価格
1650円(税込)
ページ数
284ページ
発行日
2017年11月25日
ISBN
978-4-86265-638-4
書評
中國新聞で紹介
花笑み
葉山弥世
- いつも〝大人の物語〟で読者を魅了する作者だが、「花笑み」は、両親の離婚以来会うことのなかった息子と母、そういう不幸な人生の上に咲いた奇跡のような物語だ。こんなに手放しでいい気持になった読書体験は最近では珍しい。この仕合せな気持ちこそ文学のありがたさだと改めて思った。
(文芸評論家・勝又 浩)
目次
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花笑み
エスポワール
我もまた
風に吹かれて
あとがき
初出一覧
著者略歴
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葉山 弥世(はやま みよ)
1941年 台湾花蓮市生まれ
1964年 広島大学文学部史学科卒業
1964年より2年間、福山暁の星女子高校勤務
1967年より広島女学院中・高等学校勤務
1985年 中国新聞主催「第17回新人登壇」入賞
1986年 北日本新聞主催「第20回北日本文学賞」選奨入賞
1996年 作品「遥かなるサザンクロス」が中央公論社主宰、平成8年度女流新人賞の候補作となる。
2000年 広島女学院中・高等学校退職
「水流」同人(広島市)
「広島文藝派」同人(広島県廿日市市)
「かいむ」同人(広島市)
著書
『赴任地の夏』(1991年)
『愛するに時あり』(1994年)
『追想のジュベル・ムーサ』(1997年)
『風を捕える』(1999年)
『春の嵐』(2001年)
『幾たびの春』(2003年)
『パープルカラーの夜明け』(2006年)
『城塞の島にて』(2009年)
『たそがれの虹』(2011年)
『夢のあした』(2013年)
『かりそめの日々』(2015年)〈以上、近代文藝社刊〉
『花笑み』(2017年、鳥影社刊)