季刊文科77

目次

• 対談 津村節子の時代—昭和を生きた作家たち
  津村節子×中沢けい
  
• 追悼 松本道介
  穏やかな笑顔 記憶のなかの言葉　柴田 翔
  
• 創作
  空白の絵本 司 修
  くたかけ〈3〉 小池昌代
  結交姉妹〈2〉 村上政彦
  転落〈最終回〉 吉村萬壱
  
  行き暮れて 小島正樹
  懐かしい街巣鴨、そして弟 難波田節子
  写っていない被写体 小豆沢優
  うからやから、そしてウチムラ 猿渡由美子
  石楠花の噓 斎藤史子
  傍観者 藤田愛子
  
• 文科（エッセイ）
  佐藤春夫の内なる〈西行〉 半田美永
  雪 吉田知子
  水の女—「大菩薩峠」のお雪 長谷川郁夫
  もう一つの「文学」展 佐藤秀明
  「同行二人」の往復書簡 —八木義德と野口冨士男 平山周吉
  飛脚の失意 津村節子
• 連載
  〈文学忌・今昔3〉一葉忌 清水節治
  学界への窓 4 藤枝静男というテクスト 名和哲夫
  「ことば」と「からだ」 17 泣く 芹沢俊介
  新連載 大倉山から1 魔女裁判と千年王国と 松本 徹
  文藝季評 27 未来の影 伊藤氏貴
  「私小説」を歩く 第十二回 岡松和夫 拘りに向かって書く 佐藤洋二郎
  日本語と日本文化に関するノート5 短歌の文法 勝又 浩
• 同人雑誌季評
  自分というキャラクター 谷村順一
• 同人雑誌・会員から
  小さな点としての自覚 西田宣子
  「プラトン」を読む 新名規明
  俳句初心の頃 各務麗至
• 砦
  勝又 浩、松本 徹
• 今号の執筆者
  編集後記