価格
1650円(税込)
ページ数
298ページ
発行日
2017年6月30日
ISBN
978-4-86265-618-6
いわし雲
永野秀夫
- ある地方都市で起こった事件を題材に、簡潔にして清楚な描写から人間存在の哀歓をさぐる表題作、伝統ある〈学習院輔仁会雑誌賞〉入選作をはじめ、心にしみる最新の小説を収める。
- 懐かしさ漂う純文学の正統を継ぐ作品群
目次
- 一
水底の光
光明寺の春
波
冬 空
二
冬の鐘
鳥のゆくえ
花のあと
枯 葦
灯
いちょうの空
快 晴
天 辺
金木犀
いわし雲
あとがき
発表誌等一覧
著者略歴
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永野秀夫(ながの ひでお)
昭和31(1956)年2月、 東京都豊島区に生まれる。
昭和53(1978)年3月、獨協大学経済学部卒業。
同年4月、学校法人学習院に事務職員として採用される。
平成29(2017)年3月、退職。
平成11(1999)年、「不昧公の小箱」が第29回学習院輔仁会雑誌賞準入選作として同誌に掲載され、以後創作を志す。
著書
『不昧公の小箱』(平成13年)
『ふたつの光』(平成16年)
『冬木立』(平成22年)〈いずれも私家版〉