
価格
1650円(税込)
ページ数
260ページ
発行日
2018年3月31日
ISBN
978-4-86265-663-6

エンジン消失
西尾兼光
- 世界の自動車業界が、いっせいにEVに舵をきる激動の時代、次世代の本命は?
そして未来に対するキーワードもこのなかにある!
-
燃やす時代は終わった。
-
地球の自己浄化作用は限界に来ているのでしょうか。……有能な人類は自然災害の少ない、住みやすい地球を再現すると確信しております。企業に働く一人として何ができるか、大きな地球の片隅だけでも浄化できたら、そう願って燃料電池に夢を託し、奔走する技術者の思いを綴ってみました。(あとがきより)
目次
-
まえがき
第一章 想定外の大惨事
第二章 東京モーターショー
第三章 世界各地の異常気象
第四章 技術の継承
第五章 再生可能エネルギー
第六章 燃料電池車に乗る
第七章 生産会議
第八章 病魔が襲う
第九章 新商品開発会議
第十章 社長交代
第十一章 先輩に伺う
第十二章 副社長昇進
第十三章 米国デトロイトで働く
第十四章 巨大台風、川内市に上陸
第十五章 温暖化阻止を可能にする燃料電池
第十六章 自然界のインフラ修復
第十七章 コージェネレーション
第十八章 巨大竜巻ニューヨークを襲う
第十九章 内燃機関禁止令出る
第二十章 エンジン生産終焉
あとがき
参考文献
著者略歴
-
西尾 兼光(にしお かねみつ)
昭和14年8月愛知県に生まれ。
愛知県立愛知工業高校、名城大学理工学部卒業、
東京大学より博士号(工学博士)。
日本特殊陶業株式会社入社。点火プラグの技術開発に従事。
技術部長、常務取締役自動車関連事業部副本部長、専務取締役、
米国センサー株式会社社長、顧問嘱託など歴任。
退職後、元名城大学非常勤講師。
現在、技術コンサルタント、作家活動、中部ペンクラブ会員。
岐阜県白川町で再生可能エネルギーであるマイクロ水力発電に挑戦中。
著書に、
『エンジン制御用センサー』(山海堂、1999年)
『スパークプラグ』(山海堂、1999年)
『ドイツの名車BMWに挑んだNGKプラグの技術者たち』(理工評論出版、2003年)
『エレクトロニクス─この不思議な電気の世界』(理工評論出版、2005年)
『自動車の排気ガス浄化に挑む』(新理工評論出版、2012年)
『リチウムイオン電池に挑む』(新理工評論出版、2013年)
などがある。