価格
1540円(税込)
ページ数
222ページ
発行日
2022年5月30日
ISBN
978-4-86265-958-3
感動する、を考える
相良敦子
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NHK朝ドラ脚本家の斬新な「感動」論!!
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「一人の脚本家が「感動」のメカニック解明の旅に出た。そしてボクもその旅の同伴者になった。」(映画監督 若松節朗)
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「感動する、のもう一歩奥の世界へ。」(東大名誉教授 竹内整一)
目次
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はじめに
1 私の場合
サムライとミュージカル╱『フランダースの犬』╱『王様の耳はロバの耳』╱ 立派に育ったきゅうり
2 感動とは、個人的な体験である
「驚き」「達成」「充足」「回帰」╱ シルクロードの旅╱「共感」という感情╱ギリシャ悲劇『アンチゴーヌ』とサムライ╱「共感」と「解決」
3 カタルシスというもの
作為的なカタルシス╱主観と客観
4 往年の名作たちからみる、カタルシス
『ニュー・シネマ・パラダイス』/『幸福の黄色いハンカチ』/『サウンド・オブ・ミュージック』╱心を揺らし続けること
5 「知っている」ということ
心のベースとしての「知っている」 ╱『友だちのうちはどこ?』╱知っていること、の重み╱ スポーツと感動╱コロナ禍中のレストラン開店╱祖父の生い立ち╱無限に生きられないということ╱昇る朝日から受ける感情╱感動の背を押すもの╱『生きる』と『道』╱「人生の絶景!」 ╱「もののあはれ」
おわりに
付 記
主な著者作品一覧
著者略歴
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相良敦子(さがら あつこ)
1959年生まれ。脚本家・作家。
学習院大学文学部史学科卒業。
制作現場を経て、NHKの脚本懸賞入賞を機にデビュー。
以後、テレビドラマを中心に、ラジオ、映画、舞台、小説、絵本と、幅広いジャンルで執筆している。
主なテレビドラマに、連続テレビ小説「ウェルかめ」、「バッテリー」、「七子と七生」、「昨日の敵は今日の友」、「シングルマザーズ」、「サイレント・プア」(以上NHK)など多数。