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価格
1760円(税込)
ページ数
174ページ
発行日
2021年5月31日
ISBN
978-4-86265-894-4
マスコミ掲載・書評
産経ニュースで紹介
大英帝国2.0 英語圏の結束、そして日本
宇津木 愛子
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形を変えて現在進行形で続く大英帝国
英国のEU離脱によりかつての「帝国」が活発な動きを見せている。日本人の多くが知らない、米国をふくむ旧植民地や「英語圏」の実態と我が国が置かれている状況を、英国事情のスペシャリストである筆者が解説する。最新情報満載!
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アングロスフィア・ファイブ・アイズ、コモンウェルスといった「英語圏」の実態は広く知られていないが、世界に大きな影響を与えている。その実態を読み解くことにより、次世代の新しい世界システムの可能性が見えてくる。
目次
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はじめに
第一章 2・0が意味すること
極東の目にはEmpire 2.0は揶揄ではない
「帝国2・0」の責務
第二章 バックキャスティングという特殊な才能
世界に比類のない一〇〇年後の平和の準備
元エネルギー相 デヴィッド・ハウエル氏
帝国2・0を既に考えていたオックスフォード大学の学生
第三章 24億人の仲間がいる
ウェストミンスター憲章
CANZUK
第四章 Anglosphere(英語圏)という課題に火がついた
Anglosphereの周辺に渦巻くプライドと攻撃
Anglosphereは、あっという間に学術用語になってしまった
ダンカン・ベル教授によるAnglosphereの定義の試み
CANZUK 二十一世紀のスーパーパワー候補
ウィンストン・チャーチルの理想と重なる
現実を見据えたCANZUK支持者
基軸言語をめぐる対立
第五章 情報の覇権を握るファイブ・アイズ 日本の決断は?
両面併せ持つブリティッシュ・パワー
英語圏に日本が加わる?
ファイブ・アイズの歴史
第六章 日本の比類なき英語パワー
結びにかえて
謝 辞
巻末資料 コモンウェルスの加盟国のリスト
著者略歴
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宇津木 愛子(うつぎ あいこ)
横浜雙葉学園卒。上智大学外国語学部卒。同大学修士課程、理論言語学専攻修了。英国ケンブリッジ大学に留学、博士号を取得(英語構文の分析)。学位取得後も研究を続け、ケンブリッジ大学における研究歴は約8年。専門は理論言語学。
慶應義塾大学商学部教授を経て、現在は慶應義塾大学名誉教授。教職課程において「英語圏事情」講義担当。英国式ディベート国際大会における決勝戦の審査員の資格を有す。
日英協会会員(会長は駐日英国大使)、日本英語交流連盟会員(本部はロンドン)
著書
Function and Structure(共著、John Benjamins Publishing Company、1999年)
『日本語の中の「私」─国語学と哲学の接点を求めて』(創元社、2005年)
『世界と英語と日本人』(北樹出版、2016年)
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