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万の言の葉の歌
下村 敏博
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万葉集の世界に想いを馳せ、歌ってみよう!
天皇から庶民までの和歌を集めた日本人の心のふるさと「万葉集」。その和歌に楽曲をつけること早10年、著者のライフワークと言える全36曲の楽譜を掲載しました。現代に甦る、古代の息吹を味わう試み。独唱、合唱、合奏等のコンサートにもすぐ使えます。
目次
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はじめに
Ⅰ 万葉の四季
1 さわらび(混声四部) 志貴皇子
2 梅花の宴(混声四部)大伴旅人その他
3 春の苑(混声四部) 大伴家持
4-1 ひめゆり 坂上郎女
4-2 ひめゆり(女声三部) 坂上郎女
5 秋山の彩 額田王
6 黄葉(混声四部) 橘奈良麻呂その他
7 かぎろひ(混声四部) 柿本人麻呂
8 大雪(二重唱) 天武天皇、藤原夫人
Ⅱ 挽歌・辞世の歌
9 大君(女声三部)倭大后、采女
10-1 玉藻 柿本人麻呂
10-2 玉藻(女声二部) 柿本人麻呂
11 椎の葉(男声四部) 有間皇子
12 暁の露(女声三部) 大伯皇女
13 ふたかみやま(二重唱) 大津皇子、大伯皇女
14 葛飾の真間の娘子を詠む歌(男声四部) 高橋虫麻呂
Ⅲ 防人の歌
15 ますらを(男声四部) 大伴家持その他
16 我が妻は 若倭部身麻呂その他
17 誰が背(女声三部) 作者不明
18 Wave before me(男声四部) 私部石島
19 O tell my wife(男声四部) 若舎人部広足
20 足柄の坂(男声四部) 倭文部可良麻呂
21 筑波嶺の花(男声四部) 大舎人部千文その他
Ⅳ 万葉の恋の歌
22 我が背子は待てど来まさず(女声三部) 作者不明
23 蓮葉の水 作者不明
24 花橘(混声四部) 柿本人麻呂
25 信濃道(女声三部) 柿本人麻呂その他
26 霧立たば(混声四部) 作者不明
27 道の長手(女声三部) 狭野茅上娘子
28 紫草野 額田王、大海人皇子
29 安達太良の鹿猪(混声四部) 笠郎女その他
30 七夕(二重唱) 山上憶良
31-1 娘子らが 若宮年魚麻呂
31-2 娘子らが (男声四部) 若宮年魚麻呂
32 相聞(混声四部) 作者不明
Ⅴ 風頌歌
33 明日香風(混声四部) 志貴皇子
34 瓜食めば(混声四部) 山上憶良
35 籠もよみ籠もち(混声四部) 雄略天皇
36 万代予祝の歌(混声四部) 大伴家持
万葉集を歌う ―音楽との融合(更なる普遍性を求めて)
解説
あとがき
著者略歴
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下村 敏博(しもむら としひろ)
昭和25年年 奈良県生まれ。一橋大学社会学部卒業。弁護士(奈良弁護士会所属)。「奈良まほろば法律事務所」の代表。
平成10年度奈良弁護士会会長、日弁連常務理事。奈良弁護士会業務対策委員会委員長、司法修習委員会委員長並びに綱紀委員会委員長などを歴任。
奈良県労働委員会公益委員(会長)
平成27年春の藍綬褒章(労働行政功績)、令和2年春の叙勲において、旭日小綬章のを受章する。
県や県内自治体の行政委員会委員、大学で法律学の講師を務めるとともに、各種団体からの依頼による講演も精力的に行っている。裁判所関係では民事・家事調停委員、鑑定委員を長らく務める。
【音楽関係】
大学時代から合唱を始め、混声合唱団(一橋大学・津田塾大学合唱団ユマニテ)でテノール兼学生指揮者を務める。男声アンサンブル・シュヴァリエを友人の税理士らと立ち上げる。
また、講話と音楽の集い「まほろばの風」代表として地域の文化活動にも携わる。
これまで数多くのソロ・ステージを重ね、オペラへの出演を行うなど音楽活動をライフワークのひとつとしている。ソロCD「星も光りぬ」「風のまほろば」をリリース、平成24年、27年にはテノールリサイタルを開催。
平成23年、万葉歌コンクールで、万葉歌「ひめゆり」が明日香村長賞を受賞し、現在は主に万葉集をテーマとした作曲に取り組んでいる。平成29年12月、自身の作曲した万葉集を歌うことを活動の柱とするアンサンブル・エテルノを結成し、県内外においてコンサートを行い好評を得ている。令和2年奈良県立大学学歌(作詞)の公募にて最優秀賞を受賞する。
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