価格
2860円(税込)
ページ数
706ページ
発行日
2021年6月16日
ISBN
978-4-86265-879-1
マスコミ掲載・書評
社会新報で紹介
図書新聞で紹介
ヘルダリーン–ある小説
ペーター・ヘルトリング 著
富田 佐保子 訳
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フランス革命は彼とその仲間たちをどう衝き動かしたのか?
本書は、現代と過去を自由に往き来し、やがて狂気の道を辿るこの魅力的な詩人の人生を描ききり、読書の喜びへと誘う。
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ヘルダリーンに関する書物はほとんど見通すことが出来ないほど無数にあるが、この本は新しい観点で独創的に拵えられ、内実豊かで、様々な資料を読みに読み込んだ優れた作品で、詩的に息づいている。(ローベルト・ミンダー)
目次
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第一部 幼いころと少年時代
ラウフェン、ニュルティンゲン、デンケンドルフ、マウルブロン(一七七〇~一七八八)
Ⅰ ふたりの父
Ⅱ 第一話
Ⅲ デンケンドルフ
Ⅳ 第二話
Ⅴ マウルブロン
Ⅵ 第三話
第二部 勉学
テュービンゲン(一七八八~一七九三)
Ⅰ 友情
Ⅱ 第四話
Ⅲ 新しい友人たち
Ⅳ スイスへの旅
Ⅴ 革命
Ⅵ 第五話
Ⅶ 出発を前にして内輪のこと
Ⅷ 第六話
第三部 家庭教師にして哲学者
ヴァルタースハウゼンとイエーナ(一七九四~一七九五)
Ⅰ 第七話
Ⅱ 始まり
Ⅲ 第八話
Ⅳ 教え子
Ⅴ ワイマールとイエーナのお偉方
第四部 幕間劇
ニュルティンゲン(一七九五)
第五部 ディオティーマ
フランクフルト(一七九六~一七九八)
Ⅰ 都会
Ⅱ 第九話
Ⅲ ヒュペリオーン
Ⅳ 第十話
Ⅴ 危機
Ⅵ 第十一話
Ⅶ 胸さわぎ
Ⅷ 第十二話
第六部 友人たちのあいだで
ホンブルク、シュトゥットガルト、ハウプトヴィル、ニュルティンゲン(一七九八~一八〇一)
Ⅰ 異議
Ⅱ 公女
Ⅲ 小さな会議
Ⅳ ベーレンドルフ
Ⅴ 第十三話
Ⅵ 平和の先触れ
Ⅶ 第十四話
Ⅷ 過去からの声
第七部 最後の物語
ボルドー、ニュルティンゲン、ホンブルク(一八〇二~一八〇六)
Ⅰ
Ⅱ 献辞 一(ズィンクレーア)
第八部 塔の中で
テュービンゲン(一八〇七~一八四三)
Ⅰ 大学病院で
Ⅱ 献辞 二 (エルンストとシャルロッテ・ツィンマー)
Ⅲ 献辞 三 (ヨハンナ・ゴック)
Ⅳ かろうじてもうひとつ物語を
覚え書きと感謝のことば
訳者あとがき