
価格
1760円(税込)
ページ数
362ページ
発行日
2025年2月20日
ISBN
978-4-86782-129-9
東京塾戦争 板橋開戦・一九八六
三尾野秀代
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業界内の時代精神と人間模様
1980年代、学習塾が定着。大手、中小入り乱れ、塾生の獲得競争を繰りひろげる首都圏の塾業界。女性講師を主人公に、業界内の様々な人間模様を内面深く描き昭和という時代を見つめるノスタルジックな小説。
目次
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序章 新たな道へ
第一章 ONO進学ゼミナールの女が語ったこと
第二章 援軍として小枝文哉が現れたこと
第三章 シンギーが魂の教育について語ったこと
第四章 グリーンシティで塾長が怒り狂ったこと
第五章 塾経営セミナーを偵察に行ったこと
第六章 西尾要一がジャパニーズ・ドリームについて語ったこと
第七章 ヨッシーがデモに参加したこと
第八章 夏の日にグリーンシティで北村律子と話したこと
第九章 害虫駆除のこと
第十章 ヴ・ナロードを目指した人たちのこと
第十一章 アウフヘーベンについて西田秀雄が語ったこと(エピローグ)
あとがき
参考文献
著者略歴
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三尾野 秀代(みおの ひでよ)
岡山県生まれ。現在、島根県在住。
塾業界、薬局業界に勤務しながら劇の脚本を執筆。
近年、小説の執筆も始める。
好きな小説は桜庭一樹著『少女を埋める』、井上荒野著『生皮』。
主要作品『Sinfonia Humana(人間の交響曲)』。