
価格
1650円(税込)
ページ数
222ページ
発行日
2019年2月21日
ISBN
978-4-86265-730-5
書評・マスコミ掲載
湘南スタイルマガジンで紹介

頼朝が幾何で造った都市・鎌倉
平井隆一
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鶴岡八幡宮 鎌倉大仏の謎が解けた!
ひとりの工学博士の歴史家が7年の歳月をかけて理系の視点で描いた本格的な歴史書!
目次
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はじめに
本書の概要
第一篇 鎌倉と幾何学 ─ 源氏が幾何学で造った都市鎌倉 ─
幾何学空間遺跡
第一章 幾何学空間遺跡(一) その概略
この本を書いた動機
幾何学とは
歴史に幾何学を持ち込む
源氏に伝えられた幾何学
仮想空間に存在する幾何学空間遺跡
世界に誇る日本の幾何学の歴史
都市造りが始まった頃の鎌倉
頼朝は入部以前から鎌倉を熟知していた
頼朝が鎌倉に幕府を開いた理由
源氏について
幾何学と天文学以外の影響
第二章 幾何学空間遺跡(二)都市造りを理解する
鎌倉が京都を参考にしたのはこれだけ
地形図と四基点と四基点四角形
都市造りにおける基点の設定
第三章 幾何学空間遺跡(三)鶴岡八幡宮と若宮大路などの配置の決定
鶴岡八幡宮について
四基点四角形に隠された秘密
鶴岡八幡宮上宮の配置の決定
若宮大路の配置の決定
四基点四角形の外部への展開
明王院
第二篇 鎌倉大仏 ─ 誰が建てたのか ─
第一章 鎌倉大仏とは
鎌倉大仏縁起
鎌倉大仏の概略
鎌倉幕府背後説
東大寺大仏再興における頼朝と大勧進重源
第二章 鎌倉大仏は誰が建てたのか
鎌倉大仏は九条道家が建てた
九条道家と北条時頼の対立
その後
あとがき
参考文献
著者略歴
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平井 隆一(ひらい りゅういち)
1941年中国の長春に生まれる。
1946年に帰国、以来鎌倉の現在地に居住する。小中学校を鎌倉で過ごし、1961年に京都大学工学部入学、大学院博士課程まで化学を学んだ。
石油化学会社、同関連会社役員を経て、国際協力機構(JICA)により日本・アルゼンチンの二国間環境関係プロジェクトに派遣され、3年間をブエノスアイレスで過ごす。
帰国後に末期手前の肺癌の手術を受けたが5年後に完治、以来鎌倉の歴史研究を本格的に始めた。またこの頃から自宅近くの明治の西洋館である長谷こども会館において鎌倉市の非常勤嘱託員(こども育成支援員)として6年間勤務した。
趣味は歴史、奇術、音楽(ドイツ歌曲・アルゼンチンタンゴ)、スポーツ(陸上競技)。