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価格
2090円(税込)
ページ数
314ページ
発行日
2017年6月10日
ISBN
978-4-86265-612-4
スイス文学・芸術論集 小さな国の多様な世界
スイス文学会編
- スイスをスイスたらしめているものは何なのか。文学、芸術、言語、歴史などの総合的な視座から、小さな国の大きく豊かな存在の秘密を明らかにする。
目次
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大串紀代子 『私たちスイスの立場』 —カール・シュピッテラーの演説
曽田長人 J・R・V・ザーリスのスイス観 —冷戦期の中立理解を手がかりに
中川裕之 多言語グラウビュンデンのレト・ロマン語方言の書きことば成立の歴史 識字教育につながる聖書翻訳とその文学的開花例としての抒情詩
川島隆 シャルル・トリッテンの『ハイジ』後編 —スイスの国民的アイデンティティとの関連で
鍵谷優介 ヘルマン・ヘッセとスイス —「郷土愛」と「ナショナリズムからの離脱」
若林恵 ポリフォニーの響き —ローベルト・ヴァルザーの散文における音楽性
新本史斉 「チビノヤコプリ ジジノヤコプニ ヨロシク ヘディ」あるいはフリードリヒ・グラウザーの探偵小説『体温曲線表』における言語の複数性と言語の彼岸
関口裕昭 マックス・フリッシュ『アンドラ』におけるユダヤ人像 —バッハマン、ツェランとの伝記的関係からの考察
松鵜功記 罪なき者の罪 —ルーカス・ベアフース『100日間』におけるヨーロッパ理念の解体と当事者性について
橋本由紀子 二種類の小人が意味するもの—クリストフ・バドゥー他『連邦警官ショッホ—赤いとんがり帽子作戦」における小人のモチーフ
須永恆雄 アドルフ・ヴェルフリ —無限増殖混淆曼荼羅—字と絵のカオス・コスモス
執筆者一覧
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大串紀代子(おおぐし・きよこ)獨協大学名誉教授
曽田長人(そだ・たけひと)東洋大学教授
中川裕之(なかがわ・ひろゆき)大阪大学教授
川島隆(かわしま・たかし)京都大学准教授
鍵谷優介(かぎや・ゆうすけ)東洋大学他非常勤講師
若林恵(わかばやし・めぐみ)東京学芸大学教授
新本史斉(にいもと・ふみなり)津田塾大学教授
関口裕昭(せきぐち・ひろあき)明治大学教授
松鵜功記(まつう・こうき)武蔵大学他非常勤講師
橋本由紀子(はしもと・ゆきこ)東京理科大学他非常勤講師
須永恆雄(すなが・つねお)明治大学教授
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