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おもろい人生ここにあり!
遠藤正一〈ケアサービス産業を創った男の物語〉
- 中学生漫才 素人名人会優勝 露天商 廃品回収商会設立
ひな人形のセールス 自衛隊入隊 北海道での酪農 レジャー手配師
政治家秘書 関西福祉事業社設立 便利屋稼業 サンケイ総合警備
訪問介護事業 ロングライフ設立 ケアサービスを世界へ - 生き方は人の数だけ多様であっていいのです。生き方の多様性を細らせることで日本人は活力を失い、世界のなかで競争力を削がれているのではないでしょうか」
- 私はリスクを冒すどころか、借金だらけのリスクまみれで会社を起こしました。その後も七転八倒、試行錯誤をくり返しながら、なんとか事業を続けてきました。
「こんな生き方もええんちゃうの」
ということが、まずはこの本で言いたかったことです。
自由に、ハチャメチャに、ただ直感で突き進んできました。それでもこうしてやってこられた見本を示したかったのです。
(エピローグより)
目次
- プロロー グ
「MRI脳相診断法」でわかった私の脳の俯瞰力 母親の見守りのもと、自分で考え行動する経験を重ねたことが 脳のトレーニングになっていた 子ども時代から起業まで 母親の愛に包まれて、明るく楽しく駆け抜けた半生 第1章 生い立ち? 中学生
高度成長期のまっただなか、父親の顔を知らずに育った 四人の幼子を抱え、父親の遺した八百屋で 工夫と遊び心で 貧乏を乗り越えた母のすごさ 母子家庭だからこそ 愉快で楽しい子育てを *コラム 千日劇場、母の日の悲劇 小学生で覚えた労働の喜び 勉強は苦手だけれど 何かひとつトップになりたかった 働く母がいまの自分をつくってくれた だから死ぬまで〈お母ちゃん大好き人間〉 商売は変幻自在であるべし
第2章 中学・高校
強制異動反対運動で 母への不当な圧力に憤り
〝これくらい俺でもできる〟と 「素人名人会」に漫才で出演
中学・高校では超有名人 みんなを喜ばせることに真っ直ぐ
キャンプ活動にサイクリング旅行 夏の愉快な思い出
政治家になりたくて法学部へ
第3章 大学時代 自閉症の子どもとの出会い
何のために自分は生きているのか
普通児と障がい児のユニークな混合塾
「廃品回収 遠藤商会」誕生
ひな人形のトップセールスマン
第4章 青春真っ盛り
この就職試験、私には無用である
好奇心から自衛隊に入隊
自衛隊ではナンバーワン班長
自分探しの旅に出た
酪農に憧れて北海道へ
気がつけば、与論島のレジャー手配師に
パリから絵はがき大作戦
衆議院議員・中馬弘毅のもとで 政治家秘書修業
第5章 聖隷福祉事業団創設者、長谷川保に見込まれて
生涯の師と仰ぐ長谷川保との出会い
母親のもとを離れないことが親孝行?
中馬先生から長谷川先生へ
「決めたで!」「何を?」「結婚」「えええーっ!」
仕事がないほどつらいことはない
大名は兵を養う
正一のいちばん静かな日々
一転、モーテル反対運動の闘士に
二十六歳で半身不随になった妻
神様から与えられた大切な命だから
ホスピス建設のために、おやじが放った奇策
救急ヘリコプター創設に奔走
つま恋ガス爆発事故でヘリ要請が
おやじのすべてがお手本だった
無財産無所有の師・長谷川保の全幅の信頼と愛に どこまで応えられるか
人生でいちばん苦しかったこと
第6章 起業前夜
選挙に出馬するために帰阪
選挙のために開いた塾で大失敗
第7章 起業物語
訪問入浴をやってみたら?
いよいよ起業。関西福祉事業社、設立!
*コラム 社屋の話
一九八六―一九九五 創業の地は大阪府堺市の自宅兼会社
一九九五─一九九七 信長に倣って大阪・本町に移転
一九九七─二〇〇四 念願の大阪キタに進出
二〇〇四─???? やがて本社は海外に?
たった四人からの創業
訪問入浴? そんなもの、だれが必要としているんですか?
未熟な経営者だけれど
第8章 苦闘と笑いの創業期(副業時代)
なんでもやります! と、便利屋稼業に
関西福祉事業社に警備事業部を設置 その名も「サンケイ総合警備」
日銭を稼ぐために子連れ露天商に
宝くじほどノーリスクの商売はない
マーケティングを究めて、行列ができるたこ焼き屋に
どんな仕事にも価値がある! 小学生の客から学んだこと
第9章 福祉の本業一本で躍進
生涯忘れない、本業初のお客様
自治体からの委託を受け、事業が軌道に
日本一小さな老人ホームをつくったワケ
命名「ロングライフ」
社長は会社にいるべし
「ロングライフ長居公園」が成功した理由
本業だけで会社がまわり始めた
社員の大失敗も、すべてはトップの責任
第10章 さらなる挑戦
社会福祉法人が利権になった
生活費ゼロホーム
社会福祉法人の限界
「ローコスト・ハイケア」を徹底 究極はスタッフゼロホーム
老人ホーム過剰供給時代に
ロングライフという思想
「福祉もサービス業」と確信
「自分がされたいように」がサービス業の基本
*コラム 血のつながりと愛情は無関係
*コラム 一人ひとりが、かけがえのない存在
エピローグ 半生を振り返れば、俯瞰する力で生きてきた
行動しながら考える人間がいなくなり 世界で競争力を失ってきた日本
ハチャメチャでいい 人生もっと面白おかしく
著者略歴
- 遠藤正一(えんどう まさかず)
1955年6月、大阪府高石市生まれ。 中学生で「素人名人会」(毎日放送)敢闘賞、高校生で同番組 漫才部門名人賞、ラジオ番組お笑い勝ち抜き戦で「王者」となる。 1979年、近畿大学法学部入学。自閉症の子どもを預かる学習塾、 「廃品回収 遠藤商会」、ひな人形のトップセールスなどを学生 時代に経験。大学卒業後、自衛隊、北海道で酪農、与論島のレジャー 手配師などを経て、衆議院議員秘書、聖隷福祉事業団で日本初 の救急医療ヘリコプター会社の設立等に奔走。1986年、ロング ライフホールディング株式会社の前身となる関西福祉事業社を 設立。現在同社代表取締役社長。
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