新版 誤れる現代医学〈第2版〉
橋本行生
- 好評につき増補・改訂を行った第2版。
改版にあたり「第8章 新型コロナウイルス感染症重症化の真因はウイルスではなく活性酸素種 フリーラジカル傷害」「最終章 死に方の研究」を新章として追加収録する。
- 新型コロナウイルスとワクチンへの疑義
新型コロナウイルス感染症の重症化と死因はウイルスではなく、活性酸素種/フリーラジカル傷害が主因。多量の活性酸素を発生させる喫煙やフリーカジカル化した精製油の加工食品を避け、活性酸素種を消去する野菜スープ等々を十分量摂取していれば、たとえ感染しても重症化せず、むしろ免疫力が身につく。感染は決して悪ではなく、恐れてはいけない。
- 本書の基本概念
(一)「対米隷属路線からの独立」
対米敗戦後、精神的な武装解除まで為された日本人としての屈辱を忘れない。
(二)「あなたこそあなたの主治医」
本来の医療は人間の生活能力の一つであり生きることの基礎。
(三)「治療学総論と治療学の必要性」
現代医学には治療学という用語すら存在しない。
(四)「医学の科学性と、科学の精神」
日本の臨床医学は基礎医学・基礎的な研究と乖離している。
分子生物学・フリーラジカルという概念の導入が必須。
(五)「『戦う医療』から『支える医療』へ」
日本の医療の崩壊と再生。
目次
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序論・新版 誤れる現代医学
第I部
第1章 生き方の基本「息・食・動・想」
第2章 呼吸法の生理学
第3章 尿を飲む
第4章 ビタミンCの臨床 ─ビタミンC欠乏症は多く、これを検査せず放置している現代医学の盲点─
第5章 低線量長期内部被曝とダメージ・コントロール ─日本政府と東電の棄民政策に対し、大衆の為すべきこと─
第6章 転倒・骨折し寝たきりとならないために ─骨盤を立て趾を効かせる姿勢を無視する整形外科─
第II部
第7章 インフルエンザと天然痘 ─免疫学を無視した壮大な無駄/インフルエンザ・ワクチン─
第8章 新型コロナウイルス感染症 重症化の真因はウイルスではなく活性酸素種 フリーラジカル傷害
第9章 コレステロールの欺瞞 ─虚構の上に立ち製薬企業と結託した学会─
第10章 脳卒中の研究 ─脳卒中対策は降圧剤のみではなく高蛋白食と抗酸化物質を─
第11章 肺がん陰影の消失と自己免疫疾患の発生 ─オプジーボ批判と免疫療法の正道─
第III部
第12章 誤診・誤治療論
第13章 リンパ節は廓清せずに温存されなければならない
第14章 『がん検診の大罪』は本当か
第15章 進行がんの長期生存例 ─進行がんでも生きられる─
第16章 生死の研究 ─重装備の現代医学より介護保険の充実が健康長寿へ─
最終章 「死に方」の研究
あとがき
著者略歴
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橋本行生 本籍名 橋本行則(はしもとゆきのり)
(略歴)
昭和10年生まれ、本籍熊本県、医学博士。
昭和35年、熊本大学医学部卒、同大学院およびオーストラリア・モナシュ大学で骨格筋・平滑筋の電気生理学の研究、東大医学部物療内科から社会福祉法人毛呂病院(現埼玉医大)第二内科、国立東静病院内科、岩手県衣川村国保診療所を経て、昭和49年より大阪府枚方市で橋本内科医院・みずほ漢方研究所、平成 3 年より熊本市で橋本行生内科を開設、現在に至る。
(著書)
誤れる現代医学、創元社、昭和46年
病気を直すのは誰か、創元社、昭和49年
あなたこそあなたの主治医、農文協、昭和54年
医者がすすめる民間療法、講談社、昭和54年
自立こそ治癒力の源泉、柏樹社、1979年
治療学への提言、創元社、昭和55年
病気は自分で直す、三一書房、昭和59年
病からのひとり立ち、三一書房、1984年
操体・食・漢方・現代医学 家庭医療事典、農文協、昭和61年
病気を治す着眼点、柏樹社、1988年
医療をささえる死生観、柏樹社、1988年
魂が救われるために、勁草出版サービスセンター、1991年
病いを知り己れを知る、農文協、1994年
いっしょに治るいくつもの病気、農文協、1996年
共著:私こそ私の主治医、 緑風出版、2001年
症例による現代医学の中の漢方診療、医歯薬出版、2003年
新版・あなたこそあなたの主治医、農文協、2003年
病気を直す心意氣、農文協、2004年
共編著:あなたにもできるがんの基礎療法、農文協、2005年
魂が救われるために第六巻、自家出版、平成23年