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草木名の語源
江副水城
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草名200種、木名150種収録
古典を読み解き新説を披露
古事記、日本書紀、万葉集をはじめとする古典の記述を分析し、近代の節用集、現代の大辞典の語源説、学説、俗説を徹底検証。万葉集などの和歌の用例も多数収録。 - 修飾名を含め合計1000種以上収録
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本書では次のように指摘されています。
「江戸時代の学者がいったことが今だに信奉されているということは、日本の言語・国語学界の語源分野は、全然進歩していないらしいことが窺われます。」(本文より)
目次
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* はじめに
* 草木名の基本語源
* 草木の部位名の語源
1 クサ(草)
2 キ(木)・ハヤシ(林)・モリ(森)
3 ミキ(幹)・クキ(茎)
4 エダ(枝)
5 ハ(葉)
6 ハナ(花)
7 ツボミ(蕾・莟)
8 オシベ・メシベ(雄蕊・雌蕊)
9 メ(芽)
10 ネ(根)
11 トゲ(刺・棘)
12 サヤ(莢)
13 タネ(種)
14 ミ(実)
15 クダモノ(果物)
16 ナ(菜)
* 草名の語源
1 アオイ
2 アオノリ
3 アカザ
4 アカネ
5 アサガオ
6 アサツキ
7 アザミ
8 アシ
9 アズキ(アヅキ)
10 アツモリソウ・クマガイソウ
11 アブラナ・ナノハナ
12 アヤメ
13 アラセイトウ
14 アワ
15 イグサ
16 イタドリ・スカンポ
17 イチゴ
18 イチシ
19 イチハツ
20 イネ・コメ
21 イノコヅチ
22 イモ
23 イラクサ
24 イワタバコ
25 ウイキョウ
26 ウド
27 ウバタマ・ヌバタマ
28 ウマノアシガタ
29 ウリ
30 エグ(ヱグ)
31 エノコログサ
32 エビネ
33 オオバコ
34 オギ
35 オキナグサ
36 オケラ
37 オシロイバナ
38 オダマキ
39 オトギリソウ
40 オドリコソウ
41 オミナエシ
42 オモダカ
43 オモト
44 カキツバタ
45 カキドオシ・ツボクサ
46 カタクリ
47 カタバミ
48 カビ
49 カブ・スズナ
50 カボチャ・ボウブラ
51 ガマ
52 カマツカ
53 カヤ・カルカヤ・チガヤ・ツバナ
54 カラスウリ
55 カラムシ
56 カリヤス
57 カンゾウ
58 ガンピ
59 カンラン
60 キキョウ
61 キク
62 ギシギシ
63 キスゲ
64 キビ
65 ギボウシ
66 キュウリ
67 キンポウゲ
68 クサノオウ
69 クズ
70 クララ
71 クレナイ
72 クワイ
73 ケイトウ
74 ケシ・ヒナゲシ
75 ケマンソウ
76 ゲンノショウコ
77 コウホネ
78 コケ
79 コショウ
80 ゴボウ
81 ゴマ
82 コマツナ
83 コンニャク
84 ササゲ
85 サボテン
86 サルオガセ
87 シオデ
88 ジゴクノカマノフタ・キランソウ
89 シソ
90 シダ・ウラジロ
91 シノブ
92 シバ
93 シメジ(シメヂ)
94 シモツケ
95 シャガ
96 シャクヤク
97 シュンギク
98 ジュンサイ・ヌナハ
99 ショウガ
100 ショウブ・アヤメグサ
101 ススキ・オバナ
102 スズラン
103 スミレ
104 セッコク
105 セリ
106 センノウ
107 センブリ
108 ゼンマイ
109 ソバ
110 ダイコン・スズシロ
111 タガラシ
112 タケニグサ
113 タデ
114 タビラコ
115 タマネギ
116 タンポポ
