価格
3080円(税込)
ページ数
500ページ
発行日
2016年8月15日
ISBN
978-4-86265-564-6
現代人権教育の思想と源流
—横田三郎コレクション
横田三郎
- 今日の教育問題に真摯に取り組もうとする人は、先ずこの本から始め、そしてこの本を乗り越えることが求められる。
- 主要論文の集大成
目次
-
序 章 私の仕事と生きた時代、若い人たちへのメッセージ
第一章 戦後の文部教育行政と解放教育
第二章 解放教育の原則と解放の学力
第三章 平和と人権、軍国主義への警戒
第四章 教育組合運動・労働運動への提言
第五章 ドブロリューボフの思想と教育
終 章 エピローグ
著者略歴
- 横田三郎(よこた・さぶろう)
1923年 大阪市に生まれる
1944年 滋賀の海軍航空隊に入隊
1945年 終戦で復員後、広島高等師範学校卒業
1947年 京都大学哲学科(教育学専攻)入学
1951年 大阪市立大学(文学部教育学)に勤める。まもなくロシア語の独習とドブロリューボフの翻訳を始める
1983年 大阪市立大学退職(名誉教授)、広島修道大学に勤める
1985年 解放教育研究所所長に就任
2009年 ドブロリューボフ著作選集全18巻の翻訳を完結
2010年 脳内出血のため、高槻市内の病院で死去(87歳)
著書:1967年『現代民主主義教育論』盛田書店
1976年『教育反動との闘いと解放教育』明治図書
論文:1982年「『オブローモフ主義とは何か』の現代的意義」(『社会評論』第37号)
1983年「『神聖喜劇』の中の人権闘争」(大阪市立大学同和問題研究室紀要『同和問題研究』第6号)
1990年「ドブロリューボフの生涯とその思想」(広島修道大学研究叢書第53号)
2007年「ドブロリューボフの今日的意義」(大阪唯物論研究会季報『唯物論研究』第100号)
訳書:1970年『革命的民主主義の教育』(福村出版)
同年 『観念論と体罰への批判』(福村出版)
1972年『反動教育思想批判』(福村出版)
2009年『ドブロリューボフ著作選集』全18巻完結(鳥影社)