価格
1540円(税込)
ページ数
198ページ
発行日
2019年4月19日
ISBN
978-4-86265-735-0
角一商店三代記
小諸悦夫
- 小さな百年物語
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明治三十年、上州西井田町に待望の鉄道が開通した。それから昭和の大戦・戦後を経て約百年を町の盛衰と共に生きた、角一商店三代の物語。
市井の人々の泣き笑いの歴史を綴る。
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町の外側を立派な高速道路が走るのに反比例するように、町は活気を失っていく。人口は町村合併で一時的に増えたものの、どんどん減りつつある。
一時は町の分限者の一人であった角一商店の利根崎家も、没落の一途を辿っているのであった。(本文より)
目次
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角一商店の初代
角一商店の二代目
角一商店の三代目
著者略歴
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小諸悦夫(こもろ・えつお)
1932年東京都生まれ。法政大学第二文学部英文科卒業。
出版社で主に少年雑誌、少女雑誌の編集に従事。
著書:
『フレッド教授メモリー』(早稲田出版)
『ミミの遁走』
『落日の残像』
『民宿かじか荘物語』
『酒場の天使』
『ピアノと深夜放送』
『遙かなる昭和』
『栄華の果て』 『墓参めぐり』 『インク・スタンド その後』
(以上 鳥影社)がある。