価格
1540円(税込)
ページ数
176ページ
発行日
2020年5月18日
ISBN
978-4-86265-807-4
エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ
大鐘稔彦
- 信じていた神に裏切られた男は、神の化身かと見紛うプリマドンナを追い求めてロシアの大地をさ迷い続けるが……
- この地上で白鳥ほど誠実な生き物はない、雄が死ぬと、雌は空高く舞い上がり、羽を閉じて地上に体を打ちつけて死ぬ 悲しみをこめた啼き声を挙げながら……(本文中より)
著者略歴
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大鐘 稔彦(おおがね なるひこ)
1943年愛知県生まれ。
1968年京都大学医学部卒。母校の関連病院を経て
1977年上京、民間病院の外科部長、院長を歴任。その間に
「日本の医療を良くする会」を起会、関東で初のホスピス病棟を
備えた病院を創設、手術の公開など先駆的医療を行う。
「エホバの証人」の無輸血手術 68件を含め約六千件の手術経験を経て、
1999年、30年執ってきたメスを置き南あわじ市の公的診療所に着任、
地域医療に従事して今日にいたる。
医学専門書の他に、エッセイ、小説を手がけ、アウトサイダーの外科医を主人公とした
『孤高のメス』(全13巻)は173万部のミリオンセラーとなり、
2010年映画化され、2019年にはテレビ(wowow)ドラマ化された。
近著に『安楽死か、尊厳死か』(ディスカヴァー携書)
『緋色のメス─完結篇』(幻冬舎文庫)など。
日本文藝家協会会員、短歌結社「短歌人」同人。