価格
2200円(税込)
ページ数
230ページ
発行日
2015年8月27日
ISBN
978-4-86265-518-9
自然と共同体に開かれた学び
─もうひとつの教育・もうひとつの社会─
荻原 彰
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教育再生への道を探る
ゆとり教育を見直し学力重視の教育改革に舵をきる日本。
だが高度成長期とは社会も自我のあり方も大きく変容し
ている現状を鋭く分析・検証する著者は、豊富な実例を
あげながら、自然や地域共同体とのつながりをとりもどす
教育こそが重要と説く。
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グローバル化とそれがもたらす社会に二極化、地域社会の二極化、
地域社会の解体の流れに棹さして教育改革を進めるのでは、教育が
社会を砕く力になってしまう可能性がある。
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むしろその流れがもたらす社会のほころびを予測し、人々のつながり
を再構築し、社会の一体感を高めていく方向で教育改革を行わなければならない。
目次
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はじめに
第一章 学力重視の教育改革の危うさ
第二章 「見えない学力」の問題
第三章 「生きる力」
第四章 「生きる力」の育成をめぐる論点
第五章 近代の果てに
第六章 着陸する学び──自然の意味と開かれた〈私〉への道
第七章 着陸する学び──社会を砕く学びから社会を創る学びへ
第八章 目指すべき社会像の転換
第九章 自然と共同体へ着陸する学びのために──教育の内容・手法と制度の再構築
第十章 結び──懐かしい未来へ
参考文献
著者略歴
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荻原 彰(おぎはら あきら)
1960年 長野県生まれ。
1984年 筑波大学大学院教育研究科修士課程修了、長野県立高等学校教諭(2004年3月まで)。
1999年 上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。
2004年 三重大学教育学部助教授。
2005年 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科より博士(学校教育学)。
008年より三重大学教育学部教授。