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価格
3080円(税込)
ページ数
364ページ
発行日
2023年3月19日
ISBN
978-4-86782-014-8
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『ブッデンブローク家の人々』─ 『悲劇の誕生』のパロディとして
別府陽子
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〝トーマス・マン研究に新たな地平をひらく〟
マン自身が「さまざまな音色を奏でるヴァイオリン」という『ブッデンブローク家の人々』を、ニーチェ著『悲劇の誕生』のパロディとして、芸術論の観点から読み解く画期的論考。
目次
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序
サチュロスの図版
第一章 『ブッデンブローク家の人々』の成立
第二章 トーマス・マンとフリードリヒ・ニーチェ
第三章 トーマス・マンの「基本動機」―アポロン的なものとディオニュソス的なもの
第四章 トーマス・ブッデンブローク―「業績の倫理家」のふたつの性格
第五章 トーマス・ブッデンブロークの「ショーペンハウアー体験」
第六章 トーマス・ブッデンブロークの倫理性
第七章 トーマス・ブッデンブロークとフリードリヒ・ニーチェ―「業績の倫理家」の類型学的考察
第八章 クリスティアン・ブッデンブローク―ディレッタンティズムとディオニュソス的なものとの関係
第九章 ゲルダ・ブッデンブローク……アポロン的な美―神話の女神の表象と感性の優位
第十章 ゲルダ・ブッデンブローク―共苦の人として
第十一章 トーニ・ブッデンブロークとサチュロスの合唱団
第十二章 女たちとサチュロスの合唱団
第十三章 ハノー・ブッデンブローク―音楽と『悲劇の誕生』を巡る考察
第十四章 トーマス・マンのパロディ
参考文献及び省略記号
結 語
著者略歴
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別府 陽子(べっぷ ようこ)
1980年関西学院大学文学部ドイツ文学科卒業。
2012年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程ドイツ文学専攻単位取得退学。
大阪大谷大学、京都産業大学非常勤講師。
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