価格
1650円(税込)
ページ数
250ページ
発行日
2021年11月12日
ISBN
978-4-86265-924-8
マスコミ掲載・書評
中國新聞で紹介
タヒチからの手紙
葉山弥世
- 幼少時、外地からの引揚げ家族であった作者には、戦争の厳しさは戦後にこそあったのだろう。そうしたなかで鍛えられ育まれた独特な夢と精神とが、この一冊には貫流している。特に「タヒチからの手紙」「命の日々」には作者の純雅な姿勢がくっきりと影を映して、爽やかである。(文芸評論家 勝又 浩)
目次
- タヒチからの手紙
命の日々
あの一年
ひとり暮らし、その後
初出一覧
あとがき
著者略歴
-
葉山弥世(はやま みよ)
1941年 台湾花蓮市生まれ
1964年 広島大学文学部史学科卒業
1964年より2年間、福山暁の星女子高校勤務
1967年より広島女学院中・高等学校勤務
1985年 中国新聞主催「第17回新人登壇」入賞
1986年 北日本新聞主催「第20回北日本文学賞」選奨入賞
1996年 作品「遥かなるサザンクロス」が中央公論社主催、平成8年度女流新人賞の候補作となる。
2000年 広島女学院中・高等学校退職「広島文藝派」同人(広島県廿日市市)「水流」同人(広島市)
著書:『赴任地の夏』(1991年)『愛するに時あり』(1994年)『追想のジュベル・ムーサ』(1997年)『風を捕える』(1999年)『春の嵐』(2001年)『幾たびの春』(2003年)『パープルカラーの夜明け』(2006年)『城塞の島にて』(2009年)『たそがれの虹』(2011年)『夢のあした』(2013年)『かりそめの日々』(2015年)〈以上、近代文藝社刊〉『花笑み』(2017年)『ストラスブールは霧の中』(2019 年)『タヒチからの手紙』(2021 年)〈以上、鳥影社刊〉