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価格
1650円(税込)
ページ数
390ページ
発行日
2021年10月31日
ISBN
978-4-86265-931-6
季刊文科86
目次
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特集「超短編のすすめ 女性作家編」
名作十選
樋口一葉 雪の日
与謝野晶子 南さん
岡本かの子 茶屋知らず物語
宇野千代 煖炉
平林たい子 盲中国兵
佐多稲子 狭い庭
壺井栄 そぶつ
幸田文 音
三枝和子 白い誘惑
大庭みな子 フィヨルドの鯨
書き下ろし
野崎有以 蝶を見た
椿うたは ガーターベルト
小林エリカ 女が鑑賞する絵画
中島たい子 無人販売所
中沢けい 小さな足跡
笙野頼子 古酒老猫古時計老婆
増田みず子 延長
庵原高子 面会日
吉田知子 へのへのもへじ
日本文学の主流は女性作家である 富岡幸一郎
早送り・近代超短編小説概史 勝又 浩
創作(小説)
新連載 鎌倉幽世八景〈1〉 扇ガ谷 藤沢 周
最終回 くたかけ〈12〉 小池昌代
最終回 結交姉妹〈10〉村上政彦
医学と文学の間〈5〉—一アウトサイダーの生涯― 大鐘稔彦
乱雲の月―後光厳天皇の時代〈4〉「菟玖波集」を編む 松本 徹
短日 永野秀夫
ある中廊下の家 屋代彰子
いのちのはてのうすあかり 篠宮あき
資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのか 群青
バトウセイウン 谷口俊哉
文科(エッセイ)
野口冨士男生誕一一〇年のことども 平井一麥
有吉佐和子の未完小説「油屋おこん」について 半田美永
ヘダ号の奇跡 飯沼青山
断捨離か整理か 神宮清志
「全国同人雑誌協会」の発足─「まほろば賞」と「同人雑誌大賞」 五十嵐 勉
同人雑誌季評
箱庭的な世界 谷村順一
愛のかたち 河中郁男
連載
最終回〈文学忌・今昔〉12・完 くちなし忌 清水節治
海の詩学─三島由紀夫 3 十代前半に描かれた〈海〉―『笹舟』を中心に― 鈴木ふさ子
学界への窓 13 野口冨士男「熱海糸川柳橋」―記憶の記録 野寄 勉
私の朝鮮半島地図(8) 寄り道北京 文革の影 ―そして乾いた黄河など 一九九〇年早春 柴田 翔
「ことば」と「からだ」 26 はたらく〈8〉 芹沢俊介
文藝季評 36 三十代の活躍 伊藤氏貴
「私小説」を歩く 第二十一回 坂上 弘 文体は思想の容れ物 佐藤洋二郎
大倉山から 9 三島由紀夫の切腹 天狗党の乱の衝撃 松本 徹
道元—「正法眼蔵」の宇宙と人間(二) 月と都機 勝又 浩
砦(コラム)
勝又 浩
松本 徹
編集委員
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伊藤氏貴
文芸評論家。明治大学文学部教授。昭和四十三年千葉県生。
著書『美の日本』『同性愛文学の系譜』など。
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勝又浩
文芸評論家。昭和十三年横浜市生。
著書『山椒魚の忍耐─井伏鱒二の文学』『私小説千年史』など。
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佐藤洋二郎
小説家。昭和二十四年福岡県生。
著書『妻籠め』『未練』『佐藤洋二郎小説選集1・2』『Y字橋』など。
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津村節子
小説家。昭和3年福井県生。学習院女子短大卒。日本藝術院会員。
著書『玩具』(芥川賞受賞作)『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)『紅色のあじさい』ほか。
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富岡幸一郎
文芸評論家。関東学院大学教授。昭和三十二年東京生。著書『戦後文学のアルケオロジー』『内村鑑三』ほか。
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中沢けい
作家。法政大学教授。昭和三十四年神奈川生。著書『女ともだち』『楽隊のうさぎ』ほか。
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松本徹
作家・文芸評論家。昭和八年札幌市生。
著書『西行 わが心の行方』『三島由紀夫の時代─芸術家11人との交錯』など。
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