
価格
2750円(税込)
ページ数
270ページ
発行日
2025年1月28日
ISBN
978-4-86782-138-1
禅の真髄
大森曹玄
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日常の世界で働く禅
禅と共に書・剣を学ぶ独自の方法で在家の修行を導いた大森曹玄老師。
没後30余年、その原点となる名著が蘇る!
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今という瞬間に心を集中させる
目次
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口絵(著者近影)
まえがき(奥田直心)
はじめに
Ⅰ 臨済禅の将来
一 臨済禅の現状
二 臨済禅師、白隠禅師の歴史的背景
三 現代に処する使命
四 進むべき方向
Ⅱ 自らを信ずる—三祖の『信心銘』の思想—
一 『信心銘』の著作意図
二 『信心銘』への導き
三 『信心銘』注釈
Ⅲ 坐るとは—『坐禅儀』は示す
一 坐禅とは
二 坐に入る前の心がまえ
三 坐り方
四 心と体と息
五 心の安住不動
六 生死自在の禅定
Ⅳ 自由になること—大覚禅師『坐禅論』—
一 束縛からの解放
二 物を転ずる自由
三 超越解脱の世界へ
Ⅴ 即の世界
一 仏法の真理三法印
二 諸行は無常なり
三 諸法は無我なり
四 涅槃は寂静なり
Ⅵ 禅と芸術
一 無相の自己を表現
二 絶対的自由の境地
三 道法一如
四 禅の表現それ自体芸術
Ⅶ 仁王禅—鈴木正三の生涯—
一 鈴木正三の一生
二 『驢鞍橋』
三 正三の仁王禅
四 せぬときの坐禅
Ⅷ 剣禅一如
一 剣と禅
二 臨済禅の機用
三 剣禅一如
著者略歴
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大森曹玄(おおもり そうげん)
1904年 山梨県に生まれる。
1923年 日本大学修了。
1925年 京都天龍寺・関 精拙老師に参禅。
1934年 直心道場を創立、終戦の年まで、武道を中心に青年指導。
1946年 京都天龍寺・関 牧翁老師に得度を受け、僧籍に入る。
1948年 東京高歩院住職、鉄舟禅会師家となる。
1978年 花園大学学長。
1994年 遷化。
著書『参禅入門』『臨済録講話』『山岡鉄舟』『剣と禅』『書と禅』など