価格
1980円(税込)
ページ数
270ページ
発行日
2017年3月10日
ISBN
978-4-86265-593-6
書評
図書新聞で紹介
五感で読むドイツ文学
松村朋彦
- 五感を媒介に創作の深部に迫る
例えば「見ること」をめぐってゲーテやホフマンを省察し、芳香や悪臭からノヴァーリスやT・マンの世界を読みなおす。そして五感の統合や協働でヘルダーやシュティフター、リルケの再発見に挑む。
- 文学は五感のすべて
目次
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序 章 五感で読む文学
第一章 彫像の恋人
第二章 視覚の変容
第三章 非音楽的な音楽家
第四章 食・愛・言葉
第五章 芳香と悪臭のあいだ
終 章 五感の統合と協働
あとがき 東の檸檬、西のオレンジ
著者略歴
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松村朋彦(まつむら・ともひこ)
1959年京都市生まれ。
京都大学大学院文学研究科修士課程(ドイツ語学ドイツ文学専攻)修了。
京都大学大学院文学研究科教授。京都大学博士(文学)。
専門は、近代ドイツ文学・文化史。
著書
『越境と内省──近代ドイツ文学の異文化像』(鳥影社、2009年)
『啓蒙と反動』(共著、春風社、2013年)
『映画でめぐるドイツ──ゲーテから21世紀まで』(共著、松籟社、2015年)