価格
1760円(税込)
ページ数
224ページ
発行日
2024年11月14日
ISBN
978-4-86782-123-7
人生の四楽章、そして松本へ
大内二三夫
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四楽章からなる人生の交響曲
アメリカワシントン大学名誉教授の経歴をもつ著者が、その第四楽章に仲間入りしたいま移住した新天地・信州松本でこれまでの人生を振り返り、そして若い人たちへ向け奏でる、挑戦と発展に富んだ人生を送るための至極の自分史(マーチ)。
目次
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はじめに
第一楽章、準備期間
1 、小学生の頃
2、中学、高校、大学、そして大学院へ
3、人生最初のターニングポイント
第二楽章、挑戦と発展
1、フロリダ州ゲインズビルへ
2、ゲインズビルでの第一日目
3、フロリダ大学へ
4、はじめて見るオージェ電子分光器
5、研究生活が始まる
6、学位が必要だ
7、大学院博士課程に入る
8、偶然と奇跡のような結婚
9、大学院と結婚生活
10、新しい展開
11、What’s next?
12、卒業に向けて
13、娘の誕生
14、卒業、そして
15、1980年代のアメリカ
16、アメリカでの就職・人生二番目のターニングポイント
17、インタビュー(会社訪問)のプロセス
18、デュポン社中央研究所(Experimental Station)
19、最初の研究課題
20、デュポンでの研究生活
21、ウィルミントンでの生活
22、娘の成長
23、母の死
24、1980年代の企業の研究開発とマネージメント
25、大学への動き
26、教授のセレクションプロセス
27、そしてシアトルへ、人生三番目のターニングポイント
28、ワシントン大学工学部物質材料工学科
(Department of Materials Science and Engineering)
29、実験室の立ち上げ
30、教授として、教師として
第三楽章、さらなる挑戦と発展
1、娘との生活
2、娘の進学
3、ワシントン大学での教育と研究
4、ラジ・ボーディア、知己朋友の友
5、25年の共同研究者、マージョリー・オルムステッド
6、アメリカの大学の研究資金
7、学部学生の研究指導
8、アメリカ市民権をとる
9、娘の結婚
10、アメリカの大学の国際的競争力の源泉
11、東北大学との国際連携
12、ワシントン大学─東北大学大学間連携モデル
(University of Washington-Tohoku University: Academic Open Space[UW-TU:AOS]:)
13、2000年代のアメリカ
14、コロナパンデミック
15、リタイアに向けて
第四楽章、そして松本へ
1、妻のリタイア
2、日本に移住しよう
3、何処に住もうか?
4、土地探しのエピソード
5、土地購入までのエピソード
6、家の設計と施工までのエピソード
7、ワシントン大学からの退官
8、コロナ禍でのビザ取得と移住のエピソード
9、日本への引越し
10、そして松本へ、人生四番目のターニングポイント
11、松本第一日目
12、翌日からの行動
13、車と運転免許証
14、犬と生活を共にして
15、バイオリン作り
16、大学はエコノミーのエンジン
17、UW Facts
18、松本雑観
人生の四楽章を振り返ってみて
「Vagueなidea」から始める
「良い事」と「Calculated Risk」
「はったり」と「努力」
雑学を学ぶ
大学で何を求める
大学と社会
あとがき
著者略歴
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大内二三夫(おおうち ふみお)
1948年生まれ。東京都世田谷区出身。上智大学理工学部・物理学科卒(学部・修士)。1974年から㈱小原光学に勤務。1975年にアメリカ合衆国フロリダ州フロリダ大学工学部・物質材料学科に留学。1981年に PhDを取得し、デラウェア州ウィルミントン市のデュポン中央研究所に勤務。1992年にワシントン州シアトルのワシントン大学に移り、工学部物質材料学科の教授を務める。2016年からは東北大学の客員教授を兼任。2017年にワシントン大学─東北大学アカデミックオープンスペースを立ち上げ、そのディレクターを務める。2022年にワシントン大学を退官。ワシントン大学名誉教授となり、同年長野県松本市へ移住。東北大学国際連携推進機構特任教授に就任。現在に至る。