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塹壕の四週間 あるヴァイオリニストの従軍記
フリッツ・クライスラー 著
伊藤氏貴 訳
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伝説のヴァイオリニストによる名著復活!
偉大な人格と情緒豊かな音楽に結びついた極限の従軍体験を読み解く。
(音楽評論家・板倉重雄氏推薦)
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はたしてこの従軍体験と彼の音楽との間に一体なんらかのの繋がりはあるのだろうか。なにがヴァイオリニストとしてのキャリアを危機に晒してまで彼に従軍を促したのか。この体験によって彼の音楽は変化したのか。それはこれを読み、彼の演奏を聴く一人ひとりが考えるしかない。
(「序文 本書の背景」より)
目次
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まえがき 本書の背景
序
第一章 従 軍
第二章 緒 戦
第三章 レンベルクの戦い
あとがき 中庸の天才―クライスラーの藝術と生涯をめぐって
訳者略歴
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伊藤氏貴(いとう うじたか)
1968年生まれ。文藝評論家。明治大学文学部教授。
麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て、
日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。
2002年に「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。
著書に、『告白の文学』(鳥影社)、『奇跡の教室』(小学館)、『美の日本』(明治大学出版会)、『同性愛文学の系譜』(勉誠出版)等がある。
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