
価格
1320円(税込)
ページ数
310ページ
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発売日
2021年3月12日
ISBN
978-4-86265-855-5

サラリーマン常磐満作の時間
大木邦夫
- 大木邦夫著「ポットをたたきわるハリジャン」好評発売中!
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モノローグと書簡で展開する新たな小説手法
文化と自然の狭間で生きる人間の悲哀を描きながら家族とは、国家とは、人間にとって未来はあるのかを問いかける
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人間には誰でも運命的な出会いというものがあります。一人一人がそれぞれに異なる仕方で出会いに対応しながら、それぞれの人生に取り組んでいく、そこに孤独な戦いと同時に人々の不可思議なつながりがあるように思われます。(「あとがき」より)
目次
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導入部
第1話
第1章 孝雄と知念坊、満作とおかみ
第2章 知念坊と孝雄の往復書簡
第3章 満作と多恵子、冨美子の合格
第4章 満作と信子、孝雄、冨美子の事故
第5章 満作と家族、志摩敏夫が冨美子を見舞う
第2話
第1章 満作と次長、そしておかみ
第2章 知念坊と孝雄の往復書簡
第3章 満作の妻と子供たち
第4章 満作、知念坊を訪ねる
第5章 一馬、冨美子を訪ねる
第3話
第1章 満作の職場、そしておかみ
第2章 ささやかな結婚式
第3章 知念坊と孝雄の往復書簡
第4章 理恵子と冨美子
第5章 満作、新しい職場へ
第6章 知念坊と孝雄の往復書簡
第7章 佐久平の死
第4話
第1章 知念坊と孝雄の往復書簡
第2章 満作の自宅にて
第3章 居酒屋にて
第4章 満作の職場
第5章 知念坊と孝雄の往復書簡
第6章 冨美子と一馬、満作
あとがき
著者略歴
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大木邦夫(おおき くにお)
昭和23年(1948年)宮崎県児湯郡高鍋町で生まれる。
昭和41年(1966年)宮崎県立大宮高校卒
昭和49年(1974年)東京大学経済学部卒
昭和49年(1974年)千葉県庁就職
平成21年(2009年)インド哲学を学ぶため南インド旅行
平成22年(2010年)千葉県庁退職
以降、Website「タラの芽庵便り」により、南インドとの文化交流に携わる。