価格
1650円(税込)
ページ数
276ページ
発行日
2024年1月31日
ISBN
978-4-86782-066-7
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華やぎと哀しみと
葉山弥世
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この一冊には作者の現在がよく表れていて興味が尽きない。一途な恋に燃えた若き日の甘美な回想、七十五歳、初めて体験した入院生活から得た、自分を含めた様々な人間的発見、そして女学校の庭園に住みついた亀の物語。読者は語り手としての亀に驚くが、この亀こそは作者の思想の代弁者、もう一つの自画像に他ならないだろう。(文芸評論家 勝又 浩)
目次
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華やぎと哀しみと
マイ レスト タイム
オレの歳月 ─親愛なる人間たちへ
あとがき
初出一覧
著者略歴
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葉山 弥世(はやま みよ)
1941年 台湾花蓮市生まれ
1964年 広島大学文学部史学科卒業
1964年より2年間、福山暁の星女子高校勤務
1967年より広島女学院中・高等学校勤務
1985年 中国新聞主催「第17回新人登壇」入賞
1986年 北日本新聞主催「第20回北日本文学賞」選奨入賞
1996年 作品「遥かなるサザンクロス」が中央公論社主催、平成8年度女流新人賞の候補作となる。
2000年 広島女学院中・高等学校退職
「水流」同人(広島市)「広島文藝派」同人(広島県廿日市市)
日本文藝家協会会員
著 書:『赴任地の夏』(1991年)『愛するに時あり』(1994年)『追想のジュベル・ムーサ』(1997年)『風を捕える』(1999年)『春の嵐』(2001年)『幾たびの春』(2003年)『パープルカラーの夜明け』(2006年)『城塞の島にて』(2009年)『たそがれの虹』(2011年)『夢のあした』(2013年)『かりそめの日々』(2015年)〈以上、近代文藝社刊〉『花笑み』(2017年)『ストラスブールは霧の中』(2019 年)『タヒチからの手紙』(2021 年)『シャラの花咲く家』(2022年)『華やぎと哀しみと』(2024年)〈以上、鳥影社刊〉