価格
1527円(税込)
ページ数
276ページ
発行日
2017年11月9日
ISBN
978-4-86265-635-3
海原を越えて
国府正昭
- かつて三重・桑名の赤須賀から船出し、紀伊半島南の海沿いの集落に米や生活物資を販売した赤須賀船の歴史を掘り起こした物語である。…(中略)…淡い悲恋にまぶして、鉄道や陸上輸送以前に日本を支えていた海上交易の実態がつぶさに再現されている。
〈朝日新聞「東海の文芸」(2016.11.30)より〉文芸評論家・清水良典
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九編の作品集
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劇団すがお創立55周年記念公演舞台の原作
目次
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斗馬の叫び
雨ぞ降る
蛇男と黄色い水
浄水場にて
幸せの隣
迷い猿
あの歌を聴きたい
水谷伸吉の日常
海原を越えて─ 赤須賀船異聞─
あとがき
著者略歴
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国府 正昭(こくぶ まさあき)
1956年 三重県生まれ
早稲田大学教育学部卒業
元高校教員
桑名市在住
文芸同人誌『海』同人
平成12年度三重県文学新人賞受賞
短編小説集『夜も流れる川』(2004年 近代文芸社)
作品集『間瀬昇と一見幸次』(2017年 葦工房)