117 チシャ
118 チョウセンアサガオ
119 ツクシ・スギナ
120 ツユクサ
121 ツリガネニンジン・トトキ
122 ツリフネソウ
123 ツワブキ
124 テッセン
125 テングサ・トコロテングサ
126 テンナンショウ
127 トウガラシ
128 トウガン
129 トウダイグサ
130 トウモロコシ
131 トクサ
132 ドクダミ
133 トコロ・オニドコロ
134 トリカブト
135 ナギ
136 ナス・ナスビ
137 ナズナ(ナヅナ)
138 ナデシコ・セキチク・トコナツ
139 ナメコ
140 ニラ
141 ニンジン
142 ニンニク
143 ネギ
144 ノビル
145 ハギ
146 ハコベ
147 ハシリドコロ
148 ハス・レンコン
149 ハッカ
150 ハハコグサ・ゴギョウ
151 ハマユウ
152 ハンゲショウ
153 ハンゴンソウ
154 ピーマン
155 ヒエ
156 ヒオウギ・カラスオウギ
157 ヒガンバナ・マンジュシャゲ
158 ヒシ
159 ヒユ
160 ヒョウタン
161 ヒヨドリジョウゴ
162 フウロソウ
163 フキ
164 フクジュソウ
165 フジバカマ(フヂバカマ)
166 ヘチマ
167 ベニバナ
168 ホウレンソウ
169 ホタルブクロ
170 ホトケノザ
171 ホホヅキ
172 ホンダワラ・ナノリソ
173 マツタケ・シイタケ
174 マツムシソウ
175 マメ
176 マルバノホロシ
177 ミズナ(ミヅナ)
178 ミミナグサ
179 ミョウガ
180 ムギ
181 ムグラ
182 ムラサキ
183 メナモミ・オナモミ
184 メハジキ
185 モ・マリモ
186 モウセンゴケ
187 モヤシ
188 ユキノシタ
189 ユリ
190 ヨメナ・ウハギ
191 ヨモギ
192 ヨロイグサ
193 ラッカセイ・ナンキンマメ
194 ラッキョウ
195 リンドウ・ニガナ
196 レンゲソウ
197 ワカメ
198 ワサビ
199 ワラビ
200 ワレモコウ* 木名の語源
1 アケビ
2 アジサイ(アヂサイ)
3 アシビ
4 アスナロ
5 アヅサ
6 アリドオシ
7 アンズ
8 アンソクコウ
9 イチイ
10 イチジク(イチヂク)
11 イチョウ
12 イボタノキ
13 ウコギ
14 ウツギ
15 ウノハナ
16 ウメ
17 ウルシ
18 エニシダ・シダ
19 エノキ
20 オガタマノキ
21 カイドウ
22 カエデ
23 カキ
24 カシ
25 カシワ
26 カツラ
27 カヅラ
28 カバノキ・カニワ
29 カボス・スダチ
30 カヤ
31 カラタチ
32 ガンピ
33 キササゲ
34 キハダ
35 キリ
36 クコ
37 クサギ
38 クスノキ
39 クチナシ
40 クヌギ
41 グミ
42 クリ
43 クルミ
44 クロモジ
45 クワ
46 ケヤキ
47 ケンポナシ
48 コウゾ
49 コシアブラ
50 コノテガシワ
51 コブシ
52 コマツナギ
53 ゴンズイ
54 サイカチ
55 サカキ
56 サクラ
57 ザクロ
58 ササ
59 サザンカ
60 ザボン・ボンタン
61 サワラ
62 サンショウ・ハジカミ
63 シイ
64 シキミ
65 シャクナゲ
66 シュロ
67 ジンチョウゲ
68 スギ
69 スズカケノキ
70 センダン・オウチ
71 ソテツ
72 ダイダイ
73 タケ
74 タチバナ
75 タラ
76 チャ
77 チョウジ
78 ツガ
79 ツゲ
80 ツタ
81 ツツジ
82 ツヅラ
83 ツバキ
84 ツママ
85 ツル
86 トチ
87 トネリコ・タムノキ
88 トベラ
89 ナシ
90 ナツメ
91 ナナカマド
92 ナラ
93 ナンテン
94 ニッケイ
95 ニレ
96 ニワトコ
97 ヌルデ
98 ネムノキ
99 ハジ・ハゼ
100 ハシバミ
