャンソン研究会顧問。浜松シャンソンコンクール(フランス大使館後援)審査委員長。
専 門
フランス文学・フランス文化論(特に、シャンソン・フランセーズ研究)。
著 書
『シャンソンの四季』(彩流社、1994年、2005年改訂増補版)
『シャンソンはそよ風のように』(彩流社、1996年)
『フランス学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、1998年)
『パリ旅物語』(彩流社、2002年)
『シャンソンのエチュード』(彩流社、2005年、2016年改訂版)
『シャンソンのメロドラマ』(彩流社、2008年)
『シャンソンの風景』(彩流社、2012年)
論 考
ロマン・ロラン、シャンソン・フランセーズ、オペラ等に関するもの。
訳 書
みすず書房『ロマン・ロラン全集』
第13巻所収「ニオベ」
第19巻所収「演劇について」(共訳)