価格
1650円(税込)
ページ数
397ページ
発行日
2016年9月28日
ISBN
978-4-86265-578-3
家族の肖像
高橋光子
- <季刊文科コレクション>
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一枚の写真から「家族たちの姿が生き生きと動き始める」ばかりではない、それぞれの「声さえ聞こえる」とは、やはり今はそれらを失ったという思いの強さに比例することなのであろう。こういうところに、この一編を貫いた太いモチーフが見えていると言ってよいであろう。
文芸評論家 勝又 浩
目次
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家族の肖像 第一部
家族の肖像 第二部
「家族の肖像」によせて 勝又 浩
作者あとがき
著者略歴
- 高橋 光子(たかはし みつこ)
愛媛県に生れる。県立川之江高等女学校卒業。
「蝶の季節」で文學界新人賞、
「高畠華宵とその兄」で潮賞ノンフィクション部門優秀賞。
芥川賞候補二回。
著書
「遺る罪は在らじと」
「ハムスターになった男」
「『雪女』伝説」
「私を支えた母の一言」
「おだやかな死」
「海のつぶやき」など。
他に上条由紀のペンネームで少女小説多数。