101 ハナイカダ
102 ハネズ
103 ハマナス
104 バラ・ウマラ
105 ヒイラギ
106 ヒサギ
107 ヒノキ
108 ビワ
109 フジ(フヂ)
110 ブドウ・エビカヅラ
111 ブナ
112 フヨウ
113 ボケ
114 ボタン
115 ポンカン
116 マキ
117 マタタビ
118 マツ
119 マツポックリ・マツフグリ
120 マツリカ
121 マユミ
122 マンサク
123 ミカン
124 ミズキ(ミヅキ)
125 ムク
126 ムクゲ
127 ムクロジ
128 ムベ
129 ムラサキシキブ
130 モクセイ
131 モクラン
132 モチノキ・ネズミモチ
133 モッコク
134 モミ
135 モミジ(モミヂ)
136 モモ
137 ヤシ
138 ヤシャブシ
139 ヤドリギ・ホヨ
140 ヤナギ
141 ヤマブキ
142 ヤマボウシ
143 ユズ
144 ユスラ
145 ユヅリハ
146 ヨグソミネバリ
147 リンゴ
148 ロウバイ
149 ワタ
150 ワビスケ
・アオ(青)
・アカ(赤)
・アカカガチ(赤加賀智・酸醤)
・アカネサス
・アサギイロ
・アセヲ(古事記の言葉)
・アフミノミ(淡海の海)
・イガ(グリ)
・イカダ(筏)
・犬フグリ(犬の陰嚢)
・イロヘロ(サボテンの異称)
・ウミ(海)
・ウルチ(米の一種)
・エ(絵)
・オガム(拝む)
・オデコ(額の異称)
・オハギ
・オミナ(女)
・カオリ(香り)
・カケ(鶏の異称)
・カステラ
・カニワ
・カハラ
・カミ(紙)
・キ(黄)
・クソカヅラ(蔓の一種)
・クレ(呉)
・ケ(毛)
・コウ(香)
・ゴボウヌキ
・シコナ(四股名)
・シナ(支那)
・シュクテキ(宿敵)
・ジョウゴ(上戸)
・シラガ
・スベル(滑るの語源)
・ソラミツ(万葉集の言葉)
・タナバタ(七夕)
・ツキ(月)
・ツユ(露)
・ツラ(面)
・ツラツラ(万葉集の言葉)
・テンプラ(天麩羅)
・トウナツ(サボテンの異称)
・トリヨロフ(万葉集の言葉)
・ドングリ
・ナラ(奈良)
・ニク(肉)
・ニワ(庭)
・ニンゲン(人間)
・ネンネンコロリ
・バカ(馬鹿)
・ハダ(膚)
・ハマ(浜)
・ハラワタ(腸)
・ハル・ナツ・アキ・フユ
・ヒデコブシ(秀子節)
・ヘ(屁)
・ヘクソカヅラ(蔓の一種)
・ベッピン(美人のこと)
・ホタル(蛍)
・ポンス(烹酢)
・ポントチョウ(先斗町)
・マツシダス(万葉集の言葉)
・ママコ(ハナイカダの別称)
・ミドリ(緑)
・ムラサキ(紫)
・メシ・ママ
・モチ(餅)
・モチゴメ
・モッコウバラ(刺のないバラ)
・ヤスミシシ(万葉集の言葉)
・ヤマタイ(耶馬台)
・ヨメ(嫁)
・ヨロイ(鎧)
・ワクラバ(病葉)
・ヰノシリ(カタクリの異称)
* おわりに
(一)草木の漢字名について
(二)日本語の二大特徴について
(三)日本語漢字と漢語の違いについて
(四)やまと言葉(大和言葉)について
(五)大和言葉と万葉歌について
(六)万葉歌の言葉について
(七)比較言語学の問題点について
(八)新音義説について
* 参考文献
・主な参考文献
・その他の参考文献
著者略歴
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江副水城(えぞえ みずき)
1938年熊本県八代市生まれ。
東京大学法学部卒、上場企業(旭化成)に勤務後退職。
趣味は麻雀愛好、動植物観察、言語研究。
著 書:『魚名源』(2009年5月)
『鳥名源』(2010年6月)
『獣名源』(2012年10月)
『蟲名源』(2014年2月) (以上、発行所 株式会社パレード、発売所 株式会社星雲社) 。
〈挿絵〉
野上 幸子(のがみ さちこ)
フェリス女学院大学卒。
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