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価格
4180円(税込)
ページ数
770ページ
発行日
2024年2月9日
ISBN
978-4-86782-075-9
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書評・マスコミ掲載
京都新聞で紹介
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小説 山紫水明の庭 七代目 小川治兵衛 日本近代庭園の礎を築いた男の物語
中尾實信
- 七代目小川治兵衛―屋号「植治」(1860-1933)
平安神宮神苑、無鄰菴、円山公園を手がけるなど、近代日本庭園を先駆し、自然の景観と躍動的な水の流れを組みこんだ作庭で名高い植治。いまにつづく、その時代と生涯を丹念に描く長編小説1700枚。
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多くの研究者が七代目小川治兵衛を「植治」として集約して描いているが、私はあくまで幼名の「源之助」にこだわり、その一生を追い求めた。間奏曲のような構成で、「母のねがい」と「妻のねがい」を挿入する構成にした。これは、著者の歴史小説に一貫した構成になっている。そこに本論を客観視する重要な史実なども、織り込んだつもりである。(「おわりに」より)
目次
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母のねがい
第一章 旅立ち
母のねがい
第二章 修 業
母のねがい
第三章 わかれ
母のねがい
第四章 試 練
第五章 琵琶湖疎水
母のねがい
第六章 水力発電所
妻のねがい
第七章 並河庭園
第八章 無鄰菴
妻のねがい
第九章 癒やしの庭
第十章 平安神宮
妻のねがい
第十一章 日露戦争
妻のねがい
第十二章 流響光韻
妻のねがい
第十三章 白 楊
妻のねがい
第十四章 飛 翔
第十五章 不婦人
妻のねがい
主要参考文献
終わりに
著者略歴
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中尾實信(なかお よしのぶ)
1940年福岡生まれ、医師。九州大学医学部卒。
京都大学医学部第一内科医員の後、アメリカにて研究生活。
神戸大学医学部第三内科助教授、藍野学院短期大学教授、近江温泉病院副院長・同顧問などを経て、現在は執筆に専念。
著書
『静かなる崩壊』(かまくら春秋社)
『花紬』
『青春─遠い雪の夜の歌』
『いのちの螺旋』
『晩節の宝石箱』
『小堀遠州』
『小説 木戸孝允』上・下(以上鳥影社)
『小説 森鷗外 ヴェネチアの白い鳩』(新人物往来社)
編著
『内科診断学』(医学書院)
共著
『臨床内分泌学』『臨床代謝学」(朝倉書店)
『新版日本血液学全書第8巻』(丸善)『免疫実験操作法』(南江堂)
『図説老年病学』(同朋舎出版)等多数。
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