価格
1600円(税込)
ページ数
80ページ
発行日
2020年5月30日
ISBN
978-4-86265-817-3
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誰でもわかる 和音のしくみ
末松 登 編著 楠 知子 監修
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合奏用の楽譜を作ろうとすると和声学の知識が必要ですが、
和声学と聞くだけで尻ごみをする人が多いのではないでしょうか。
本書は自ら音楽を楽しむ人々、音楽を学ぶ人々のため、
和音の成り立ちと進行を誰にでもわかるよう解説しています。
身につけば、きっと良い響きが生まれるでしょう。
目次
- I.音の名称
II.音階
1.長音階
1-1 嬰種長音階
ハ長調
ト長調
ニ長調
イ長調
嬰種長音階
1-2 変種長音階
ヘ長調
変ロ長調
変ホ長調、変イ長調、変ニ長調
変種長音階
1-3 変化記号について
2.短音階
2-1 短音階とは
2-2 和声的短音階
2-3 旋律的短音階
2-4 関係する音階
2-5 調の名称
3.半音階
III.音程
1.全音階的音程
2.半音階的音程
3.音程の転回
IV.音の物理学
V.和音
1.和音とは
VI.和声の理論
1.基本和音
1-1 長音階上の基本和音
1-2 和声的短音階上の基本和音
1-3 音の重複と省略
1-4 密集と開離
2.和音の進行(その一)
2-1 連続五度の禁止
2-2 隠伏五度と隠伏八度
2-3 増音程・減音程の進行
3.和音の転回
3-1 長調和音の第一転回
3-2 長調和音の第二転回
3-3 数字付和音
3-4 短調和音の第一転回
3-5 短調和音の第二転回
4.属七の和音
4-1 長調の属七の和音
4-2 属七の和音の解決
4-3 属七の和音の転回とその解決
4-4 短調の属七の和音
5.属七以外の七の和音
5-1 副七の和音の転回
5-2 副七の和音の解決
6.移調と転調
6-1 移 調
6-2 転 調
7.和音の進行(その二)
7-1 終止法
7-2 反復進行
8.非和声音
8-1 経過音
8-2 補助音(刺繍音)
8-3 掛留音
8-4 先行音(先取音)
8-5 変化音
8-6 保続音
9.九の和音
9-1 属九の和音
9-2 副九の和音
10.十一の和音
11.十三の和音
12.増六の和音
13.半音和音
14.不協三和音
付録
索引
著者略歴
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末松 登(すえまつ のぼる)
東京大学理学部卒
上場企業で商品開発に従事
1957年より3年間フルート演奏の手ほどきを受ける
2000年よりフルートの練習を再開
2002年より3年間アマチュア主体のフルートオーケストラに参加
2005年有志によるフルートアンサンブルの結成に参加、2007年以後運営の中心となり介護施設等での慰問演奏を続け、現在に至る
2009年以降合奏用楽譜の作成を担当
2019年初めより楠知子氏に和声学の指導を受ける
楠 知子(くすのき ともこ)
東京芸術大学作曲科卒業
作曲を池内友次郎、矢代秋雄、佐藤真、永富正之、原博の各氏に師事
ピアノを石澤秀子氏、岡本暁子氏に師事
Ecoles d'art Americaines Palas de Fontainebleau 修了
日本音楽集団研究集団修了、インディアナ大学作曲科に留学
日本現代音楽協会会員、日本作曲家協議会会員、日本音楽著作権協会信託者
ガウデアムス国際コンクールオーケストラ部門および室内楽部門入選