価格
1650円(税込)
ページ数
230ページ
発行日
2023年2月19日
ISBN
978-4-86782-003-2
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梁塵記
福地順一
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長年漢詩と石川啄木の研究に取り組んできた著者による青森・北海道でのエッセイと啄木小論・四題。本書で改めて自然の素晴らしさに気づかされ、また「人生百年の気概を持つ」という詩人の話等に老境への共感を得る読者もいるに違いない。
目次
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Ⅰ 花の譜・中標律(エッセイ・1)
ミヤマオダマキの花と、私
ある日の私の釣行記
N高甲子園譚
楡林の鐘の音
近況報告
拝啓ふるさと
塞翁が馬
宿野辺川
美濃吉
鳩
伝説の樹
北限の能「善知鳥」
ひばり
菖敞と柳川熊吉
花の譜・中標律
ねぷた祭り
おわら風の盆
熊出川釣行記
阿波おどり
人生百年
Ⅱ 奥尻・月暦(エッセイ・2)
鴨田の赤パンツ
前相撲を観て
奥尻・月暦
YOSAKOI・ソーラン祭り
弘前の桜
至福の時
東京病
桜んぼの実る頃
関ヶ原と津軽
リンゴの袋張り
私の釣行記・美国川
野幌森林公園の自然観察会に参加して
『杜甫・李白・白楽天─その詩と生涯─』 を刊行して
日本統治時代の証言
第五回『文芸思潮』現代詩賞を受賞して
第一四回日本自費出版文化賞 「詩歌部門賞」を受賞して
崩御
第二一回日本自費出版文化賞「大賞」を受賞して
「弘前コーヒー」
Ⅲ 啄木小論・四題
大竹敬造校長と石川啄木
石川啄木と釧路の花柳界
評論「卓上一枝」について
童話「赤い靴」のモデルについて ─有情・啄木・志郎─
著者略歴
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福地順一(ふくち じゅんいち)
略歴—1936年青森県弘前市生まれ。
1959年弘前大学文理学部文学科(国文学)卒業。東奥義塾高校(弘前)、函館中部高校、札幌南高校、函館東高校(校長)、札幌拓北高校(校長)など教員生活38年。
後、札幌予備学院講師(漢文)8年。
○日本ペンクラブ、日本歌曲振興会会員。
著書—『風塵記』(1997)、『ベーシック漢文』(1999)、『杜甫・李白・白楽天—その詩と生涯—』(2007)、『津軽・抄』(2007)、『石川啄木と北海道—その人生・文学・時代—』(2013)、『あきらめの旅にしあれば』(2017)、『風塵記・抄—本能寺から山崎、賤ヶ岳へ—』(2021)、ほか。
賞—『豊談』230号記念エッセイ賞「天位」、第5回『文芸思潮』現代詩賞、第14回日本自費出版文化賞「詩歌部門賞」(『津軽・抄』)、第21回日本自費出版文化賞「大賞」(『石川啄木と北海道—その人生・文学・時代—』)、ほかに『日本ペンクラブ電子文芸館(詩歌部門)』に詩歌5編採録・掲載される。