価格
1430円(税込)
ページ数
278ページ
発行日
2016年3月11日
ISBN
978-4-86265-553-0
原発・国民の無知と大罪
相原一樹
- 愚かな原発政策の実態!
国民よ!いい加減に目をさませ!そして怒り、行動せよ!
原発事故はなぜ起きたか、なぜ安全神話なのか
原発に群がる無慚無愧な人間達 原発事故の実態とお粗末な対応
不可能な除染と帰還への甘い見通し 数兆円の利権にまみれた原子カムラとは
不可能な核のゴミの安全処分 核エネルギーと化石燃料の真実
技術革命は窮地に追い込まないと出来ない
頭でわからない人間には体でわからせる
学生達よ、今の現実と自分達の未来に 何も感じないのか 結果責任だが…
目次
- はじめに 7
- 第一章 人間の手に負えない大自然 ………………………………………………… 11
- 東日本大震災 13
日本における主な地震の歴史 17
世界における巨大地震 21
日本付近を発生源とする歴史上の主な巨大津波 23
国外における巨大津波 27
恥知らずな想定外の連発 29
出来もしない地震予知の無責任な発言 31
地震予知が難しいのはなぜか 33
地震研究者の重大責任 39
- 第二章 福島第一原発事故の実態 …………………………………………………… 45
- 最悪の原発事故 47
なぜ安全神話なのか 49
絶対に起きてはならない原発事故が何故起きたか 54
福島第一原発事故の実態と不手際な対応 61
見識の無さが露呈した使用済み核燃料プールへの対応 75
未熟な運転員の現場対応 78
原発事故におけるお粗末な政府・東電の対応 85
放射能汚染と被害の状況 93
一二〇億円も投じた放射能予測システムが生かされず被爆 99
一五万人もの避難 105
住民被爆の実態 111
福島第一原発現場の汚染状況 115
原発施設にあるまじき無能で最低の現場作業 118
不確実な凍土壁に四七〇億円もの巨費 125
福島原発・その後の現状 131
到底不可能な除染作業 140
帰還への甘い見通し 148
- 第三章 原発政策の実態と結果責任 ………………………………………………… 153
- 数兆円の利権にまみれた原子力ムラとは 155
毎年度四〇〇〇億円以上の血税を浪費する原発政策 158
一〇万年末まで安全にならない核のゴミ 168
不可能な核のゴミの安全処分 179
気の遠くなる廃炉への道 183
核エネルギーと化石燃料の真実 190
技術革命は窮地に追い込まないと出来ない 201
人間は必ずミスを犯す 214
審議官以上の官僚は省庁を超えて異動させる 218
頭でわからない人間には体でわからせる 225
学生たちよ、今の現実と自分たちの未来に何も感じないのか 232
結果責任 236
国民の無知と大罪 240
国民の反撃 248
- 参考文献 257
著者略歴
- 相原一樹(あいはら かずき)
1971年より京都大学技術職員。
自然科学研究施設の各種観測設備等の構築、保守管理、観測、研究補助の業務に携わる。
1995年原発をテーマにした京大技術部研修において、原発の調査研究やレポートの執筆
京大原子炉実験所の視察を契機に反原発に目覚める。
2007年京都大学退職。