価格
1650円(税込)
ページ数
122ページ
発行日
2021年5月25日
ISBN
978-4-86265-889-0
レクイエム 言葉一つ遺さずに逝った夫へ
小森由美
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過去からの光は背後から射すのだから、きっと背中を押すのだろう。……
38年間共に生きてきた夫がある日突然倒れ、別れの日までの9か月間、ついに言葉をかわすこともかなわなかった体験から生まれた、5つの短編。
目次
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プロローグ
九か月の記–夫との二八二日
岸辺に立つ
胡蝶花(シャガ)の友
黄泉へ
そして流れる泡になる
あとがき
引用と参考文献
著者略歴
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小森 由美(こもり ゆみ)
1954年、山形県河北町生まれ。岐阜県在住。
東洋大学国文学科卒業。
文芸同人誌「弦の会」同人。中部ペンクラブ会員。
著書に『冬の蛍』『夜を漕ぐ舟』『竜の舟』等。