HOME>「健康からの医学」を求めて —農村医学から予防医学へ—
価格
1650円(税込)
ページ数
248ページ
発行日
2017年10月28日
ISBN
978-4-86265-636-0
「健康からの医学」を求めて —農村医学から予防医学へ—
小山和作
- 働く者への愛とヒューマニズムのメッセージ
基本は「働く」人への医学であり、単に疾病の診断と治療ではなく、「働く」ためのより健康な体、それには健全な暮らし(生活)と環境が必要である。農村医学はやがて産業保健へ、そして予防医学へと進化していった。
- 日本の予防医学をリードした著者50年の足跡!
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ここ数年〈日野原先生〉はいのちのことをよく語られた。「いのち」は時間であると。
自分にいただいた時間こそ「いのち」であり、その時間を誰のために使うか、何のために使うかがいただいたいのちの大切な時間であると。
〈おわりに〉より
目次
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まえがき
第一章 農村医学は世直し運動─私の歩んできた道─
❶ 目の当りに見た差別
❷ ルーツを探る
❸ 「自分を創れ、土を作れ、作を作れ」
❹ 「右のポッケにゃ夢がある 左のポッケにゃチュウインガム」
❺ 貧乏学生の生き方
❻ 若き医学徒の悩み
❼ セツルメントから農村医学研究会へ
❽ 農村医学研究は佳境に
❾ 婦人の貧血問題が農村の健康調査に火を
❿ 農村の健康実態調査から医療改革の烽火が
第二章 医療に新しい風を
❶ 新しい医療を創る会発足
❷ 「創る会」 は 「医」 「食」 「農」 運動へ……
❸ 財団設立に必死に立ち向かう
❹ 原点は 「いのち」 を守る運動
❺ いよいよ医療の本陣へ
第三章 健康からの医学・予防医学へ向かって
❶ 具体的な歩み一歩一歩
❷ 本丸ようやく築城
❸ 健康管理センターは赤十字の旗の下で
❹ 〝啐啄同時〟健康教育・健康活動事業
❺ 結果を出す!
❻ 新しい予防医学の風
❼ 医学の原点は 「愛」 である
❽ 農村医学から始まった健康医学・予防医学
❾ 最終章〜予防医学の心
あとがき
著者略歴
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小山 和作(こやま わさく)
1932年 長崎県生まれ。
1960年 熊本大学医学部卒業
1965年 同大学大学院医学研究科卒、同大学第二内科講師を経て
1974年 財団法人熊本県健康管理協会専務理事。
1978年 日本赤十字社熊本健康管理センター所長、25年間同職
2003年 同職を退職して、同名誉所長。
主な著書
「農村医学は世直し運動!」『文化連情報』日本文化構成農業協同組合連合会
『予防がいちばん』熊本日日新聞社
『いのちの予防医学』熊日新書
『元気長寿の秘訣』オリジン社
『健康の老年学』硯文社
『健康長寿を支える高齢者健診と保健活動』(共著)ライフ・サイエンス・センター
『人間ドック健康百科』(共著)NHK出版
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