
価格
1980円(税込)
ページ数
396ページ
発行日
2024年10月11日
ISBN
978-4-86782-120-6
医学と文学の間 一アウトサイダーの生涯
大鐘稔彦
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ベストセラー『孤高のメス』『緋色のメス』で医療界に衝撃をもたらした著者の、幼少時より青年期までの赤裸々な告白文。
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人生の末期に及んで自伝を書くことを思い至ったのも、先人への恩返し、ひいては、人生を生き辛いと感じている人々に、私でもここまで生きてこられたのだからあなたも希望を失わないで欲しいとのエールを送りたかったからである。(「はじめに」より)
目次
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はじめに
第一章 幼少期
第二章 思春期
第三章 青年期
著者略歴
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大鐘 稔彦(おおがね としひこ)
1943年愛知県生まれ。1968年京都大学医学部卒。
母校の関連病院を経て1977年上京、民間病院の外科部長、院長を歴任。
その間に「日本の医療を良くする会」を起会、関東で初のホスピス病棟を備えた病院を創設、手術の公開など先駆的医療を行う。
「エホバの証人」の無輸血手術 68件を含め約六千件の手術経験を経て、1999年、30年執ってきたメスを置き南あわじ市の公的診療所に着任、地域医療に従事して今日にいたる。
医学専門書の他に、エッセイ、小説を手がけ、アウトサイダーの外科医を主人公とした
『孤高のメス』(全13巻)は173万部のミリオンセラーとなり、2010年映画化され、2019年にはテレビ(wowow)ドラマ化された。
近著に『安楽死か、尊厳死か』(ディスカヴァー携書)『緋色のメス─完結篇』(幻冬舎文庫)『短歌で綴る折々のこと─田舎医者の回想』(アートヴィレッジ)など。
日本文藝家協会会員、短歌結社「短歌人」同人。