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価格
1650円(税込)
ページ数
332ページ
発行日
2020年6月30日
ISBN
978-4-86265-826-5
季刊文科81
目次
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特集 自決から半世紀 没後50年の三島由紀夫
対談 佐藤秀明×松本徹
横尾忠則 男の死
猪瀬直樹 『ペルソナ』その後
徳岡孝夫 「五衰の人」をつくる
村松英子 三島先生との最期の日々をあとで思えば
浜崎洋介 暗闇に泛ぶドッペルゲンガー
宮崎正弘 憂国忌の半世紀
山中剛史 生身の死とイメージの再生
田中美代子 愛の決閗
富岡幸一郎 三島由紀夫の「聲」
竹本忠雄 放射能としての死
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小説
司 修 『この世界の片隅で』を読む 空白の絵本〈5〉最終回
村上政彦 結交姉妹〈6〉
小池昌代 くたかけ〈7〉
小松原蘭 妹
南みや子 鬼火草
亜木康子 猫道の頃
藤島朋代 犬走り渡る
森岡隆司 川霧
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文科(エッセイ)
半田美永 有吉佐和子「紀ノ川」における〈虚〉と〈実〉 —花の実家はなぜ〈九度山〉なのか―
髙田欣一 川端文学の再評価
大鐘稔彦 ノーベル文学賞寸考—アンチハルキストの立場から―
中沢けい 山笑う草吠える
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同人雑誌季評
河中郁男 《死》から考える現代人の生
谷村順一 日常とは違う日々を 生きる
同人雑誌・会員から
小出和美 「宿題」の出る文藝同人誌
小豆沢優 鳥が運んでくる
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連載
清水節治 〈文学忌・今昔〉7 多喜二忌
荻野 央 学界への窓 8 現代意識と文学
柴田 翔 私の朝鮮半島地図(3)往復する二百九通の手紙 ─遠い故国へ 約束の妻から─
芹沢俊介 「ことば」と「からだ」 21 はたらく〈3〉
伊藤氏貴 文藝季評 31 小さな生の集まり
佐藤洋二郎 「私小説」を歩く 第十六回 上林 暁 常に不遇でありたい。そして常に開運の願を持ちたい。
松本 徹 大倉山から 5 歴史研究の「空白」 南朝は正統たり得るか
勝又 浩 日本語と日本文化に関するノート⑨ 初めにことばあり ─神と神々
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コラム
勝又 浩・山之内朗子・松本 徹
編集委員
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伊藤氏貴
文芸評論家。明治大学文学部教授。昭和四十三年千葉県生。
著書『美の日本』『同性愛文学の系譜』など。
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勝又浩
文芸評論家。昭和十三年横浜市生。
著書『山椒魚の忍耐─井伏鱒二の文学』『私小説千年史』など。
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佐藤洋二郎
小説家。昭和二十四年福岡県生。
著書『妻籠め』『未練』『佐藤洋二郎小説選集1・2』『Y字橋』など。
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津村節子
小説家。昭和3年福井県生。学習院女子短大卒。日本藝術院会員。
著書『玩具』(芥川賞受賞作)『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)『紅色のあじさい』ほか。
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富岡幸一郎
文芸評論家。関東学院大学教授。昭和三十二年東京生。著書『戦後文学のアルケオロジー』『内村鑑三』ほか。
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中沢けい
作家。法政大学教授。昭和三十四年神奈川生。著書『女ともだち』『楽隊のうさぎ』ほか。
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松本徹
作家・文芸評論家。昭和八年札幌市生。
著書『西行 わが心の行方』『三島由紀夫の時代─芸術家11人との交錯』など。
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