
価格
3080円(税込)
ページ数
234ページ
発行日
2025年11月27日
ISBN
978-4-86782-179-4
宮沢賢治 文語詩稿五十篇 訳注
島田隆輔
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宮沢賢治唯一の定稿詩集『文語詩稿』より、「現在は現在の推敲を以て定稿とす」る『五十篇』。
その自筆稿再現の試みと、当時の辞書による語注、本文の逐語的な口語試訳。
さらには『一百篇』も含めた生成過程の覚え書きと語彙索引を附す。
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宮沢賢治最晩年の一九三三(昭8)年八月、定稿詩集がふたつ集成された。
『文語詩稿五十篇』(一五日)と『文語詩稿一百篇』(二二日)である。
定稿とはいいながら、その集成時にしめされていたのは、「現在は現在の推敲を以て定稿とす」(『五十篇』)るものであり、「唯推敲の現状を以てその時々の定稿となす」(『一百篇』)ものである。なお推敲の余地を認識しつつも、「定稿」として意識された「詩稿」だった。
ふたつの定稿詩集の成立してゆく過程にせまるなかで、定稿集『文語詩稿』訳注の試みを思いたった。賢治文語詩への入門編のひとつとして手にしていただければ、とねがう。
目次
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一 まえがき
二 文語詩稿五十篇 本文とその訳注
三 補注
四 文語詩集の生成/覚え書き
五 定稿最終形語彙(文節)索引
あとがき
著者略歴
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島田 隆輔(しまだ・たかすけ)
1955年島根県生まれ。
2012年に『宮沢賢治研究/文語詩稿・叙説』(朝文社2005)などにより、
第22回宮沢賢治賞奨励賞をうける。
現在、中村元記念館東洋思想文化研究所研究員。